2001/10/20〜21 秋山合宿 谷川岳マチガ沢本谷
マチガ沢出会い | マチガ沢 | ルンルン気分で | 快適に進む |
沢幅も狭まり・・・ | だんだん斜度が増して | 西黒尾根をバック | 今尚、現役です |
身が軽い?浅川さん | 紅一点、尾上さん | 足取りも軽く植木さん | 確保する稲葉さん |
生き生き池田さん | 最後の登り | 最後の草付き | 万太郎山への縦走路 |
日時:10月20日(土)〜21(日) 山行:谷川岳マチガ沢本谷 メンバー:池田、稲葉、浅川、植木、梅原、尾上、小林 コース: 10/20(土)先発隊岳友会事務所出発13:30===16:00沼田/後発隊岳友会事務所出発18:40===21:50 沼田===23:00湯桧曽幕営 10/21(日)起床4:30===出発6:10===マチガ沢出会6:50---7:10マチガ沢入渓---12:30マチガ沢 東南稜---13:05国境稜線13:50---14:00トマノ耳---14:10肩の小屋---西黒尾根--- 14:50巌剛新道分岐15:00---巌剛新道---15:50マチガ沢出会 記録 ・10/20(土)先発隊、小林、植木、浅川の3名は岳友会事務所を13時30分出発。途中、間藤 駅で尾上さんをピックアップし沼田の山彦経由で湯桧曽へ一足先に到着し、テントを張る。 それから遅れる事5時間、後発隊、池田、稲葉、梅原は18時40分頃事務所を出発する。途中沼 田から会長に連絡を入れ、植木さんのエスコートで11時頃湯桧曽にて合流・・・テントを張り、 即、寝入る。(おやすみなさい・・・) ・10/21(日)予定よりやや早めの起床。朝食をしっかりと摂り、マチガ沢出会いに到着したのが 6時30分を少し回っていたが、ちょうど車2台分の駐車スペースをゲット・・・非常にラッキー だった。各自身支度を整え、いよいよ登山開始となる。天気はやや曇り気味だが、トマノ耳ははっ きりと見える。 威圧感を与える堂々とした山容だ。登り開始は6時50分。巌剛新道を20〜30分程歩き、本来 ならば第一見晴らし台から入渓するのだが、マチガ沢分岐でトラロープをくぐり早々に入渓した。 先頭は池田さんで、久々の沢登りとあってか、朝から気合が入っている。出だしはなだらかな登り でホールドやスタンスの取り方を教えて貰いながらゆっくりと登る。この辺りは伏流水となってお り、岩肌の白さと今が盛りの紅葉とがマッチして非常にきれいだ。二の沢出会いから付近から沢は 大きく右に曲がりトマノ耳やオキノ耳も望める様になり、やや勾配も増してくる。今の時期は水流 が最も少なく、乾いた岩肌は非常に快適に歩けるが少し濡れた所では非常に滑りやすく、注意が必 要だ。案の上、大滝付近では中央に水流が現れ、滑りやすいのでこれの飛び越しには苦労した。こ の時期は雪渓も消えて水量が最も少なくなっている。途中、ザイルを2ヶ所程、出す所があり全員 の通過に手間取ったが、東南稜の少し下で早めの昼食を摂る。この頃から青空が見え始め、日が射 す様になってくる。振りかえると西黒尾根や白毛門の紅葉がきれいだ。これまでは薄曇りの中を登 ってきたが、風がないため寒くもなく、暑くもなく快適な状況だったが、日差しを受けるとむしろ 暑さを感じるようになる。この少し前くらいから後続に2人パーティが1時間遅れくらいで登って くるのが確認できた。後で分かった事だが、彼らは東南稜を登って行った。 昼食を済まし、最後の登りに掛る。東南稜の取り付きをやり過ごし、要の滝は低いながらもいやら しい登りとなるので右岸を巻き、最後の草付きに入ったがここが一番緊張した。手がかりが少なく これまでの疲れと、もう少しという気持ちが甘い誘惑となるが、気持ちを引き締め直し草付きを登 り切るとポ−ンと国境稜線に飛び出した。目の前にはオジカ沢の頭から万太郎山へと連なる山々の 凛とした姿が飛び込んでくる。一瞬、何とも言えない充実感、達成感が身体中に充満してくるのが 判る。恐らく声を出したら、ポロポロと涙をこぼしていた事だろう。数分後、仲間達が次々と稜線 に上がってくる。登り始めてから6時間余り、ずいぶん時間は掛ったが、本当に充実した時間だっ た。一人一人と握手をしながら、今日、ここを登って本当に良かったと思った。 終了地点で紅茶やなしなどを食べ、しばらくの間やすんだ後、下山に掛かる。トマノ耳から肩の小 屋を経由して、小林さんがいない事を確認した後、西黒尾根から巌剛新道を飛ぶ様に下る、下る、 下る。結局、1時間40分ほどでマチガ沢出会いまで下った。 この後、一の倉沢まで足を伸ばし、夕暮れの岩壁を見た後、お決まりの沼田の山彦経由で10時前 には矢板に帰った。自分にとって本当に充実し、また心に残る山登りだった。ご一緒して下さった 皆様、本当にお疲れ様でした。また、一緒に登りましょう。