平成19年11月25日(日) 竜ヶ岳(山梨県)
メンバー:水上(単独)
コ ー ス:駐車場(9:00)→登山道入口(9:18)→石仏(10:05)→分岐(10:35)→山頂(10:45)→(昼食)→分岐(12:20)
→林道(13:10)→キャンプ場(13:25)→駐車場(13:35)
記 事:@本栖湖畔の道を走ると登山者用駐車場看板がある。
A駐車場(広大!)の隣のキャンプ場にトイレあり。
B駐車場も広大なら、山頂も広い。
先日受けた人間ドックで「脂肪肝」気味と言われたことが原因ではないが、好天が続くこの連休、もったいなくて
23日の茅が岳に続いて山に出かけた。
本栖湖畔の駐車場は広大。何でこんなに広い駐車場が必要なのかわからないが、車を止める所に困るよりはありが
たい。広い駐車場なのでどこに止めてもよいのだが、やはり皆が車を止めている所に寄り添うように止めてしまう
のは何故だろう。
9時過ぎ、駐車場から登山口へ歩き始めた。キャンプ場の中を行く道も、もうすっかり枯葉が落ちて、晩秋と言うか
もうすでに冬の装いだった。平坦な林の中を案内にしたがっていくと、今は無き「上九一色村」と名前の入った登山
ポストがあった。この村は分村合併し、今では、北部は甲府市、南部は富士河口湖町となっている。
さて、登山道。歩きやすい道が整備されていて、しかも、傾斜もゆるい。汗をかかないようにゆっくり登った。途
中の木の間越しに、雪をつけた北岳が望めた。
広葉樹の道から笹の目立つ道に変わると、しばらくして石仏のある稜線に出た。ここからは、開けた笹の急登。少
し風が冷たいが、足元は霜が解けて靴の裏に泥の団子ができてしまった。
傾斜が緩むと、広い頂上の一角に出た。真正面には南アルプスの赤石岳があった。そして後ろを振り向くと大きす
ぎるほどの富士山。右を見ても左を見ても、前も後も広大な山のパノラマ。南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、御坂山
塊、三つ峠、富士山等々どこから見始めたらよいのか悩むほどの景色だった。
山頂で1時間ほど昼食や山座同定を楽しんでから、下山。正面には御坂山塊と三つ峠。そして、それに続く樹海。
それにしても樹海とはよく言ったものだ。富士五湖には何度も来ていたが、こんなに深く森が続いていたとは知ら
なかった。
途中の分岐を左に曲がり、本栖湖へ直接降りる道に入った。樹林の道だが、木々の葉がすべて落ちきって、そこに
午後の日が差し込みとても明るい。ガサガサと、歩くたびに足元で落ち葉が音を立てた。下の林道近くまで降りて
くると、枝に残ったもみじの葉が日の光に照らされて、まるでステンドグラスのように赤く光っていた。