7月20日(月) 出羽三山 月山 (撮影は小林/梅原)  写真はクリックすると拡大できます。

姥ケ岳をバックに
(左から梅原、小林、高橋)

姥ケ岳の途中から月山を眺める
(手前が姥沢のスキー場)
月山の登りの途中にて
(後方に姥ケ岳からの縦走路が続く)
姥ケ岳付近
(ニッコウキスゲが咲き乱れる)


ハクサンイチゲ ヒナウスユキソウ
チングルマ

チングルマの種
タカネコウゾリナ タテヤマリンドウ
【山行名】  :出羽三山  月山
【 日時 】  :7月20日(月)
【 山域 】  :姥ケ岳から月山(1989M)
【メンバー】:小林充、高橋紀子、梅原浩
【 撮影 】  :小林/梅原
【 記録 】  :梅原浩
【コース】 矢板岳友会事務所4:00==7:45姥沢小屋駐車場8:15−8:30リフト下8:35
           −8:45リフト上8:50−9:20姥ケ岳9:30−10:20牛ケ首10:30−11
           :00月山頂上(昼食)11:55−12:30牛ケ首下の水場12:35−13:25姥沢
           小屋駐車場14:00==15:00寒河江チェリーランド15:40==18:45矢板着

  午前4時ちょうど、眠い目をこすりながら岳友会事務所に着いた時には、小林さんも高橋さんも準備万端
といった雰囲気で迎えてくれた。事務所には昨日、守門岳に登って帰ってきた、斎藤さん、印南さん、水上
さん、飛島さんが寝ているという。彼ら(彼女)に川島さんを加えて、今日は会津駒ヶ岳に登る予定だそう
だ。(相変わらず元気ですねえ!)彼らを起こさない様に、我々三人は小林さんの車で月山目指して出発。
  いつもなら今頃は熟睡中のはずであるが、今日は長距離ドライブ・・少々眠いのはがまんの子・・である。
  4号線をしばらく北上し、西那須野インターで東北自動車道にのる。  回りはまだ薄暗く、走る車もほと
んどない。栃木県境を過ぎ福島県に入った頃から天気もよくなり、真っ赤な太陽が顔を出した。この頃から
無性に眠くなってくる。運転の小林さんに悪いなあと思いながら気づかれない様ウトウトとする。後部座席
を見るとやはり、高橋さんもウトウト(いやグッスリ?かな)としている。やはり明るくなってきた方が何
故か眠たくなるらしい。
  国見のサービスエリアで朝食を済ませ、村田JCから山形自動車道へと入る。先程から北へ向かうほどに
天気が悪くなり、村田を過ぎた辺りでは濃い霧につつまれていた。小林さんは『今日の天気予報は月山は快
晴だよ』というが、天気は益々悪くなるばかりだ。所が、関沢のトンネルを抜けると、天気は一変して、快
晴となった。『トンネルを抜けるとそこは夏空だった』(;^^;)というか、奥羽山脈の東と西では天気が大き
く異なるようだ。
  寒河江で山形自動車道を降り、一般道で月山を目指す。ここから月山湖までは高速道路の延長工事中であ
り、今年の秋には開通する予定だという。月山口を右折し志津の民宿を抜け、車はいよいよ月山への急勾配
の山道へと入って行く。しばらくして姥沢小屋下の駐車場に着いたのは7時45分頃であった。

