平成22年10月から平成23年3月までの報告(平成23年5月15日移動)
◆◆例会報告(2011年3月9日)◆◆
《参加者》小林、吉野、斎藤常、稲葉昌、溜口、増渕、君島、近藤、平石、津久井、山岸、松岡、横山、三柴、田中
 植木(16名参加)

○お知らせ
・県岳連 総会 4/16 吉野、東、植木
・岳友会 総会 4/23(土)17:00〜
・登山教室
  夏 7/10:燧ヶ岳  秋 9/25:至仏山

■■山行報告(2011年3月9日号)■■

■高曽根山(こうぞねやま)1443m・山スキー
【山行日】平成23年3月6日(日)
【山域山名】裏磐梯周辺 
【メンバー】松岡ズ
【地形図】1/25000桧原湖 熱塩
【天候】雪
【主装備】スキー山行
【ルート&タイム】
 宇都宮発5:30==猪苗代IC--蘭峠8:05/8:35〜高曽根山11:00/11:20〜蘭峠13:35--猪苗代IC==宇都宮17:00
【概要】檜原湖をぐるっと回って蘭峠に着くと先着2台ワゴン2台あり既に出たらしい。路肩に止めて支度をしてい
る内にもう一台地元のご夫婦らしき2人連れが到着。だんなが135cm位の中途半端なスキーにガムテープでの取り付
けシール奥様がカンジキと云う組み合わせ。歩き出すと先行者達は結構な人数が居るらしい。スノーシューの跡が
続いている。歩き出して直ぐ雪が降り出した。しばらくはトレース沿いの林道歩き。直にご夫婦に追いつかれる。
手製のでっかいリングの付いたストックが自慢のようなので写真に撮らせてもらう。登りにかかったところで団体
さんを抜いていく。ブナの良い斜面になる。雪も良いし滑りが楽しみ。風雪が強くなり登りがキツクなったあたり
でご夫婦はここから帰りますと下っていった。スノーシューの団体さんはもっと下で戻ったらしい。我々だけにな
って久し振りに目出帽子なぞ出して被る。山頂は360度の展望が良いらしいがこれでは何も見えないのですぐに滑り
出すことに。気持ちの良いブナ林の斜面が何ともいい感じ。長い林道も滑ると15分位で降りてしまった。今度は天
気の良い日に来てみたい。檜原湖を見ながら滑降出来るらしい。

■那須朝日岳・雪山
《山行日》11/03/05(土)《参加者》溜口
《日程》《概要》三本槍を目指しましたが、風が強く、朝日岳の手前から引き返しました。

■古賀志山・一般
《山行日》11/03/05(土)晴
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》赤川ダム駐車場(駐車)〜(北登山道)〜古賀志〜(北登山道)〜赤川ダム駐車場《要約》とてもいい天気で、
日光方面が良く見えました。頂上近くの日陰には少し雪が残っていました。

■那須茶臼岳・雪山
《山行日》11/02/27(日)《参加者》溜口

■西大巓・山スキー
《山行日》11/02/27(日)《参加者》松岡ズ、山本、戸室
【天候】うす曇
【温泉】裏磐梯健康センター(500円)
【ルート&タイム】宇都宮発5:40=グランデコスキー場8:15-西大巓10:30--西吾妻小屋11:25/11:55--西吾妻12:20
 〜二十日平14:20〜グランデコ14:35−裏磐梯健康センタ−=宇都宮18:30
《内容》ここのところ大して降っていないようでトレースがバッチリ付いていて楽チンです。のんびり登って何時
もの時間に西大巓、天気も良く磐梯山や雄国沼まで良く見えます。きょうはシールを剥がして東斜面を少しすべり
西吾妻へ登り返します。ちょっとでもいい感じです。前回寄らなかった小屋で休憩、丁度先行者が一人出て行った
ばかりで誰も居ません。そこから西吾妻山へは15分ばかり登りです。流石に風が冷たく感じます。シールを剥がし
て滑り出し少しの間ガリガリデコボコで滑りにくいですが直ぐに柔らかい雪になり快適になります。毎回コースが
変わって今回は平らなところに当たり10分ばかり歩く羽目になりました。それでも前回より旨くスノーブリッチを
渡りスキー場に戻れました。

■西大巓・山スキー
《山行日》11/02/20(日)
《参加者》増渕、倉俣、植木
《日程》大田原5:30--那須塩原6:00/6:30--黒磯板室I.C.==猪苗代I.C.--グランデコ8:40/9:00/9:40〜西大巓11:00
 /1本目11:30 2本目12:05 3本目13:40〜西尾根14:30〜スキーコース15:35〜レストハウス15:45--那須塩原19:00
 --大田原19:20
《概要》標高が高いのでパウダーが残ってました。
《内容》前日の土曜日は大戸沢岳を目指しましたが、スノーシェッドの上で「カリカリ&もなか」だったので撤退
して高畑で滑っていました。オレンジには少し残っていましたが、何せ「クラスト」。明日はどうする?といった
時、まっさんからナイストス=西大巓など。即決定!
 シールを忘れるミスがありましたが高速の人となりました。移動性の高気圧が勢力を残し今日も無風快晴!猪苗
代から見る西大巓&西吾妻はいい感じです。リフト乗り継いでトップに来るとなんと三柴君が登場!バスツアーで
来るつわものでした。三柴君と別れ林を登ります。雪は思った以上に「いい感じ」で期待が高まります。思った以
上に多くの人が登っているようです。西大巓につくと松岡さんたちがいてびっくり!飯豊がばっちり見えます。気
持ちいいです。早速松岡さんたちは東斜面を滑降、いい感じです。私たちもたまらずにドロップイン!いやー!
予想以上に軽いじゃないですか!くるぶしからすねパウです。「ワーオ!」思わず声が出てしまいました。さすが
西大巓、裏切らないですね。登り返してさっそく2本目。これまたいい感じ。ボトムで西吾妻を見ながら「乾杯!」。
それじゃぁと3本目。これまたいい感じ。「4本目は?」と体に聞くと「もうだめかも」ということで頂上を後にし
ました。ちょうど雲が広がりつつありました。南西の尾根を滑るつもりが右に寄りすぎてしまい1598mpがらみの尾
根に入りそうになってしまいました。早速正規のコースに戻るべく左にトラバース気味に滑り、ブナ林に出てコー
スに戻ってきました。軽いアドベンチャー。これまたドキドキです。あとはボーダーもまばらのところを滑って終
了です。やっぱり山スキーは最高ですわね。もしかしたらパウダーはおしまいかもと思うと寂しくなりました。

■茶臼岳・雪山
《山行日》11/02/20
《参加者》溜口

■男抱山・一般
《山行日》11/02/19(土)晴
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》ただおみ温泉近くの墓地(駐車)〜頂上〜ただおみ温泉
《要約》国道293号線沿いのただおみ温泉近くの墓地に駐車し、歩いて30分ほどで登頂できます。隣には富士山と
いうピークがあって双耳峰のようです。男抱山の頂上は岩峰になっていて眺めは良いのですが、標高が低いため日
光方面は見えませんでした。

■西吾妻山・山スキー
《山行日》平成23年2月11日(建国記念の日)
《メンバー》松岡、(田沢、木村、関谷は谷峰会)
《地形図》吾妻山
《天候》曇り、微風
《ルート&タイム》宇都宮発5:50==猪苗代IC--グランデコスキー場8:50〜ゴンドラ、リフトと乗り継いでゲレンデ
 トップ9:55/10:15〜西大巓11:50/12:00〜西吾妻13:00/13:20〜二十日平経由〜中ノ沢渡渉15:35〜グランデコス
 キー場16:05--宇都宮20:00
《概要》
太平洋側は雪でグランデコ辺りは曇りの予報なので出掛けることに、家を出る時は雪が降っていたが福島に入ると
道路は乾いている。猪苗代IC手前で30分程渋滞、それでも3時間程で付く。駐車場は半分位空いている。ゲレンデ
トップからトレースを頂きながらのんびり行く。それでもやっぱり何時もの時間に西大巓に着く。振り返ると桧原
湖が薄墨絵のように見える。そのまま西吾妻へ向かう。見通しも良く風も弱いので不安は無い。10名ほどのスノー
シュー団体が前を行っているようでトレースはバッチリ。樹氷の間を縫っていくと小屋まで行ってきたスノーシュ
団体さんが戻ってきた。ガイド付きだって。われわれはトレースと分かれて西吾妻に向かう。ボコボコで樹氷の間
は歩きにくい。山頂は人も居ず標識も判らない。シールを剥がして滑り出しはガリガリ凸凹でシラビソの根元に落
ちると容易に出られない。少し行くと柔らかい雪になり快適なツリーランが楽しめる。慎重に方向を確かめながら
二十日平を通過して中ノ沢をスノーブリッジで渡ってスキー場に戻る。

