2000年 5月から6月の山行   写真撮影、文作成ともに平山
5月8日(曇時々晴)  伊吹山
  天気が午後から回復するとのことで、朝家を出発し伊吹山に向う。春まで早いので草花はほとんど
なし。5合目からはかなりの急登となる。
山頂付近には少し残雪が残っていた。曇のため遠望は利かず、鈴鹿の山がうっすらと見えただけであ
った。

5月9日(晴)  恵那山
恵那山・大判山より
  神坂峠から恵那山を往復した。大判山までは笹道であり、南アルプス・中央アルプスが春霞の彼方
にもうっすらと見えた。大判山からは残雪が多く、かなり歩きつらい道を登ることとなった。何度も
残雪を踏み抜き、山頂に至る。山頂からは展望は木々に覆われていてなし。しかし避難小屋隣の大岩
に登ると多くの雪を残す南アルプスの全貌が見る事ができた。平日のせいか他の登山者はなく、青空
の中静かな山行ができた。

5月10日(晴)  弥山・八経ケ岳(大峰)
山上ケ岳、大普賢岳 八経ケ岳より、
元気でやっています
八経ケ岳より見た
釈迦ケ岳
  行者還トンネル西口から八経ケ岳を往復した。登山口から奥駆道分岐まではかなりの急登である。
トウヒ・シラベの原生林を歩いて行くと、一汗かく頃に弥山山頂に至る。山頂は樹林に囲まれている
ので、八経ケ岳に向う。八経ケ岳の山頂は近畿地方最高峰であり、展望はすこぶる良い。山上ケ岳・
大普賢岳からの主稜線が続き、後ろを振り返ると釈迦ケ岳が堂々としていた。遠くには大台ケ原が雲
の上に頭を出していた。
時間がとれれば縦走してみたいものだ。

5月11日(曇→雨)  日出ケ岳(大台ケ原)
  曇り空の中、日出ケ岳へ向う。登山道というより歩道と言うような整備されている道である。山頂
はガスで包まれ、展望は無し。雨が降ってきたので、やむを得ず、登山口に戻る。途中、正木ケ原に
て数頭の鹿と出会う。ここの良さを味わうには、沢から登らないとダメなような気がする。

6月1日(快晴)  韓国岳・高千穂峰(霧島)
韓国岳より、
気持ちいいよ、最高ですよ
韓国岳より、
高千穂連峰遠望
  前日雨の中霧島までのドライブとなる。岡山からだと九州は近いと思っていたが、約700Km・
8時間掛かってしまった。翌朝は快晴である。登山口から歩き出すとあっけないほどに韓国岳山頂で
ある。南面の噴火口が異様である。山頂からはいくつも火口湖が確認できる。火口湖の水は本当に青
い。東側には高千穂峰までの登山道が穏やかに続いている。一度登山口に戻り、車で高千穂河原に行
きそこから高千穂を目指した。
褐色の砂利の道を急登するとまた噴火口にでる。そこからの高千穂峰は端正な三角錐である。山頂か
らの眺めは絶品である。阿蘇・祖母の山々をはじめ、南側には桜島を見る事が出来た。南国初夏の陽
射しの中、楽しい山行となった。

6月2日(晴)  開聞岳
開聞岳です
  とうとう九州最南端までやって来てしまった。登山道は薄暗く、鬱蒼とした樹林帯が続く。7合目
で少し展望が開けるが、山頂付近まで展望はほとんどない。山頂の岩の上に立つと360度の展望が
広がる。しかし180度は海である。枕崎への海岸線・佐多岬・桜島と確認することが出来たが、残
念ながら屋久島は見る事が出来なかった。どこか展望が鳥海山ににているような感じである。

6月3日(曇)  阿蘇中岳
ミヤマキリシマの群落です
  日ノ尾峠から中岳を目指す。かなりの急登であるが、中岳に近づくにつれて、満開のミヤマキリシ
マが迎えてくれた。山の斜面がピンク色であり実に見事であった。今回の山行で会いたかった景色で
ある。山頂からは遠望がきかなかったが阿蘇の山並み(外輪山)は確認する事ができた。阿蘇は登山す
るより草に寝転がってもゆっくりしたい所である。

6月16日(晴)  大山
  前日ゴルフコンペで米子の温泉に泊り、翌朝天気が良かったので大山に登ることとした。夏山登山
道は下りが一度もなく、山頂まで続いていた。
途中の避難小屋付近からの大山北面の岩壁が荒々しい。岩壁というより崩壊地と言う方が正しいであ
ろう。山頂からは霞が掛かっていたため、遠望はきかなかったが日本海・山は確認できた。それ以上
に山頂から剣が峰に続く稜線は両側にすっぽり切れ落ちているのが印象的であった。
初冬の頃もう一度登って見たいものだ。なお、ゴルフはベストスコア(41+42=83)となり、満
足である。