淺川です。
 
 リタイヤ記念にかみさんと北海道旅行に行って来ましたが、ついでに山を3座登ってきましたので報告し
ます。登った山は利尻山、黒岳、二ペソツ山の3座です。写真を入れての報告なので、データ量が多くなり
ますので4回に分けて報告しますのでご承知願います。
 その1・・・6月25日利尻山(鴛泊コース)
 その2・・・6月26日利尻山(沓形コース)
 その3・・・6月29日黒岳
 その4・・・6月30日ニペソツ山
 
報告・・・その1
 6月19日、利尻島を目指し、最初に訪れたのが稚内であった。翌日は10時ごろまでは晴れて、目指す利
尻山もシャップから良く見えた。しかし、この後天候が崩れ利尻島に渡るのに悪天の回復を待って2日間
稚内で停滞することにった。雨風が酷いだけでく北海道地方は低温注意予報が出ていた。冬支度をして
来なかったため急遽稚内デパートでももしき、下着の長袖シャツとジャンバーを購入した。この買い物が北
道滞在期間中終始役にたち、計画の甘さを思い知らされた。
 
6月20日、ノシャップ岬からの利尻山
 日本最北の海の彼方に浮かぶ利尻山は旅情漂うものだった。
できるなら近景にハマナス、或いはエゾカンゾウを入れ青い海の彼方に佇む利尻山を撮影したかったがチャ
ンスを掴めず思うようにならないものである。
 
 
6月24日 
 利尻島に渡っても2日間雨に見舞われた。様子を見に鴛泊コースの登山口に行ってみたらー登山者
グループが下山してきた。上部は雪で9合目で引き返したとか、この悪天時に山に登るとは、ァー登山は
随分無理をするものだ。
 
6月25日、鴛泊コースから利尻山
 登山口駐車場で車に泊まる。朝、目を覚まして見ると雨はあがっていた。雲の切れ間は見えるもの
の曇空だった。滞在予定が少ないので今日こそは登るこにした。4時30分にスタートする。
登山道は初めエゾマツを主体としたぬかるみの森の中を行く。針葉樹林を抜けるとミズナラやハンノキの多
い落葉樹林が続き、丈は低くなるものの、山頂近くまでつづく。
 
長官山からの利尻山
 山頂の雲は完全に晴れなかったがすっかり天気は回復した。右下の赤い屋根は非難小屋である。
この時点では、北側の海はまだ雲海に覆われ海岸線は見えなかった。
 
利尻山頂よりローソク岩
 山頂には10時に着いた。しかし、途中で写真撮影を30分以上楽しんだので、この山は普通の人なら4時
間半で登れるであろう。標高差1500m登るにしては比較的楽な山であった。
山頂からは雲の合間から海岸線見え、海の良く見える山に登る長年の念願が叶えられた。
 
山頂北東斜面の樹氷
 昨日の強い風と霙で山頂の北東面に樹氷ができたらしい。10時頃には気温も上昇し殆ど解けていたが
ハクサンイチゲの咲く山肌が樹氷に覆われるとは昨日はよほどの悪天だったのだろう。それにしても高山
植物の逞しさには驚かされる。これだけの寒さに襲われても殆ど痛んでいない様子であった。
中央上部の雲間に鴛泊港が確認できる。
 
山頂西斜面のお花畑
 西斜面はやませの影響も少なく、ハクサンイチゲがちょうど見頃となっていた。今年は花が早いと言われ
いるが、この山頂周辺ではボタンキンバイがやっと咲き始めたばかりだった。利尻山には固有種の高山
物が多いと聞くが一時には咲かないのであろう。
 
 山頂で1時間ほどくつろぎ、下山途中も道々撮影を楽しんだ。長官山では三角点のあるところでのんびり
昼食とした。長官山の三角点は登山道から少し離れ、藪越しにあるので訪れる人も殆どなく静かで眺めの
良い場所であった。しかし、鴛泊コースは人気のコースらしく、久々の好天に恵まれたこともあってか多くの
登山者で賑わい、ツァー山者等予想をはるかに越える多くの登山者には驚かされた。
利尻山は100名山の1つであるためか全国各地から遠征しているようで、特に年輩登山者が多く、まだ夏
みに入ってないためか若者の姿は少なかった。
 
 報告-その2は作成次第近日中に送信します。