■WCM in 足尾・その他
《山行日》11/02/11〜2/13
《参加者》植木、山岸
《日程》・2/12 岳友会本部17:00--銅公園手前P19:00/23:00(泊)
・2/13 銅公園手前P 5:00/8:40--足尾公民館8:45/12:30〜川本12:40/13:20--岳友会本部15:00
《概要》WCMってやっぱり、想像の100倍スゴイ!!!。
《内容》・2/12 スキー塾が終わり、岳友会本部に移動して山岸さんと合流、そして足尾を目指しました。この時
期に珍しい太平洋岸の大雪。さぞや足尾も降っているかと思いました。その通り、いつもは乾いている駐車場に20
cmの積雪がありました。19:00。「もう暗いから全員帰ってきてる」と思ったら、大山さんパーティーのみ
帰投しているだけでした。まだ登っているパーティーもいると聞き驚愕!!なんだかすげえなぁ。そういえば、計
画書の名簿の右に「直上」とか「凹角」とか「白峰会」とか「R6」とか書いてありましたわ。何時になっても帰
ってきません。みんな心配してますが、昨日も「こんな状況」だったとのことです。私はゲート奥の駐車場にお迎
えに何回か行きました。その際、私の問いに対して下山してきたみんなが「いやー、最高だったっす」の連発に驚
きました。夏でさえ登るのが大変なルートに、大雪を払って登った人の発言とは思えませんがな!!それにもう
22:30ですよ!それでも全員無事下山したということで、やっと乾杯!私の持ってきた末廣と馬目さんが持っ
てきた酒のコラボレーション!ビーフシチューも最高!デカいテントも最高!就寝は1:00でした。
・2/13 5:00に起床するも、私はオロオロするだけ。栃木スタッフのみんながてきぱきと動き朝食時間。そし
て撤収して足尾公民館に移動しました(そして用を足しました)。そしてスライドショー。谷嶋さんの松木紹介。仙
台のアイス紹介。そして、アラスカのクライミング!すごすぎです!「アラスカよりも松木の方が厳しい。」なん
て!っつーことですわな。最後にみんなを送りだし、川本でメンチランチをいただき解散しました。野村さんたち
のエネルギーの方が負けずに輝いていたかもしんないです。

◆◆例会報告(2011年2月23日)◆◆
《参加者》小林、吉野、斎藤常、野中、溜口、増渕、松岡、倉俣、山岸、田中、植木(11名参加)

○お知らせ
・山岳共済の更新手続
  締め切り3月9日
  職種によって掛け金が異なります。
  A 6710円 B 7010円

○学習会
・計画書についてその項目や目的について共通理解を図りました。
 担当の倉俣さんありがとうございました。

・週間予報支援図の大まかな見方について学習しました。

◆◆例会報告(2011年2月9日)◆◆
《参加者》小林、吉野、斎藤常、野中、溜口、増渕、山岸、田中、植木(9名参加)
     田中さんが入会されました。
○お知らせ
・山岳共済の更新手続
  締め切り3月23日
  職種によって掛け金が異なります。
  A 6710円 B 7010円

・今度の3連休、足尾で「ウインタークライマーズミーティング」が 開かれます。1・2日目がクライミング。
 3日目が足尾公民館でスライドショーの予定です。一流の方々が集合します。見学だけでもどうですか?

・小林さんと増渕さんが表彰を受けました!
 後で祝賀会をやります。

■■山行報告(2011年2月9日号)■■

■桝形山・スノーシューイベント
《月日》11/2/6
《参加者》宮内、君島。野中、関、小林 一般公募者36名
《報告》山の駅たかはら主催のスノーシューイベントにガイド役として矢板岳友会が参加しました。
 今冬は二回目のイベントになります。目標は桝形山。冬は殆ど訪れる人が居ない僻地ですが、雪が付くと薮が隠
れて絶好のスノーシューの天下となります。山の駅たかはらで恒例のお汁粉攻め?にあってか出発しました。最初
は道路を歩きますが車の轍が凄くて歩くのに苦労させられました。八方湖近くの分譲地から山に入りますが、一昨
日偵察してあるので道は踏まれていて歩くのは問題ありませんでした。桜沢から吹き上げる風を心配しましたがそ
れほど強くなくて助かりました。途中 目玉親父(なためが命名。木に大きな瘤が出来て鬼太郎の目玉親父そっく
り)に寄り、写真など撮ってから枡形山に向いました。大きな栗の木に熊棚があってこの付近は熊の生息地である
ことを確認しました。桝形山山頂は平坦で三角点と看板が無ければ通り過ぎるようなところでした。西に移動する
と塩原温泉郷が見下ろせました。
 前黒山は霞んでいて良く見えませんでした。ブナとミズナラの木が抱擁した立ち木を「至福の木」と命名しまし
たが縁起を担ぎ?願い事を叶える木であると宣伝してみました。桝形山は山の駅から約3kmの位置でシロヤシオ
の木が桜沢側の斜面に多く自生しています。春は素晴らしい楽園となりそうな場所だと感じました。往復!3時間
の道程で歩けますので是非!大勢の登山者を期待したいです。下山は登ってきた道を帰りましたが、高低差が余り
無いので疲れは少ない山だと思いました。

■那須朝日岳・一般
《山行日》2011/02/05
《参加者》溜口
《日程》大丸8:50〜峠の茶屋9:30〜峰の茶屋跡〜剣が峰〜朝日岳11:40〜峰の茶屋〜-大丸14:00
《本文》いつもの年の茶臼は雪が降った時だけ白いが、今年は、ずっと白いままだ。今朝起きると、山がみえた。
どこも行くあてがないので、茶臼に行くことにした。大丸から歩き出し、峰の茶屋に着くと、天気は上々、予定変
更で朝日に向かった。今年は雪は多い。朝日への登山道は埋まっているところが多くあった。朝日から戻り、峰の
茶屋跡避難小屋でカップラーメン札幌醤油(お湯を入れて5分)を食べ大丸に戻った。小屋を出たときは風が強く、
舞い上がった雪で視界がさえぎられた。それも、中の茶屋までだった。

■南平山・一般
《山行日》2011/01/29(土)
《参加者》溜口
《日程》01/29川治運動公園 9:30--アジサイ公園--9:50登山道入り口--鉄塔10:20--東屋12:10--引き返し点12:30
《本文》先週、先々週の土曜日に登山口まで行ってみたが、登れる状態ではないと判断しあきらめた。今日は行け
るだろうと思い行ってみた。途中までは、いい感じだったので気持ちよく登れた。鉄塔をすぎると急に雪の量が増
した。それでもふくらはぎぐらいなので一歩一歩登った。なおも登り東小屋に着いた。小屋を越えると、雪はさら
に深くなった。山頂まで直線距離で約180m。このままこえでも、1時間では無理と考え、東小屋に戻り、カップ、
佐野ラーメンを食べ下山した。

■八方ヶ原スノーシュー・雪山
《月日》11/1/23
《場所》 八方ヶ原 牧場周辺
《参加者》宮内、君島。野中、関、本間、小林 一般公募者28名
《報告》山の駅たかはら主催のスノーシューイベントにガイド役として矢板岳友会が参加してきました。
 今冬は4回の計画ですが、1/9の一回目は雪不足で中止。今回は大雪が降ったので待望のイベントが開催されまし
た。予報では風強しでしたが、以外と穏やかな一日となりました。おしるこの接待を受けてから、開会式。9時に
山の駅をスタートしました。新雪の上を蹴散らして歩くのがスノーシューの醍醐味なので、牧場内の降り斜面は思
い思いのコースを歩いてもらうことにしました。尾根を登りダケカンバの丘に向かいました。ここは最近 新聞に
写真が載ったところで冬だけの別天地になりそうです。それから八方湖に向かい、途中の熊棚を案内してから、牧
場内の周回道路を辿って帰り道としました。初心者が多く、嬉々とした姿も見られました。帰着してからスノーシ
ューを買うんだと言う人も出て、和やかなうちに山の駅でお昼となり、温かいトン汁を頂いてから解散となりまし
た。

■八ヶ岳・冬季登攀研修会・雪山
《月日》11/01/22(土)〜1/23(日)
《参加者》植木、倉俣、山岸、近藤、他(渓嶺(勅使河原、上小牧)、白峰(梶谷、森、石田)、古河(海野)、ミソジ
(大山、萩原))
《日程》
・1/21(金)矢板18:40--矢板I.C.--佐野藤岡I.C.--桐生太田I.C.--佐久I.C.--白樺湖--美濃戸口 八ヶ岳山荘23:50(泊)
・1/22(土)美濃戸口5:20/6:10--美濃戸6:30/7:20〜赤岳鉱泉(泊)
  A 阿弥陀岳北稜 赤岳鉱泉9:45〜文三郎道分岐下10:30〜北稜岩峰取付点〜ナイフエッジ上〜阿弥陀岳13:27
   〜中岳沢コル13:57〜文三郎道分岐14:30〜赤岳鉱泉15:00
  B ジョウゴ沢IC
  C 硫黄岳  赤岳鉱泉9:45〜赤岩ノ頭11:40〜硫黄岳12:00/12:10〜赤岳鉱泉13:15
・1/23(日)
  D 赤岳主稜 赤岳鉱泉7:40〜主稜取付9:40〜2P終了10:20〜赤岳13:20/13:30〜赤岳鉱泉15:00
  E 大同心 赤岳鉱泉7:40〜大同心〜赤岳鉱泉
  F アイスキャンディー
《概要》今回で通算4回目の冬季登攀研修会(岳友会関連のみ記述)
《内容》・1/21(金)美濃戸口の八ヶ岳山荘では仮眠ができるとのことなので、それを目指し移動、布団を敷いて仮
眠する。(すき屋などによらずにさっさと移動して睡眠時間にあてるべし。白樺湖まわりでもかかった時間は同じ。)
仮眠室2000円。
・1/22(土)5:20に起き出し、下で朝食を食べ車で美濃戸に移動しました。準備に手間
取りみんなを待たせてしまいました。すみません。近藤さんの調子が悪く、ゆっくり
と赤岳鉱泉に到着しそそくさと準備をし出かけました。