  駐車場には既にかなりの台数の車が来ており、我々は奥の方に駐車する。それから、それぞれ身支度を済
ませ、姥沢小屋上のリフトまで10分余りを歩く。登山届けを出し、リフト券を買い、いよいよリフトに乗
り込んだが『これはラクチンだ。』「病み付き?になりそうだなあ」と喉まで出掛かったが、言うのはやめ
た。(フーーッツ、危ない。危ない。軟弱な気持ちを思わず読み取られる所だった。(^^!))
  リフトから左手には姥ケ岳の斜面が眺められ、そのあちこちにニッコウキスゲの黄色い群生が見受けられ
る。空は真っ青な夏空。すばらしい天気に恵まれ、小林さんも高橋さんも思わずにっこり。『素晴らしい天
気だね』という声も本当に嬉しそう・・。
  リフトを降りると、右手には月山のなだらかな山容と、左眼前の姥ケ岳から金姥を経て牛ケ首へと続く山
並みが青空の下で映える。小休止をした後、姥ケ岳の登りに掛かる。今年は暖かかった性か、所々にわずか
ばかりの雪渓が残っているだけで、月山スキー場も7月5日にはクローズしたという。ほんの二週間前まで
スキー客で賑わっていたと思われる、姥沢からはひっきりなしにガスが上がってきて月山を覆いつくすが、
天気は相変わらず良好だ。
  1ピッチ強(?)で姥ケ岳頂上に着いたが、ここから西側には日本海へと続く山並みが見渡せる。しばし
回りの風景を楽しんでいたが、湯殿山の方からガスがどんどん沸いてきて、まわりを埋め尽くすまでに広が
って来た。休んで少し涼しくなってきたので、月山へ向かう。ここからは、お花畑の中の尾根道を行く。
  ニッコウキスゲを始めとして、ヒナウスユキソウ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、
オゼアザミ、チングルマ、タテヤマリンドウなどなど無数の花々が咲き乱れ本当に素晴らしい。北の山々
は、花の楽園といった所か・・・。
  牛ケ首近くまではのんびりと回りの景色や花々を楽しみながら歩いたが、リフト方面から小学生を始めと
する大人数のグループが登ってくるのが見えた。これから月山の最後の登りにかかるが、あの中に入ると大
変なので、牛ケ首付近で先行し、頂上を目指す。ややガレ気味の登山道を30分程登ると、頂上付近の平坦
な場所にでた。ここでもハクサンフウロやタテヤマリンドウなどの花々が咲き乱れている。北の山々はどこ
へいっても花・花・花で素晴らしい。
  頂上から少し下がった所で休憩する。先程から高橋さんが『お腹がすいた』といっていたが、今朝は早く
でてきたのだから、時間(まだ11時)以上にお腹が空くのも当然なので、昼食を摂る事にする。小林さん
は、早めに昼食を済ませてから『近くの花々を撮ってくる。12時に出発しよう。』と言い残しその場を離
れた。我々二人はのんびりとコーヒータイム・・・。じっとしていて寒くなってきた頃、小林さんが戻って
きたので出発する。
  下りは快調なペースで牛ケ首の下方にある水場まで一気に駆け下りる。眼下には、今朝登ってきたリフト
頂上駅から姥ケ岳、金姥、牛ケ首までの稜線と、つい最近までスキー客を楽しませていた姥沢のスキー場跡
が広がる。朝に比べかなりガスが増えて来たが、天気は快晴で夏の強い日差しが我々を照らす。
  水場で小休止した後、私だけ先行して下る事にする。実は朝登ってくる時、小林さんと高橋さんは往復の
リフト券を買ったが、私は片道だけにした(節約したつもりが実は後でビーーール代となり結局同じ?事)
のでリフトの東側の登山道を下る事になったためだ。リフトに遅れては申し訳ないと1人なってからは飛ば
しに飛ばしてただひたすら下る。(実は今日の行動でこれが一番応えた。)姥沢小屋の後ろ側を通って林道
にでてからひとまずは車に戻る。まだ二人は戻っていないので荷物を置き待望のビーーーール。大きいのを
飲み干して待つ事20分・・・。上の方から二人が歩いてくる。『リフトは楽だったよ』とは高橋さんの声
・・・。私は?う〜〜〜〜〜〜〜ん。まあいいか・・・。
  汗を拭き、午後2時には姥沢下の駐車場を出発。途中寒河江のチェリーランドに立ち寄り土産物を買った
が、さすがに夏休み初日ともなると人・人・人で一杯・・・。矢板に着くのが遅くなるなあと心配されたが
午後6時40分過ぎには無事到着。充実した一日でした。(お疲れ様)(^^)