平成19年10月21日(日曜日) 乾徳山(山梨県) 撮影:水上
山 名:乾徳山(山梨県)
メンバー:飛嶋、水上
山行月日:平成19年10月21日(日曜日)
コ ー ス:駐車場(8:30)→駒止(9:45)→錦晶水(10:15)→国師が原(10:25)→
月見岩(10:50)→第1の岩場(11:25)→(昼食)→第2の岩場(12:00)→
山頂(12:05)→月見岩(12:55)→道満尾根→駐車場(14:30)
記 事:@トイレは駐車場(20台ほど)には無いが、向かいの公園にある。
A徳和に入る国道(140号)の入口と登山口には乾徳山の案内看板あり。
B武田信玄の墓所のある恵林寺の山号は乾徳山。
大河ドラマ「風林火山」を見て、甲斐の山に登りたくなった。
8時30分、徳和の登山口手前の駐車場に車を止めて歩き始めた。空は雲ひとつ無い秋
晴れで、気持ちがよい。20分ほど車道を歩き、山道へ入った。よく踏まれた山道は、
傾斜も一定で歩きやすかった。道は暗い針葉樹から明るい広葉樹の林に変わった。一登
りして傾斜がゆるくなると林の中に「錦晶水」がコンコンと流れていた。ここは明るく平
らな広葉樹の森で、秋の夜をテントで過ごすによさそうな所だ。
程なく国師が原に着いた。ここから正面左手に山頂が見える。山小屋がすぐ脇に見えた
が、ここが昔のガイドブックにあった「牧場で絞った牛乳を飲ませてくれた山小屋」だろ
うか。(昭和57年版 アルパインガイド35 奥秩父・大菩薩嶺)
少し急になった道を進み、秋の日にキラキラと輝くカヤトの原を登っていくとそこは月
見岩。ここからの展望は素晴らしく、富士山はもとより、南アルプスの北岳までよく見
えた。カヤトの原をさらに進むと岩の目立つ樹林の急坂となり、今日のハイライト第1
号の岩場。ここは問題なく通過。さらに進むと山頂岩場下の展望が開けた場所に出た。
ここで昼食を取った。ここも素晴らしい展望台。月見岩では見えなかった雪を被った中
央アルプスも見えている。乾徳山は本当に展望の山だ。
昼食後、本日のハイライト第2号山頂直下の岩場。第1の岩場より手ごわいが、ここも
鎖あり。岩場を登り終えて着いた山頂からの景色は360度。山頂は少し狭いが、そん
なことは問題ではない。そこからの景色がすべてを許してくれる。
帰りは、黒金山方面の水のタワから国師が原に下りる予定だったが、間違えて元来た道
を月見岩へと降りてしまった。その後、道満尾根を下ったが、途中、どちらにもテープ
がある分岐があり迷ってしまった。結局、分岐を鋭角的に左に曲がり、大平牧場を左手
に見ながら降りたが、倒木も多く登りの道に比べあまり歩かれていないような感じで徳
和の集落に降りてきた。
乾徳山は、針葉樹、広葉樹、明るい林、きれいな水場、輝くカヤト、アクセントの岩場、
360度の展望と秋の一日を十分に楽しめた山だった。