 A 阿弥陀岳北稜(上小牧、倉俣、森、山岸)
   赤岳鉱泉にて身支度をする。ハーネスを装着すると自然と気持ちが高ぶる。私は、光栄にも上小牧さんとの
ペアとなる。どんな登はんになるか?緊張する。行者小屋をへて、文三郎道分岐より、北稜への取り付点へ向う。
トレースあるもののワカンによるもので、深いラッセルとなる。交代でラッセルを行うが、上小牧さんのパワーに
は恐れ入る。樹林帯を抜けると楽になり、ダケカンバ急登を終えると岩峰取付点に到着。腹ごしらいして岩稜帯に
取付く。上小牧倉俣班は、トレースを追うあまり、取付きを通り越し、雪壁(かなり急)を登ってしまう。森山岸
班は、取付点を把握。雪壁を登るとナイフエッジの先端上に出る。そこで森山岸班を待つ。赤岳主稜は、見えない。
風はそれほど強くはないが、じっとしていると寒くなる。約15分位待ったがこないので山頂へ向う。記念写真を
とりすぐ中岳沢コルへ下山開始する。途中で北稜を行く森さんに声をかける。富士山が綺麗。権現も途中から山頂
を見せてくれる、甲斐駒・北岳も見える。振り返ると阿弥陀の岩稜帯がすごい。中岳コルでしばし後続を待つが、
こないので下山開始。中岳沢を下り、赤岳鉱泉へは、あっと言う間に到着した。部屋でビール、ワインを飲みマッ
タリしている頃に後続隊が到着した。いや〜、初の阿弥陀北稜良かったです。(報告:倉俣)
   昨日の比較的快適な仮眠室より出発、朝の八ヶ岳はやはり寒い。だいぶ着込んで出発したが、すぐに暑くな
って脱ぐ始末。赤岳鉱泉到着後、すぐに上小牧さんより「すぐに出発」の合図。アイゼン、ピッケル、ハーネスな
ど必需品を持って出発。思ったよりも緊張していて装備を何度も確認した。歩き始めてからニュー靴の保温性能の
素晴らしさを感じたが、次第に冷たくなった。縦走路から外れると、ラッセル祭りが開催され、少しづつ標高を上
げていった。樹林帯を抜けると稜線にすぐに出た。快適な稜線歩きに、天気も良くなったり、悪くなったり。少し
クラストしている登りを上がれば、下部岸壁の取り付きに着きました。ロープの準備、食事などを取って、取り付
きました。上小牧・倉俣班、森・山岸班に分れ、森さんがリードして下さいました。取り付きから、しょっぱい1
ピッチ目でしたが、意外と素直に通過できました。あとは、気持ちの良いフェースで快適でした。2ピッチ目の終
了間際には、噂のナイフリッジがあり、ヒヤヒヤしながら渡りました。その後、すぐに頂上で、写真を撮ってすぐ
に下山。風が強くなってきました。阿弥陀岳直下の下りが、雪がサラサラで急な下り。一番の核心だったかもしれ
ません。安全に下りました、いや〜良い山でした。(報告:山岸)

  
 B ジョウゴ沢IC(大山、萩原、勅使河原、海野)

 C 硫黄岳(植木、石田)
   近藤さんの調子が悪いので植木と石田さんで出かけました。赤岳鉱泉付近は無風でしたが、赤岩ノ頭で稜線
に出るとおととしの強さではないものの、そこそこの風が吹いており、視界もそんなに良くない状況でした。風の
ために雪が付いていない稜線状のところを硫黄頂上目指して登りました。頂上では火口壁がよく見えました。
しかし、ケルンは1つしか見えない状況でした。なので、横岳〜地蔵尾根〜行者小屋への縦走は中止して往路を戻
りました。そこそこの風にあたり、冬山を体験できました。
 夜は期待したステーキではなく「ホッケとカツオ鍋」でした(少し残念)。それでも梶谷先生のおかげでワイン
をごちそうになりました。ありがとうございました。そして夜はぬくぬくと毛布1枚で寝ました。最高です。
(報告:植木)
・1/23(日)
 D 赤岳主稜
   きょうは今回の目的である「赤岳主稜」。おととしは風と低温のために取付までにしか行かなかったのです
が、実現の日がやってきました。荷物を少なくしようということで勅使河原さんと山岸君の2パックにして植木は
空荷(!)。ありがとうございます。取り付きに向かって微風&ガスの中を進みました。降りてくる人に聞くと「風
が強い」とのこと。「今年もダメかぁ」と思いながらも文三郎から取り付きに向かって緊張のトラバースです。
1P:取付のCSは今も健在で、登れるかどうかここが決め手です。勅使河原さんが足を開いてダイナミックに登って
いきます。次は山岸君。これまたなぜかすっきりと登ってしまいました!次は植木の番。えーっとと考えながら足
を開くのですが、手がなくて落ちそうです。つい左のシュリンゲをつかんで突破しました。何でもありです。その
後は右に直角に曲がり簡単な岩場を進みます。
2P:階段状の岩を登って行きました。安全。ガスがパーっと晴れていき、眺めがすご
いです。カメラは持ってきていません。残念。
3P:簡単な岩と雪の交じったところを進みました。50mいっぱい。
4P:雪壁を進みました。
5P:岩溝からスタート。このスタート地点の左足が決まらず苦労しましたが、1PのCSほどではありません。その後
は岩場を登り、最後はルンゼ状を登ります。高度感がありますがガバがあり安心して登れました。
6P:雪と岩のミックス。終了点の少し上でザイルを解きました。そこからほどなく一般道に合流し頂上でハイタッ
チ!富士山をはじめ南・中央・はたまた北アルプスまでが見え気持ちいいです。そそくさと文三郎を下り、1:30で
赤岳鉱泉に戻りました。(報告:植木)
   快適な一夜から明けて、勝負の朝がやってきた。朝食をおかわりし、出だし好調。植木さんが目出帽喪失ト
ラブルに遭い(乾燥中でした)、自分も再度装備の確認した。曇りの朝、無風状態で、出発。快適な圧雪路を歩行
した。文三郎尾根の途中から、主稜への取り付きへ移動、トラバースが少ししょっぱい。1ピッチ目、てっしーさ
んが核心のチョックストーンを軽々クリア。思ったよりも足がある様子で、登れるか不安な感じでした。取り付い
たら、思ったよりも楽勝、手もいっぱいありました。植木さんもしょっぱいと仰りながらも、クリア。あと6ピッ
チ!!!なかなか寒い感じですが、何だか天候もよくなって来ている!?でも、暖かくない。とにかく必死な感じ
で勅使河原さんに付いて行きました。見た目も激しい感じですが、取り付いてみても激しかった!!!最後のピッ
チ、達成感とまだやりたかった感に苛まれましたが、感動の登頂。植木さん、てっしーさん、本当にありがとうご
ざいました。一皮剥けたような、会心の登攀だったと思います。(報告:山岸)

 E 大同心 赤岳鉱泉7:40〜大同心〜赤岳鉱泉
 F アイスキャンディー
 赤岳鉱泉でまったりしてから下山しました。モミの湯で大盛親子丼を食べましたが、それほど多くなかったです。
倉俣さんのカツ丼は当たりでした。今回も充実した山行になりました。

■八ヶ岳のための雪上訓練 in 那須
《山行日》11/01/16(日)
《参加者》植木、倉俣、近藤、山岸(報告)
《日程》1/16(日)大田原8:40--那須塩原9:00--大丸P9:40/10:00〜峠の茶屋11:00/11:10〜猫山(1550m付近)12:00
    〜峠の茶屋12:40/13:30〜大丸P14:10/14:30--那須塩原15:10--美原公園15:40---那須塩原
《要約》来週に控えた八ヶ岳に向けてアイゼン歩行の練習および雪上訓練、耐寒訓練しました。猫山、ラッセル楽
しかったです。
《本文》最強寒波の到来により雪が降り矢板市内も真っ白。運動公園に集合し植木家に出発、途中コンビニによっ
て買出し、どこもかしこも朝から雪かきされていました。大丸に向けて走る車、途中路肩にはまった車に警察出動
していました。大丸から雪山装備をして出発、何だか皆さんそれっぽい様子で、盛り上がりました。途中でアイゼ
ン装備し、歩行の練習。蟹股よりも肩幅より広く開けて歩くように気をつけました。雪の様子はパウパウで、風も
あまり強くないので、汗をカキカキ登りました。峠の茶屋から、猫山に向けて、ラッセルの開始。何だか途中から
楽しくなってきて、お利口さんで無い事が発覚。男衆でラッセル回して登りました。近藤さんもすごい頑張ってま
した。頂上は風強く寒いので、早めに撤退。耐寒訓練、ばっちりです。下りは早くて楽しいですね。深雪をばしば
し下山しました。帰宅前に植木家にお邪魔し、ストーブにあたって来ました。突然の訪問に、ご迷惑をおかけしま
した、コーヒー美味かったです。来週の八ヶ岳が楽しみです。忘れ物のないように準備しましょう。

■古賀志山・一般
《山行日》11/1/15(土)・1/23(日)・1/30(日)
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》赤川ダム駐車場(駐車)〜(北登山道)〜古賀志〜(南登山道)〜赤川ダム駐車場
《要約》1月中に3回行きました。頂上からはスカイツリーが見えるそうですが、私の眼が悪いせいか、まだ確認し
ていません。

◆◆例会報告(2011年1月26日)◆◆
《参加者》小林、吉野、松岡、山岸、田中、植木(6名参加)

○きょうの学習会
 松岡さんによる「雪崩トランシーバの使い方」と植木の「高層天気図とアンサンブルからわかること」を
 やりました。

○おしらせ
 2月の3連休に足尾で「ウインタークライマーズミーティング」が開かれます。1・2日目がクライミング。
 3日目が足尾公民館でスライドショーの予定です。一流の方々が集合します。
 見学だけでもどうですか?

