白水沢右股 五月の記録 白水沢左股とわかれ、ゴーロ帯を三分歩くと荒れた大白森沢が 入ってくる。これから上流は伐採されてしまったので、谷はうま り一時問ほどゴーロ帯を歩く。高度はグングンと上る。二股にな るが、右の小沢は雪が多いので左手に入る。左に入ると、すぐ長 い長いナメとなる。甲子にしては、めずらしいほどのナメとなっ ている。水量が少ないのでワラジをぬらす位だが、スリップの心 配はない。沢幅二mのこのナメも、すぐに林道がながめられると もう終りである。右手に大きいカレ滝が現われるが、落石の多い 状態なので左手のもろそうな滝を越え林道にはい上る。甲子峠に 四十分のところである。