2002/8/26 那須ミニ山行報告第3回 撮影:浅川
淺川です。 8月26日、カリヤスモドキの撮影を目的に再度那須に行って来たので報告します。 前回山行から4日たったのですが、まだ白い穂の盛期にはなっていませんでした。 しかし、リンドウが随分咲き始めていました。秋は着実に近づいています。 ---------------------------------------------------------------- ローソク岩に久々にレンズを向けてみた。上空に雲の来るのを待ったが思うように 雲は流れて来なかった。この日、八時頃までは雲一つない晴天だった。
熊見曽根近くに来る頃になるとガスが周囲の山々を隠し始めた。ガスの切れ間から三本槍ケ岳が姿を 現した。シラネニンジンの花もそろそろ終わりに近づいていた。
小潅木帯に目をやると、クロマメノキの実が黒く色づいていた。摘んで食べてみるとすっかり熟していた。
帰路、剣が峰のトラバース登山道沿いのアカモノをやっと見つけた。春先の白い可憐な花は目に付き やすいのだが、この時期は他の草木の葉に隠れ目に付き難い。それでも今年も真っ赤な実を付けていた。
---------------------------------------------------------------------------------- アカモノとの出会い アカモノとの初めての出会いは吾妻山の姥ヶ原だった。青空の下の真っ赤な実があまりに印象的だった ので、家に帰ってから図鑑で調べたら「アカモノ」という名だった。それまでに知っていた植物の名前と較べ ると、そのものズバリの名前だったので滑稽にさえ思えた。しかし、翌年、釣鐘状の白くて小さな可憐な姿 を目にしたとき、更に強い印象を受けた。名前の由来は赤桃が転訛したらしい。 今回、撮影した写真を見て初めて知ったのだが、この実には産毛の様な毛が生えている。 アカモノ:別名/イワハゼ、ツツジ科、シラタマノキ属、常緑小低木、那須には剣が峰、大峠他にあるが、 私が見た範囲では少ない。実は食べられるということだが、まだ私は食していない。 ----------------------------------------------------------------------------------