◆◆例会報告(2011年1月12日)◆◆
《参加者》小林、吉野、溜口、津久井、小川琢、倉俣、野中、斎藤常、近藤、植木(10名参加)
     田中さんが見学に来ました。

《おしらせ》
・カレンダーが残っています。まだの方は誰ですか?
 メーリングリストでお答えください。
 (答えたからといってまだ残っているとは限りませんあしからず。)

・浅川さんたちの写真展が開催予定です。
 1/22〜24 栃木県総合文化センター

■■山行報告(2011年1月12日号)■■

■御亭山・一般
《山行日》11/1/9
《参加者》蓮實ズ
《概要》足慣らしで登って来ました。麓の愛宕神社からのんびりと2時間半ほどで山頂へ。高原山がとってもきれ
いでした。

■青春18切符の山旅・一般
《山行日》2010年末〜2011年始
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》
・12/26(日)JR武蔵五日市駅8:55〜天竺(てんじく)山9:25〜網代城(あじろじょう)山(330.7m)10:36〜弁天山10:53
 〜雹留(ひょうどめ)山(264m)11:57〜JR秋川駅13:57
・12/30(木)箱根登山鉄道強羅駅10:40〜明神ガ岳12:28〜塔ノ峰13:53〜箱根登山鉄道塔ノ沢駅14:40
・1/8(土)JR逗子駅9:55〜仙元山(118m)10:54〜花の木公園11:58〜三ヶ岡山12:41〜真名瀬漁港13:02〜JR逗子駅14:02
《要約》年末に青春18切符を購入し、5回の日帰り登山を目指したものの、結局3回に終りました。
《本文》
・12/26(日)晴 JR五日市線の終点武蔵五日市駅周辺を歩きました。コースの半ば以降は秋川丘陵のハイキングコー
 スになっていました。
・12/30(木)曇一時晴 箱根外輪山の一角を歩きました。明神ガ岳頂上では、小雪が舞う中で、箱根駅伝放送のた
 めの臨時の中継局が建設中でした。
・1/8(土) 快晴 仙元山からの眺めは、西に富士山、その左右に箱根と丹沢、前景にはヨットと江ノ島。出来すぎ
 た構図でした。

■西大巓・山スキー
《月日》11/01/05(水)
《参加者》増渕、植木
《日程》那須塩原5:30--グランデコP7:40/8:40…ゴンドラ上9:00/9:15…スキー場トップ9:40〜西大巓11:20/11:55
 〜3クワ途中12:35/12:45〜スキー場P13:00--ほり--田島若木--那須塩原
《概要》ホワイトアウト気味で東斜面はお預けでした。
《内容》年末は雪が少なかったそうですが、もう大丈夫だろうと今シーズン初の西大巓に出かけました。9:30 3
クワスタートを少し早めに乗せてもらい、ゲレンデトップでシールをつけて出発しました。気温は-8℃。前日?の
トレースがあり、それを使わせてもらって進みました。下はタイツにオーバーパンツだけだったので結構寒いです。
ゴーグルをつけたまま登っているのですが、全然曇りませんでした。静かな林間を歩くのはこれはこれでとても楽
しいです。ちょい西気味に登っていていいルートでした。いいペースで頂上に到着するもホワイトアウト気味。東
斜面を滑るためにガスが晴れるのを待ちました。しかし、ますますガスが濃くなり断念。雪もそんなに深くなさそ
うだしと負け惜しみをいいながら、西尾根を下りました。雪の感じは初めは少し硬かったのですが、林間に入ると
さらさらの雪がとても気持ちいいです。メローなスキーを楽しみました。左に寄ってしまい早めに沢に降りること
に…。少し漕ぐと3クワの急斜面の途中に出ました。スキー場を流して終了しました。

■丸沼高原・スキー
《山行日》10/12/12(日)
《参加者》増渕、斎藤常、岸、倉俣、植木、三柴
《日程》矢板5:30--丸沼高原8:00/16:00--東照温泉--矢板
《概要》スキー練習2日目。日差しが暖かかったです。

■グランデコ・スキー
《山行日》10/12/05(日)
《参加者》増渕、植木、三柴
《日程》大田原5:10--那須塩原5:30--グランデコ7:50/14:20--ほり--那須塩原18:00
《概要》雪は少ないがスキーはできた。しかし板が…。

■古賀志山・一般
《山行日》10/12/05(日)・29(水)
《参加者》稲葉昌(単独)
《日程》赤川ダム駐車場(駐車)〜(北登山道)〜古賀志〜(南登山道)〜赤川ダム駐車場
《要約》古賀志山は自宅から近く、赤川ダムからは最短コースならば2時間ほどで往復できるので、散歩には最適
です。

■前白根山・雪山
《月日》10/12/04(土)
《参加者》稲葉龍、植木
《日程》・12/3(金) 氏家20:00--赤沼22:00(泊)
・12/5(土)赤沼--湯元P6:20/6:40〜スキー場上登山口7:30〜外山尾根9:15〜前白根山10:45〜外山尾根11:55〜湯元P13:30
《概要》寒風に吹かれてきました。
《内容》初冬恒例の奥白根山。今年も龍ちゃんと出かけました。金曜夜の家に赤沼で泊。翌朝、冬型が強くなって
いるとのことで風が強い。雪の少ない駐車場を出発する。スキー場を過ぎ登山道に入るところでアイゼンをつけて
登りだす。暑い。汗をかかないように調節して登る。体が重い。。。外山尾根でゴーグル装着。前白根山に着くこ
ろは風が強いのでせっかくだがここまでとして下ることにする。すると2人パーティー2組とすれ違う。この時期に
人に会うのは珍しい。と、野村西尾ペアが出現、奥白根を目指すとのこと。素晴らしい。私らはポコポコと下り、
例年ならヘッデン下山になるところを明るいうちに下山。余裕の1日だった。翌日はスキートレです。

◆◆例会報告(2010年12月15日)◆◆
《参加者》小林、吉野、増渕、津久井、松岡、山岸、三柴、植木(8名参加)

《おしらせ》
・カレンダーが届いています。
 注文した人は岳友会本部まで取りに来てください。
 (日本のもの、世界のもの 間違えないように)

○学習会
・レスキュー講習会の内容伝達
「いつもの装備で何ができるか。」を増渕さんと松岡さんが教えてくれました。設定
は「縦走路から数メートル転落した人を引き上げる」です。数種類の結び方の利点や
欠点を確認しました。その後その結びを使ってロープによる引き上げシステムを確認
しました。(ごぼうと1/3)。

実際の場面では使いたくはないですが、とてもためになりました。

○次回の例会は1/12(水)です。

◆◆例会報告(2010年12月1日)◆◆
《参加者》小林、近藤、倉俣、山岸、植木(5名参加)

■■山行報告(2010年12月1日号)■■

■レスキュー講習会・その他
《山行日》10/11/28
《参加者》増渕、松岡、植木 他全 講習生36名 スタッフ7名 総数43名 
《概要》ロープワーク班と引き上げ班に分かれての講習でした。
《内容》
・Aグループ
:午前:基本的なロープワーク。ダブルエイト・ムンター・ムンターミュール・クローブヒッチ・オートブロック
    ・プルージック
:午後:Bグループの引き上げの見学後、実際に3チームに分かれて引き上げのシミュレーション
・Bグループ
:午前:縦走路からの転落者をチームで引き揚げ
:午後:縦走路からの転落者をチームで引き揚げ、Aグループのシミュレーションの指導&サポート

■忘年会・その他
《山行日》10/11/27
《参加者》小林、吉野、斎藤常、池田、稲葉昌、佐藤、君島、野中、稲葉龍トリオ、山岸、倉俣、松岡、星、西尾
 野村、植木
《概要》みなさんで盛り上がりました。常さん、大変お世話になりました。

■アイゼントレin古賀志・岩登り
《山行日》10/11/27(土)
《参加者》植木、君島、倉俣、山岸、松岡、渓嶺4人、樂稜4人
《概要》3級の岩場でイワトレをしました。おのおのが何回も登り充実しました。
《内容》シーズンを前にアイゼントレ。前日の雨のせいで少々ぬめっていたところ、テッシーさんが到着し早速リ
 ードしてかけてきてもらいました。ありがとうございます。
 久しぶりのアイゼンはやはり難しいです。小さいところにきちんと立って頑張ってみました。YJMさんから「2本
 のうち1本で立った方がいいかも。その時はどっちの爪で立っているかきちんと意識する。」と教わり、ほーと
 納得しました。各人数本登り、夕方に合わせて早々に終了しました。松岡さんすみませんでした。

■第4回秋季講演会・その他
《山行日》10/11/27(土)15:00〜17:00
《参加者》稲葉昌、他(約100名)
《主催》日本山岳会栃木支部・栃木県青年会館
《会場》栃木県青年会館(コンセーレ)
《内容》講演「栃木の峠 峠を通してみた栃木の先人のあゆみ」
    講師:桑野正光氏(那珂川町教育長、日本山岳会会員)
《要約》講師は、長年高校山岳部やコンセーレハイキング講座の指導者として活躍されており、この3月に『栃木
 の峠…峠でたどる暮らしと文化』を公刊されました。講演会場は関係者などで満員でした。

■第2回ヒマラヤの集い・その他
《山行日》10/11/23(火・祝)15:00〜17:00
《参加者》稲葉昌他(約50名)
《主催》日本山岳会栃木支部・栃木県青年会館
《会場》栃木県青年会館(コンセーレ)
《内容》講演「ランタン谷でのクライミング」講師:黒田誠氏
(北アルプス山岳ガイド協会所属、日本山岳ガイド協会認定登攀ガイド)
《要約》2010秋のランタン谷を始め、講師の最近1年の登山活動が、豊富な写真をもとに紹介されました。今秋の
 ヒマラヤは天候が安定せず、成功した隊は少なかったようです

