2002/11/4   丹沢(大倉尾根〜塔の岳〜丹沢山)   撮影:梅原

塔の岳から蛭が岳を眺める 西丹沢の後方で雲を被った富士山 大倉尾根から見た富士山
・梅原、薄井
・丹沢へ行って来ました。快晴の一日でした。
・コース:
11/4(月)矢板5:05===7:55大倉山の家8:18−−−11:22塔の岳11:38−−−12:38丹沢山13:10−−−
    13:57塔の岳14:10−−−15:52大倉山の家==(風呂&蕎麦)==秦野市17:20===21:40矢板
    (行動時間7時間34分)

・記録
  今週も先週に続き冬型の気圧配置となり冷え込みが一段と厳しい。5時前の外気温は1度、車のフロ
ントガラスは凍っている。空にはオリオン座を始めまだ多くの星達が瞬いていた。今日は矢板インター
から東北道を南下し丹沢を目指す。日の出と共に気温も少しずつ上がってくる。予想通り秋晴れの空模
様で首都高からは、真っ白いベールを被った富士山がくっきりと見える。また東名からは紅葉に色付く
丹沢の山々がその姿を現す。早朝の為か特に混雑した所もなく3時間弱で大倉の登山口に着いた。
  身支度を済ませて登山の開始。舗装された林道を暫く行き、すぐに樹林帯の山道に入って行く。風も
なく、空気も澄みきっており清々しい。3連休の最終日、快晴という事も有り、多くの登山者が入って
いるようだ。観音茶屋の分岐を左に取り、大倉高原山の家に出ると展望が開ける。ここで一息入れ、ま
た松林の樹林帯をゆるやかに登って行く。尚も行くと、少しずつ展望が良くなり、丹沢の山々が見渡せ
る様になる。堀山まで来ると左手(西)に富士山が望める。ここは富士山を眺める絶好のポイントになっ
ている様だ。堀山の家を過ぎ、ややガレ気味の登りを過ぎる頃から木の階段が多くなる。尤も低めに作
ってあるのでさほど歩き難くはないようだ。天神尾根分岐の少し上で一息入れる。ここからは花立が眼
前に見え、ガレ場の登りとなるが、花立山荘までは木の階段が続く。ここまで来ると見晴らしがぐっと
良くなり、振り替えると今登って来た大倉尾根が下まで見渡せる。金冷しを過ぎる頃から風がやや強く
なり、寒さを感じる様になったが、最後の一頑張りで、塔の岳山頂に出た。
  塔の岳山頂は広く、大勢の登山者が思い思いにくつろいでいる。天気は快晴、まさに360度の展望
だ。東の方は房総半島から江ノ島、茅ヶ崎海岸、眼前の相模湾沖には大島、その西には初島から伊豆半
島へと連なる海岸線が見渡せる。また西の方向には伊豆の山々と愛鷹山、その間には駿河湾、そしてや
はり、真っ白い雪のベールを被った富士山の堂々たる姿が素晴らしい。その右手には南アルプスの山々
が、そして北の方向には、蛭が岳、丹沢山を初めとする裏丹沢の山々が眺められる。景色を楽しむのに
時間を忘れる程だが、風が強くなり肌寒くなってきたので、早々に切り上げ丹沢山に向う事にする。
  丹沢山へは小屋の脇を通り北進するが、急に人が少なくなる。熊笹の中の小さなアップダウンを3回
ほど繰り返し、1時間程歩くと丹沢山に着く。相変わらず天気は良く、さきほどの風がないので、山頂
で少し遅めの昼食とする。お湯を沸かし、熱いコーヒーを飲んだが、やはりこの時期は暖かいものが有
り難い。
しかし、余りゆっくりしている時間もないので、早々に下山に掛かる。丹沢山から塔の岳へは景色を楽
しみながら比較的ゆっくり下る。塔の岳では、先程の風が治まっていたので、もう一度景色をゆっくり
と楽しむ。
  『さてっと、後は下るだけ・・・』という事で気合を入れ直す。下山を始め、後ろから薄井さんの
『軽快な足音』につられる様に、ついついペースがUpする。文字通り『飛ぶような速さ』で、下る・
下る・下る・・・。堀山の展望地で一息入れる。ここで写真を撮っていたおじさんは、この丹沢に年間
約30回、通算では600回も通っていると言う。それだけ曳かれる所があるのだろう。私もと、ここ
から数枚写真を撮った後、また下る事にする。しかし、この大倉尾根(通称、バカ尾根というそうだが
・・・)の下りはやはり長かった。途中、左太股が攣りそうになりながらも何とか持ちこたえ、林道に
飛び出た時には、両太股がかなり張っていた。薄井さんも膝が若干痛んだようだが、まだまだ元気その
もの・・・。『やはり、若さの差が出たのか??』とつくずく思ってしまった。
  この後は、風呂&蕎麦のいつものコースだが、予想していたとは言え、やはり最後が大変だった。秦
野を午後5時20分頃に出る。東名に乗った途端、厚木から海老名まで都内に向う車の大渋滞・・・
3連休の最終日だから尚更の事だった。結局、帰りは4時間20分(行きよりも1時間30分余分に掛
かった)掛けて、やっとの思いで矢板に着いた。本当に、お疲れ様でした。
 
(参考)・・・携帯電話のテスト
※丹沢山山頂・・・D1本/交信不可。
※塔の岳山頂・・・D3本/交信可(但し不安定)