7月14日(日)、「玉原湿原・鹿俣山」登山教室に参加しましたので報告します。
天気予報では雨を覚悟していましたが、雨が降るどころか真夏の日差しを一杯うけて、今年初めての登山教
室は楽しくもあり意義あるものとなりました。
 
 玉原湿原は、思いのほか小さく、期待したほどのものではなかったが、キンコウカが今が盛りと夏を謳歌して
いた。小さな湿原でも視点を変えると、そこにはかわいい花々が開花し、蝶が舞う自然に満ち溢れていた。
 湿原を横切ると、ここからは樹林帯となる。樹林帯の登山道は梅雨の長雨でぬかるみが多かった。
初心者には歩き難いことであったかも知れないが、これが山であることを知っていただきたい。
コースリーダーの斎藤は長靴姿で参加者の世話に汗を流した。
 樹林帯は、二次林がしばらく続くが、ブナ平に来ると、その名の通りブナの大木に覆われた原生林となる。
ブナ林はブナ単独ではない。シナノキやカエデのほか多種多様な植物が育まれている。人里からさほど遠くな
い地に、こんな見事なブナの原生林が残っているところはめずらしい。何時までも大切にしたいものである。
 コースリーダー斎藤の目は確かだ。ブナ林の恵みを見落とすことはなかった。ブナの倒木に群生したヒラタケ
を発見。昼食にはきのこ汁となった。風味の高いきのこ汁はあっという間に食べ尽くされた。
 
 ブナ林を抜けるとスキー場に出た。赤城山をバックに教室全員で記念写真を撮った。ここからは赤城山のほ
か谷川岳の山々が指呼の間にのぞまれた。広々とした草地でのんびりと昼食を楽しんだ。
 この草地には、観光用に種を蒔いたのか、ヨーロッパ原産の帰化植物、ブタナが一面に咲き乱れていた。
あまりの美しさにもう一枚記念写真をパチリ。きれいなものに出会うと誰もの顔に笑みがほころんだ。
 1時25分、鹿俣(かのまた)山頂に到着。雨を覚悟しての出発であったが、暑い夏の日差しを受けての登頂と
なった。だから山は止められない。汗して辿り着いた山頂は何度味わっても気分爽快である。
 今回の登山教室のフィナーレを飾ったのはラベンダーだった。下山最終地は観光客で賑わうラベンダー畑だ
った。ラベンダーの爽やかな香りが今日一日の疲れを癒してくれた。2時40分、駐車場に戻る。 
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 今回の登山教室に参加された皆さん大変ご苦労様でした。また楽しい登山教室でお会いしましょう。
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