。

■2010海外登山の集い・その他
《山行日》10/11/21(日)12:50〜17:00
《参加者》花塚、稲葉昌他(約40名)
《主催》栃木県山岳連盟
《会場》宇都宮市東コミュニティーセンター
《内容》
@「ネパールヒマラヤ・アイランドピーク峰(6160m)」登山報告(2010年秋)報告者の渡部義男氏は、栃岳連所属の
 百名山研究会の会員です。
A「インドヒマラヤ・バルマカンリ峰(6515m)」登山報告(2010年夏)報告者の沖允人(おきまさと)氏は、日本山岳
 会会員、足利工大の名誉教授。インド・ラダック地区カンジュカンリ山群の未踏峰に登頂しました。
B「知られざる、西ネパールの山々」講師の岩崎洋氏は日本ヒマラヤ協会所属。北西ネパールのアピ=サイパル山
 群に関する貴重なお話をしてくれました。
C「世界最先端のアルパインクライミング 〜Mtローガン南東壁ほか」講師の横山勝丘(よこやまかつたか)氏は、
 北米第2の高峰マウントローガン(5959m)の南東壁(標高差3000m)を初登し、このたび「ピオレドール・アジア
 ・グランプリ」を受賞されました。
《要約》半日で4つはとても盛りだくさん。各1時間程で聞くにはもったいない内容でした。聴き足りなかった人は、
 その後の懇親会で直接聞けたことでしょう。

■剣が峰・その他
《山行日》10/11/20
《参加者》小林
《概要》剣が峰下の深い笹を刈ってきました。

■登攀技術研修会・主任検定員養成講習会・その他
《山行日》10/11/20〜10/11/21
《参加者》植木
《日程》省略
《概要》日山協指導委員会主催の研修会に参加してきました。
《内容》74kgの人形を落下計数0.3で制動確保するなどの研修を行いました。その他、仮固定からのロワーダウン、
 エイト環の結び目の通過なども行いました。


◆◆例会報告(2010年11月10日)◆◆
《参加者》小林、吉野、野中、君島、津久井、倉俣、横山、植木(8名参加)

■■山行報告(2010年11月10日号)■■

■釈迦ヶ岳・笹刈り・その他
《月日》10/11/07(日)
《参加者》小林、斎藤常、野中、溜口、倉俣、山岸、星ズ、植木
《日程》本部7:00--大間々8:00〜笹刈り〜大間々17:00
《概要》晴天の下、やっと笹刈りできました。
《内容》昨年は雪でやれなかった笹刈りです。先週予定していましたが、台風のために中止していました。今週は
天気がよさそうなので急に参加者を募ったところ、たくさん参加!そのおかげで頂上まで刈ることができました。
観音岩まで戻って大休止、野中さんの手料理がおいしかったです。ごちそうさまでした。帰り道もそれなりに刈っ
て、大間々に到着するころには日がとっぷりと暮れてました。3台で頂上まで刈れたのも、小林さんが大かた刈っ
てくれているからこそです。小林さんいつもご苦労様です。
 登山者はこんな時期にもかかわらず結構いました。登山者が増えたことで頂上付近がどろどろになっています。
何かいい方法はないでしょうか?登山口にウッドチップを置いて、登山者に少しずつ持ってあがってもらうとか?
登山道のぬちょぬちょ部分も気になります。

■岩登り講習会・その他
《山行日》10/10/24(日)
《参加者》受講生19名 講師9名
《本文》恒例の岩登り講習会。参加の方々の目的と意欲にはすごいものがあります。3つのコースに分かれて安全
に講習ができました。

■七ヶ岳・一般
《山行日》2010/10/11
《参加者》倉俣ズ (報告 倉俣)
《日程》10/11(月)大田原6:20--羽塩登山口7:50/8:05〜七ヶ岳山頂10:10/10:40〜平滑沢入り口11:55
    〜羽塩登山口12:30--大田原
《要約》ナメが綺麗でした。
《本文》尾頭を越えて田島の七森橋から登山口へ向う。登山口近くには、車数台の空き地がある。雑木林の中を
行くと平滑沢の沢歩きとなる、小さいがナメが綺麗です。沢が終わり、急登を行く と稜線にでる、でると山頂は
すぐそこであった。山頂付近は、既に紅葉しており綺麗でした。 山頂から高原山が良く見えました。高杖スキー
場からの登山者が多く結構な賑わいでした。 帰路は、来た道をすべりながら下山しました。 帰りにやすらぎに
寄ったのですが既にそばが売り切れで残念でした。

■武尊山(2158m)・一般
《日時》10/10/11(月)
《参加者》野中、友人×2
《日程》・10/10 矢板12:10--いろは坂--金精峠--武尊牧場キャンプ場16:50(幕営)BBQで宴会
・10/11 武尊牧場CP7:10〜避難小屋8:30/8:40〜沖武尊11:00/12:00〜避難小屋14:30〜武尊牧場キャンプ場15:10
《要約》山とBBQ最高!
《本文》三連休は思ったほどの天気ではないので、北アルプスは中止。急遽、最終日に上州武尊へ登ることにした。
せっかく日程を2日間空けていたので、前日登山口のキャンプ場でBBQをして楽しむことにした。これが大正解
1枚3000円のステーキ肉、秋刀魚、トウモロコシ、アスパラ、など最高に美味しかった。夜は満天の星、明日の天
気は間違いないと確信し、安心して就寝した。
 朝起きたら、小雨が降っていた。一気にモチベーションも下がる。朝食を摂りBBQの後かたずけをしていると
雨は上がってガスに変わったので遅ればせながら出発する。花咲湿原分岐までは、黄葉を楽しみながらブナの林の
中を気持ち良く歩いた。しかし、分岐から沖武尊の頂上まで登山道はドロドロのぬかるみとなっていて、ガスで展
望も無い中をただ黙々と登っていくことになった。頂上は多くの登山者で賑わっていたが、一向にガスは切れそう
もないので早々に下山することにした。ところがその時、劇的に天気が変化した。一気にガスが切れて青空がどん
どん広がった。頂上にいた全員から「オオーッ」とどよめきと大歓声が上がった。360度の大展望と谷間の紅葉が
素晴らしく、下山どころではなく一時間も頂上に留まってしまった。帰りも同じコースを下ったが、登山道のドロ
ドロは朝以上にグチャグチャで酷かったのに、天気の回復に伴って気分も回復しあまり気にならなかった。

■鳴虫山(1104m)・一般
《山行日》10/10/11(月・祝)快晴
《参加者》稲葉昌×2、他17名
《日程》10/11(月)日光体育館(駐車)8:00〜神ノ主山〜鳴虫山11:00/11:30〜合峰〜含満が淵〜国道--路線バス
    --日光体育館15:00
《要約》JAC栃木支部の人たちと歩きました。紅葉には早かったものの、気持ちよく歩けました。急な下りは子
どもには辛かったようでした。

■姥ヶ平・一般
《山行日》10/10/11(月)
《参加者》小林、小川トリオ、溜口

■甲斐駒ケ岳・一般
《山行日》10/10/8(金)〜10/10(日)
《参加者》君島、吉野、岸、関
《日程》10/8 朝出発して移動
・10/9 朝から雨の中を甲斐駒ケ岳のピストン、もちろんテントはぐしょぐしょ
・10/10 雨のため、仙丈ヶ岳はあきらめて早々に下山

■姥ヶ平・一般
《山行日》10/10/7(金)《参加者》小林

◆◆例会報告(2010年10月20日)◆◆
◆◆例会報告(2010年10月20日)◆◆

《参加者》小林、野中、松岡、倉俣、山岸、植木(6名参加)
     ※ 山岸さんが帰国しました。

《おしらせ》
・10/30 前夜祭 本部18:00〜 1人1品飲み物2人分持ち寄り
         植木
・10/31 笹刈り 本部7:00 大間々8:00出発
         植木、野中

参加希望・協力可能な人は植木まで連絡ください。
     
・11/1 祝!小林さん表彰!
・11/3 大鮎祭り 手伝いは9:00 乾杯11:00
・11/14 たかはらマラソン
      交通整理、協力ありがとうございます。
       吉野、斎藤常、君島
       斎藤俊、植木
《学習会》
今回は「冬山」ということで野中さん説明してくれました。
冬山ならではの危険に対処することを改めて学びました。

●次回の例会は11月10日です。

◆◆例会報告(2010年10月6日)◆◆
《参加者》小林、吉野、斎藤常、池田、野中、星、植木(7名参加)
     ※ 高田さんが見学に来ました。

■■山行報告(2010年10月6日号)■■

■塩沢山・藪山
《山行日》10/10/3
《参加者》松岡
《本文》きのこ採りながらつい塩沢山1236m(五十里湖地形図)まで行ってしまいました。大したキノコは無くて
採れたのはモダシまぁまぁ、ムラサキシメジ少々、キツネノチャブクロ沢山でした。ムラサキシメジ、キツネノ
チャブクロはチャーハンでまぁまぁでした。モダシはうどんに入れて結構でした。誰にも会わず静かでした。途中
にしゃれた看板が付いてます。もくりん蕎麦屋の手前に看板が有って標識が付いてますが地形図に無い道です。
林業の作業道に蕎麦屋さんが塩沢山の標識を付けたのかなと思います。 登り3時間半下り1時間位でした。三依山
まで行けば一日楽しめそうです。地図読みの練習になりそうです。

■森林フェスタ in たかはら・その他
《月日》10/10/3
《参加者》吉野、植木、君島、宮内、野中、岸、関、小林
《三滝巡り》山の駅〜雷霆の滝〜雄飛の滝〜仁三郎の滝〜スッカン橋駐車場。
 総数40名。 植木、君島、宮内、野中、関の5名が担当しました。天気予報通りに曇り空の中を出発しました。
 しかし、予報が外れて日差しが出てきました。皆さん結構いいペースで歩いていました。でも、けつかっちんな
 ので咆哮霹靂の滝は割愛して12時にすっかん沢駐車場に到着。バスで山の駅に戻りました。
《八方湖》山の駅〜ストーンサークル〜展望台〜八方湖〜山の駅。総数27名 吉野、岸、小林が担当。
 牧場周回道路からストーンサークルに登り、展望台で休憩して、スノーシューコースに入る、明治37年建立の軍
 馬牧場の境界石碑を見て、シロヤシオ群生地を横目に八方湖に向う。途中でマスタケ発見!八方湖は紅葉が始まっ
 ており来週が見頃か?心配した天気も回復傾向になり、牧場から高原山の眺めヨシ!帰り道は管理事務所まで戻
 り、牧場全景と那須の山を展望する。冒険コースに入ってからアクシデント発生!最後尾の数人が蜂(中型の蜂)
 に刺される。頭、足、腕など凄い腫れよう・・・・車を用意していただいて病院直行(対策を検討すべき事項)
 お昼は矢板牛のバーベキューで舌鼓。お疲れさんでした。なお、(10/4)朝 蜂に刺された方の状態を確認良好
 とのことで一安心しました。

■村上国際トライアスロン大会・ラン
《山行日》10/9/26(日)
《参加者》松岡 他
《内容》10月26日村上国際トライアスロン大会に出てきました。作家の村上春樹も来ていました。前日の台風の名
残りで波が高く巻き上げられた砂で前が見えずパニクリそうでした。でもみっちり泳ぎこんで来たので何とかクリ
ア出来ました。ところが自転車に移り力を入れた途端にハンドルが曲がってしまったのです。調整した時に締め忘
れたのです。これでは力が入りません。間抜けでした。どうにかRUNに移りましたが既に足に来ていたし、頭に
も来ていたようです。3周回のところ4周回もしてしまったのです。やけくそでもう一周してやろうかと思ったがタ
イムオーバーでゼッケン剥がされると云うので大人しくゴールしました。村上春樹にも負けてしまった。私より2
歳若いようだが悔しい。お粗末レースでした。

■登山教室・南蔵王・その他
《山行日》10/09/26(日)
《参加者》吉野、久保、野中、君島、増渕、倉俣、星、植木 一般21名(報告 植木)
《日程》9/26(日)矢板5:05--西那須野塩原I.C.5:35==国見S.A.7:00/7:15==白石I.C.7:35--刈田峠登山口8:40/8:50
    〜杉ヶ峰10:00〜芝草平10:20/10:40〜屏風岳11:20/12:00〜南屏風岳12:40〜不忘山13:30/13:40
    〜みやぎ蔵王白石スキー場16:15/16:30--遠刈田温泉17:00/17:40--白石I.C.18:20==安達太良S.A.19:00
    ==西那須野塩原I.C.(7,250)20:20--矢板20:45
《要約》初秋の稜線を気持ちよく歩きました。下りは滑って大変でした。
《本文》前日の土曜日は台風の影響で雨と北東の強い風で心配でしたが、何とか天気は安定したようです。
 刈田峠に着くと想像通りに風はあり、とても寒いです。しかし防寒具はしっかりとしていたことと、風がおさま
ったので気持ちよく歩き出します。杉ヶ峰までの稜線は遠目はきかないものの、眺めがよく気持ちいいです。振り
返ると、刈田岳からの稜線が見えてこれまた気持ちいいです。芝草平ではゆっくりと休んで眺めを楽しみます。紅
葉には早いものの、草紅葉はちょうどいい感じで、地塘に映った青空と白い雲がきれいです。屏風岳への登りはそ
んなに大変ではありませんでした。頂上で大休止お昼です。お稲荷さんごちそうさまでした。南方面に南屏風と不
忘山への稜線がくっきりです。
 重い腰を上げて出発すると斜度は見た目より緩く快適に歩けます。不忘山直下はきつかったです。さて、ここか
ら下りです。予想以上に滑りやすく転倒者続出!時間がかかってしまいました。でも、全員けがなく降りられて良
かったです。遠刈田温泉で速攻お湯に浸かって帰りました。皆さんよく歩きましたねぇ。次回の登山教室もよろ
しくお願いします。

■男体山・一般
《山行日》10/09/26(日)《参加者》斎藤常*3、大谷

■古賀志山・一般
《山行日》10/9/26(日)《参加者》稲葉昌

■古賀志山・一般
《山行日》10/9/19(日)《参加者》稲葉昌

■南アルプス 白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)・縦走
《日時》2010/9/18(土)〜20(月)
《参加者》吉野、近藤、野中(報告 野中)
《日程》 凡例 一般道--  高速==  登山行動〜  その他の交通…
9/17(金) 事務所19:00--矢板IC==佐野田沼IC--太田桐生IC==鶴ヶ島JCT==八王子JCT==甲府南IC22:40
   --早川町民スポーツ広場P00:05(泊)
9/18(土) 早川町民スポーツ広場P5:00--奈良田P6:10/6:30…バス…広河原7:30/7:50〜大樺沢二俣10:20/10:40
   〜右俣コース〜2650m付近11:30/12:30〜北岳肩の小屋14:30(幕営)
9/19(日) 北岳肩の小屋4:50〜北岳5:25/5:45〜北岳山荘6:30/6:50〜間ノ岳8:30/9:10〜農鳥小屋10:00/10:25
   〜農鳥岳12:10/13:10〜大門沢下降点13:25〜徒渉点14:30/15:00〜大門沢小屋16:00(幕営)
9/20(月) 大門沢小屋6:00〜奈良田P8:50/9:20--奈良田温泉--ゲート10:30--往路を戻る--矢板18:30
《要約》矢板のモテ男君&山ガール(?)、南アルプスに参上!
《本文》9月のS・W前半に、南アルプス白峰三山を歩いてきました。登山口となる奈良田が台風の土砂崩れでた
った一本しかない県道が夜間通行止めとなる為、ゲート手前12kmの町民スポーツ広場の東屋にテントを張りま
した。ここは役場の紹介でしたが、トイレもあり静かで大正解、ゆっくり休めました。明くる日、皆6:30始発
のバスを目指すのか、ゲート解放すると一斉に車がスタートしました。広河原行きの始発バスが3台発車しました
が、残念ながら座席に座れずに広河原まで一時間立ったままでした。ちなみに芦安からは始発12台のバスが入っ
たようで、登山道はめちゃ混みでした。ゆっくり自分のペースで歩きたくとも、後から後から雲霞の如く登山者が
登って来て、一度道を譲るとなかなか登山道に戻れません。大樺沢二股でコースが二つに分かれるまで混雑が続き
ました。肩の小屋を目指して右俣コースに入り、林の中の九十九折りの登山道をゆっくり登って行くと広々とした
草原状の斜面になり、ここは去年の夏は一面のお花畑だった場所で、ナナカマドの実が赤く色付き、草紅葉も始ま
っていました。気持良いのでちょっと休憩のつもりが、がっつり昼寝してしまいました。出発しようとすると、
「おこじょ」発見!。初めて生おこじょを見ましたが、可愛いーーっ!全然逃げずに、ずっと近くをうろちょろし
ているので、じっくり観察出来、すっごく得した気分でした。そこからはペースも上がり稜線に出ると、ウラシマ
ツツジの真っ赤な紅葉と湧き上がる白い霧とが相まって、幻想的な風景が広がっていました。程なく霧の向こうに
肩の小屋のテン場が見えてきましたが、この日はテント場も小屋も満員御礼状態でした。
二日目は、頑張って大門沢まで下りるつもりで行動開始。ヘッデンを点けて肩の小屋横の岩綾に取り付きましたが、
御来光を北岳頂上で迎える大勢の登山者に混じってしまい、朝から大混雑。意図した訳では無いのに、日の出の時
間に北岳頂上に到着しました。刻々と移り変わる美しい朝焼けの東雲と、富士山方面の雲が多めながら360度の
大展望とを楽しんでから、先を急ぎました。北岳山荘に泊まって百名山の北岳と間ノ岳の二山をピストンする登山
者が多いようで、その先の農鳥小屋からはずい分登山者が減りました。昨夏は雨で農鳥小屋から先の景色を楽しめ
ませんでしたが、この日はまずまずの天気で、縦走路の遥か先に塩見や荒川が誘うようにどっしりと聳え、振り返
れば北岳と間ノ岳の両雄が王者の風格でそそり立ち、縦走の楽しさを実感できます。農鳥岳で富士山を目の前にち
ょうどお昼、パンと飲み物だけの簡単ランチながら、とても贅沢な気分になりました。大門沢のテント場を確保す
るため、ここから吉野さんに先行してもらいました。大門沢下降点からはひたすら急下降のみ、暗くなる前に大門
沢のテント場に着き、長い一日が終わりました。大門沢のテント場も満員御礼で、沢沿いの登山道にまでテントが
侵食していました。
最終日は、奈良田まで沢沿いを下り3時間。ゆっくり歩いて秋色のご褒美を探しましたが、その気配は全く無く手
ぶらで駐車場まで戻ってきました。この日も通行時間の規制があり10:30から昼までゲートが閉鎖されるので、
温泉で汗を流すとさっさと奈良田を出発しました。「モテる60代」に「山ガール」二人の凸凹パーティの二泊三
日の充実した縦走でした。

■易老沢・沢登り
《山行日》10/09/18(土)〜09/20(月)
《参加者》弘田、鍵山、植木(報告 植木)
《日程》・9/17(金)氏家18:00--真岡I.C.19:20==佐野藤岡--太田桐生==小黒川P.A.22:30(泊)
・9/18(土)小黒川P.A.5:00==飯田I.C.--易老渡8:40/9:00〜入渓9:15〜取水堰堤9:40〜二俣〜30m12:20〜1730m 16:30(泊)
・9/19(日)1730m 5:00/7:05〜二俣7:20〜ガレ9:10〜水枯れ9:45〜稜線10:10〜イザルガ岳12:00/12:10〜光岳12:50
    〜光石13:10〜20m14:45〜二俣上15:20/16:00(泊)
・9/20(月)二俣上5:00/7:00〜易老渡12:50/13:15--飯田I.C.14:30==太田桐生20:00--佐野藤岡==真岡I.C.21:30--那須塩原22:15
《本文》・9/17(金)小黒川P.A.リターンズ!鍵山さんとの泊は久しぶりなのでついつい飲んでしまいました。
・9/18(土)今朝も南アルプスはきれいに見えています。飯田から易老渡は天空の集落を通りながら結構遠かったで
す。易老渡の車は結構多く、少し上に停めました。入渓すると水量は思った以上に多かったです。取水堰堤から行
くと二俣で、左に入りました。水量は1:2。ゴルジュを超えて行くと30m滝。左岸の高巻きが核心。もろくて土でし
た。弘田さんがリードの後、ごぼうで突破しました。次は25m広い滝は左から巻きました。そのままCS他も巻きま
した。するとその上にテン場!そしてブナハリ!その後も小滝と中滝が連続です。3段40mは左から。奥の滝が思っ
た以上にでかいです。次の5mが無理。左のルンゼを詰めて足場の少ないところをトラバース、次のゴルジュは突破
できるかと心配でしたが沢が広がっていて大丈夫でした。もう幕場を探す時間ですが、なかなかありません。結局
二俣まで行けずに左岸のところを整地して幕としました。北面の沢なので暗く、薪は湿っていましたがそこはそれ、
まあまあのたき火ができました。
・9/19(日)いつもの沢のように気持ちのいい朝!苔がきれいな流れを行くとほどなく二俣。いいテン場がありまし
た。右に入ると登れない6m。右から巻きました。これもしょっぱい。懸垂で沢床に戻りました。苔むした流れを行
くと正面に大ガレが稜線に伸びていました。小休止の後、右に入るとほどなく水が枯れその直上にナイステン場。
右の尾根状を行き稜線に出るとオコジョが迎えてくれました。左に下りながら登山道に合流しました。光岳に向か
うと「うめはらさん!?」こんなところで再会です。せっかくだからと寄ったイザルガ岳。富士山をはじめ360°
の展望!光よりこっちの方か百名山ではないかと。これまたせっかくだからと光石にも寄ってきました。その後北
面を下るとガレの連続に参りました。すると20m、左岸を懸垂2回で下りました。次の15mは右岸をちょビット空中
懸垂。二俣に適地があるかと思いましたが×で少し戻って大造成。
・9/20(月)今日もいい天気です。ゆうべは寒かったです。テントを持ってきて改めて正解。歩き出すとさっそく懸
垂。右岸のもろいところを下ります。1500m付近にテン場適地。ここで焚火の大休止、あとはCSやボロ滝・小滝を
下って巻道を下って終了しました。今回も沢は良かったです。

■会津駒ヶ岳〜燧ヶ岳・トレイルラン
《山行日》10/09/11(土)晴
《参加者》斎藤俊+2名
《日程》駒ヶ岳駐車場6:10〜会津駒ヶ岳8:10〜大津岐峠9:00〜大杉岳10:20〜御池10:40〜広沢田代11:10〜熊沢田代11:30
   〜燧ヶ岳12:10/12:30〜ミノブチ岳12:40〜尾瀬沼ビジターセンター13:40/13:50〜沼山峠14:25〜七入15:15〜
   (舗装路8km)〜駒ヶ岳駐車場16:00
《概要》ずっと走ってみたかったこのコース。天気にも恵まれ素晴らしいトレイルランになりました。
《本文》会津駒ヶ岳山頂まではいいテンポであっさり到着。ここから見る燧ヶ岳がまた素晴らしい。あそこまで走
るのか。御池まで伸びる長い稜線が気持ちを高ぶらせる。りんどうが咲き乱れている尾根沿いを燧ヶ岳、日光連山
を眺めながら走ると、それまで感じたことのない爽快感。遠くに見えていた白根山もどんどん近づいてくる。送電
小屋を過ぎてから御池までの下りがテクニカルでおもしろい。長い下りだが一気に駆け下りる。舗装路が見えた。
もう御池だ。ここで給水し燧ヶ岳を目指す。御池から広沢田代、広沢田代から熊沢田代、そして山頂までの登りと
3段階で来る急登で汗が噴き出す。雪のある状況とは違う景色の燧ヶ岳。いったいいつになれば山頂が現れるのか?
登っても登っても見えてこない山頂に嫌気がさしてきた頃、視界が広がってすぐそこに山頂があった。尾瀬沼、尾
瀬ヶ原、日光までずっと見渡せるこの展望は苦労して登った甲斐がある。小休止してから山頂からも見える尾瀬沼
ビジターセンターまで一気に下る。勾配は緩いが思った以上の距離に感じる。疲労が感じ始めた頃一面に尾瀬沼が
現れた。暑くてこのまま泳ぎたいぐらい。ビジターセンターでしっかり給水。ハイカーも多いのでゆっくり走って
沼山峠を目指す。以前歩いた時とは全く違う距離に感じるくらいあっという間に沼山峠に到着出来た。最後のトレ
イルである、沼山峠〜七入のコース。ここは初めてだったがコース横には沢があって飽きなく、それでいて距離も
程よく長くて気持ちよく走りやすいコースだった。七入からは舗装路を約8km走って駒ヶ岳駐車場到着。天候にも
恵まれ、素晴らしい展望、自然を堪能できたトレイルランでした。

■女峰山・一般
《山行日》2010/09/11
《参加者》倉俣 他一人(報告 倉俣)
《日程》4/24(土)大田原6:10--JR日光7:10--志津乗越8:30〜裏日光分岐9:25〜水場10:30〜女峰山11:22/12:00
   〜帝釈山12:25/12:40〜富士見峠13:13〜志津乗越14:58--湯元温泉--日光--宇都宮--大田原
《要約》人気の奥日光、志津乗越P大混雑
《本文》JR日光駅で友人と待ち合わせ後に志津乗越へ向かう。いろは坂は、がらがらで順調に通過できましたが、
志津乗越付近のPは大混雑で乗越手前及び男体方面の奥も満車状態でした。なんとか乗越から100m位下の路肩に駐
車できて良かったです。女峰山方面の林道は砂防工事の為、志津乗越から進入禁止になっていました、工事が終わ
るまで注意です。林道分岐からは、いつもの静かな山行が楽しめました。山頂は、団体さんで賑わっていました。
山頂から燧が見えました、白根方面はガスがかかっていましたが、時折展望が開け、皇海が見えました。帝釈から
富士見峠をへて長い林道を志津乗越に戻った後、奥日光20数年ぶりの友人のリクエストで湯元温泉に入りました。
日曜日の夕方でも湯の湖は、観光客が多く、日光は有名なんだなーと再認識しました。

■赤城山・鈴ヶ岳(1564.7m)ほか・一般
《山行日》10/09/10(金)快晴
《参加者》稲葉昌(単独)《日程》宇都宮--赤城山・新坂平駐車場6:59〜鍬柄山7:56〜大ダオ8:15〜鈴ヶ岳8:54
   〜大ダオ9:52〜出張山11:56〜薬師岳12:29〜陣笠山12:49〜大沼湖畔〜見晴山14:07〜新坂平駐車場14:35-宇都宮
《要約》朝、登山口に降り立つと、「この間までの暑さは何処に行ったの」という位の気温。日が昇るに従って日
差しは強まったが、風や雲は秋の気配。樹林帯の中は涼しく快適だった。頻繁に休憩を取りながら歩いたので、距
離が短い割には時間がかかった。

■那須クリーンキャンペーン・その他
《山行日》2010/09/05(日)快晴
《参加者》吉野、斉藤常(前夜〜朝まで)、東、久保、佐藤一、君島、稲葉昌×2
(報告 稲葉昌)
《日程》09/04(土)18:00〜懇親会
    09/05(日)7:30開会式、8:00〜清掃登山、各会ごとに下山、終了
《概要》前夜・当日とも天気に恵まれ、多くの参加者がありました。
《本文》前夜には、峠の茶屋駐車場で満天の星を見ながらの宴会。当日は快晴の下、各会に分かれて清掃活動を行
った。稲葉昌×2は峰の茶屋経由で朝日岳を往復した。最近は登山者のマナーが向上し、登山道にはあまりゴミは
見られなかった。問題はむしろ、ロープウェイ山麓駅〜峠の茶屋駐車場間の道路の混雑と路上駐車の多さである。
県外ナンバーが多いので、高速道路料金値下げの影響であろうか。クリーンキャンペーン参加者には、大丸に駐車
し、峠の茶屋まで乗り合わせて行くなどの配慮が必要と思われる。

■那須、南月山・トレイルラン
《山行日》10/09/04(土)
《参加者》斎藤俊×2
《日程》峠の茶屋9:40〜峰の茶屋馬10:10〜牛ヶ首10.35〜南月山11:05/12:00〜牛ヶ首12:35〜峰の茶屋12:50
   〜峠の茶屋14:10
《要約》天気もよく気持ちのいい山行(トレラン)でした
《本文》今年は那須クリーンキャンペーンに参加出来ないので、一足先にゴミ拾いを兼ねて南月山へ走りに行って
きました。調子が良くなかった体調も大分良くなってきたし、リハビリも兼ねてゆっくり。快晴の那須は空気は冷
たく展望もよく気持ちいい。咲き始めた可愛いリンドウが、疲れかけた身体を癒してくれました。ゴミとリンドウ
を捜しながら高度をちょっとずつ上げていきます。峰の茶屋を越えて、噴煙を上げている茶臼岳の横を走る。この
高度から会津の山々を見ながら走るのは凄く気持ちいい。後方から来たランナーに道を空けると、なんと何度か一
緒に山を走った仲間では。「いいことやっていますね〜」とお互い笑みが溢れる。仲間と別れた後は牛ヶ首から南
月山を目指します。尾根沿いも走りやすくここも気持ちいい途中に咲いていたトリカブトもキレイでした。振り返
ると見える茶臼岳の展望が絵葉書みたいで最高です。南月山到着後は噴煙を上げる茶臼岳を見ながらザックにいっ
ぱい背負ってきた食事を楽しみ雲を見てたら寝てました。ずっとここに居たくなるそんな南月山でした。

■大田切川・東熊沢・沢登り
《山行日》10/09/04(土)〜09/05(日)
《参加者》弘田、植木(報告 植木)
《日程》・9/3(金)氏家18:00--上三川I.C.==壬生P.A.18:45/19:15==佐野藤岡--太田桐生==小黒川P.A.22:30(泊)
・9/4(土)小黒川P.A.5:00==駒ヶ根I.C.--バスP 5:40/6:20…檜尾橋6:50〜取水堰堤7:40/7:50〜チョックストン8:30
   〜梯子デト沢出合9:50〜二俣12:00〜大滝13:15〜6mナメ滝14:15〜1900m 15:00(泊)
・9/5(日)1900m 5:00/6:45〜ナメ大滝7:00〜チムニー滝8:30〜稜線11:55/12:10〜檜尾岳13:50〜バス停16:20
   …バスP 16:45--すき屋17:30/18:00--駒ヶ根I.C.==太田桐生20:00--佐野藤岡==壬生P.A.21:00==黒磯I.C.
   --那須塩原22:00
《要約》史上最高の滝に出会いました。
《本文》・9/3(金)壬生P.A.で集合、移動。小黒川P.A.最高!涼しくて爆睡。
・9/4(土)目が覚めると東の空に朝焼けの南アルプスの山々がきれいに見える。さっそく車を走らせバスに乗る。
昨年の秋に並んだが今回もすごい列だ。檜尾橋で降りると別パーティーが。取水堰堤までスノーシェッド状のとこ
ろあり。沢に入るとさっそく水流突破。次はチョックストン。その後はゴーロ帯。タカネビランジ発見。左岸から
の大きな滝は梯子デト沢の出合。すごい滝です。そこからゴーロを行き、二俣。ここで京都パーティーと別れて右
に入る。10mナメ滝を抜けるとそこに大滝!巻きに2時間かかるという。マジで?でも左岸のガレを登り、灌木をつ
かむと30分で完了。その後ゴーロを行き8mナメ滝。ここで滑って落ちるがことなきを得る。1900mあたりの広い所
で幕。今までで最大のビッグファイヤー実行。
・9/5(日)本流よりも左の滝が気になり、左の大滝に入る。この滝が沢史上最高の滝!80mの水流がそのまま登れる!
その後も快適なナメ!振り返ると南アルプスの山々がきれい。左岸から大きい滝があるが左の水流を行く。すると
目の前にチムニー滝。これは登れる?弘田さん果敢にリード。突破!次は俺。うー。何とかお助け&A0でクリア。
2段目は右壁を突破!これまた何とかクリア。細くなったところでチムニー状6m。これは右から高巻く。ほどなく
草原に出て、最後はハイマツこぎこぎで登山道に出る。そこでバテテしまい、荷物を弘田さんに持ってもらう。
情けない。檜尾岳まで結構なアップダウン。下山が長いのでこれまた荷物を持ってもらう。重ね重ねありがとうご
ざいました。この下山でまたもやチタケをゲット。何とか登山口に着くとバスが到着。さっさとPにもどる。

■奥武蔵ウルトラマラソン・ラン
《山行日》10/08/01(日)
《参加者》斎藤俊
《要約》暑い中のウルトラマラソンは疲れました。
《本文》富士で「燃え尽き症候群」なった状況で迎えた奥武蔵ウルトラマラソン。
ちょっとなめすぎてました。77kmなので適当にエイドも楽しんで、8時間ぐらいでゴール出来ればいいと思ってい
たが、とんでもない。 きつすぎる起伏と酷暑。スタート5kmぐらいでペースを落とす。そのうち調子が上がってく
るかと思いきや、全然上がってこない。17km通過、この先約60kmもとても走れないという弱い気持ちが大きくなる。
この日は「元気」が全く出てこない。序盤からこんな状態では今回は完全にゴール出来ないだろう。気持ちを何度
も切り替えようとしても、体が徐々に衰弱していくような気になる。もはや完全歩きの状態。 どうしたらゴール
出来るか?エイドでしっかり補給し休み休み歩こう。せっかくレースに参加しているのだから楽しまないと。次の
エイドまで、その次まで…。エイドで補給し、会話していると次第に元気になってくる。この大会のエイドはすご
く充実していて、区間も短い。そうめんやおかゆ、おにぎりやパン、コーラにかき氷、そして「金麦」まであった。
段々と走れるようになって少しの区間走ったが、ほぼ歩き。脚のあちこちに痛みが出てくる。折り返してくる上位
のランナー達。その中に一緒にトレーニングをしてきた仲間の姿が!顔見知りのランナーと次々とハイタッチ。こ
の辺が一番元気になったかな。折り返しのエイドで地べたに座りかき氷を頂く。生き返った。3杯おかわりを頂き、
またゆっくり歩き出す。途中、抜きつ抜かれつのランナーと会話しながら前へ前へ。残り10数キロまで来たが、
ここからの一歩一歩が厳しい。まるでトゲのある道路を歩いているかのよう。下りは一瞬とも走れず、全歩き。抜
いていくランナーが頑張ろうと声を掛けてくれるが、これがMAXなんですと応えて付いていけない。もうとっくに
全然走れないから、ゴールテープが見えても歩き。ようやく辿りついたゴールははやり嬉しかった。どこかで収容
されるかもとハラハラしながら、この日のマイベストを出してきました。予定より2時間遅れのゴールも自分にと
っては最高のご褒美。暑くて、長い1日がようやく終わってホッとした瞬間でした。

■富士登山競走・ラン
《山行日》10/07/23(金)
《参加者》斎藤俊
《日程》吉田市役所7:00〜馬返し8:04〜五合目8:57〜八合目10:23〜山頂10:55
《要約》夏のメインレース、富士登山競走、無事に完走を果たしました。祝 サブ4(フォー!← HG 風 (植木脚色) )
《本文》今回は故障もあって、まずはスタートラインに立つことを目標にリハビリ、トレーニングをしてきたので
結果には満足しております。普通に走れるようになったのはレース2週間前。よく間に合ったと思いますし、落ち
込んでいた自分を励ましてくれた仲間に感謝いたします。故障明けだったので、目標はもちろん完走でしたが、密
かに4時間切を狙っていました。脚が動かなくなったら手で、手がダメなら指で、指がダメなら歯…、歯がダメな
ら目で…。何としてもゴールするぞ、そんな気持ちでスタートランンにつきました。焦る気持ちでペースアップし
てしまうので、浅間神社までは抑え、そこから徐々にペースアップ。馬返しまでのロードは一番の嫌いな部分。今
年はここを攻略しようと鳥海登山レースに参加していたのがいい練習になったようだ。
馬返し通過 1’04”13
五合目打ち切りの昨年よりはラップが遅いが予定通り。馬返しからは走ったり、歩いたり。ちょっと中だるみした
感じだが、その後に備えて体が休まったようだ。
五合目通過 1’57”24
さてこの先がこのレースの核心部分。ガレ場を登っていると、よく見る顔ぶれに数名と出会った。多分そのうち抜
かれるだろうと思って声を掛け抜かせてもらう。息が切れてくる。もう無我夢中。手を離すと落ちていきそうな重
度感。ちょっと疲れたなと思ったら一気にフラフラに…。八合目付近で急に具合が悪くなった。
八合目通過 3’23”04
な、何だ…。心拍数は140まで落ち、脚が前にいかない。苦しい局面を迎えているのに、これに挑戦しようと気持
ちもメラメラ。階段部分も歩けないので這って進む。休みたいが休みたくない。後ろから抜いてきた仲間が凄い勢
いで抜いてきた。付いていきたいが体が言うこと聞いてくれない。いろんな人の顔が出てくる。ここからだ!ここ
から一歩進まないと!九合目は過ぎたのか?よく憶えていない。どれだけ脚を前に進めたのか、多分ずっと千鳥足
状態だったと思う。フラフラしながらかすかに声が聞こえてきた。先にゴールしている仲間や、山頂で待っててく
れた仲間の声。目に映ってくるのはまともな映像ではなく、セピア色。ここがゴールか?ダッシュしようとするが
手前で転倒。何とかゴールしすぐに座り込む。完全に動けない。山頂って夕方みたいにセピア色なのか?寒気がし
たので日向のベンチに移動し、ビールを頂き乾杯!嬉しいが横になりたい。しばらくここで寝ていました。どれく
らい寝ていたのか…。
ちょっと回復してきたので山小屋でうどんを食べると一気に元気いっぱい。改めてゴールタイムを見ると
山頂到着 3’55”51
嬉しかった。涙が出るほど嬉しかった。熱い富士登山競走が終わり、改めてこの大会の虜になった気がします。

●これ以前の報告はこのページ上部にある一覧からご覧下さい。

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