2002/9/29  谷川岳         撮影:梅原

オキの耳にて(これからどんどんガスが晴れ、素晴らしい景色が広がる)

日時:9月29日(日)
山行:天神平〜トマの耳〜オキの耳
メンバー:梅原、薄井
コース:
9/29(日)矢板5:05===8:17土合8:30===8:47天神平8:50−−−10:55トマの耳11:05−−−
    11:15オキの耳12:35−−−14:10天神平14:15===14:50一の倉出会15:10===
    15:30湯テルメ谷川16:30===20:15矢板

記録
  天気予報では『ぐずついた天気』となっているが、前線は完全に通過しており、『いい天気になる』
と信じて5時過ぎに矢板を出発・・・。まだ薄暗い中、
今市までは濃い霧に包まれ天気が心配されたが、『宇都宮・日光道路』に入ると男体山方面に青空が広
がる。俄然、気持ちが高揚してくる。天気予報のせいか行楽に来る車も少ないとあって、ハイペースで
谷川に向う。水上に着いた頃には西の空はかなり青空が広がって来ていた。ただ、谷川岳方面だけはま
だ厚い雲に覆われている。
  土合駅からロープウェイで天神平に向う。天神平付近では眺望もあるが谷川岳の頂上付近や対面の白
毛門、朝日岳などはまだ白い雲に覆われている。しかし、ロープウェイ終点付近では陽が差しており、
風もなく、また、登山者も少ないので快適に歩ける。少しずつ紅葉も始まって来ている様だ。非難小屋
で一息入れ、いよいよ急坂に差し掛かるが、ここで小山市の体協主催の『中高年登山教室』約80名の
団体に追いつく。ちょうどこの頃からガスが出始め、思う様に進めない隊列に苦労しながらも、所々で
休憩している間をすり抜ける様にし、11時前にはトマの耳に立つ。
  この時は『視界は0』だった。少しの休憩後、団体さんが沢山登って来て騒然となって来たので、オ
キの耳へ向う事とする。
  急に辺りは静まり返り、赤く染まった木々に目を奪われながらゆっくりと歩く。しばらくしてオキの
耳に着く。が、ちょうど地元の山岳会の方々の大宴会が終わった頃・・・。その方々から漬物と枝豆を
たっぷりと戴き、我々もビールを取り出し飲み始める。・・・と、その時、急にトマの耳方面のガスが
切れ初める。『オジカ沢の頭』辺りもガスの中に見え隠れする様になる。それからは、自然が織り成す
ファンタスティックな世界・・・。真綿の様な真っ白いガスの中から、今が盛りと色ずいている木々の
紅葉と、熊笹の緑に覆われた急峻な山肌が、少しずつ、少ーしずつ、形を替え、形を替えしては、その
姿を、徐々に徐々に現してくる。暫くは、飲むのも忘れ、目の前に繰り広げられている、素晴らしい情
景に心を奪われ、立ち尽くす。
  それからは急速に天候が回復し、気が付くと360度の展望が得られるようになっていた。足元には
真っ赤な絨毯が敷き詰められ、一の倉岳方面の紅葉が美しい。またトマの耳からオジカ沢の頭、万太郎
へと続く尾根はその急峻な姿と鮮やかな色合いが実に見事だ。目の前には白毛門、朝日岳がその雄姿を
現し、遠くは、浅間山から、その東に赤城山、また近くには武尊岳から、その後方に日光連山、尾瀬の
山々、更に、北の方角には越後の山々などを眺める事ができる。最後には一の倉沢、マチガ沢のガスも
完全に消滅し、素晴らしい景色を楽しむ事ができた。『ふっと』気が付いて時計を見たらあっという間
に1時間が過ぎていた。また、この間にオキの耳に登ってくる人も数組しかなく、静かな、静かな、素
晴らしーい、一時を過ごす事ができた。
  結局、頂上では1時間20分程居たが、時間もなくなってきたので下山に掛かる。途中非難小屋の手
前で団体さんに追いつき、またまた渋滞したが、ノンストップで天神平まで下山する。車に戻ってから
は『一の倉沢出会』まで行き、頂上付近が紅葉している一の倉の岩壁を見上げ、『湯テルメ谷川』の露
天風呂で汗を流し、沼田の『山彦』で蕎麦を戴き、8時過ぎに帰栃しました。お疲れ様でした。

(参考)・・・携帯電話のテスト
※トマノ耳/オキノ耳:Dは3本、会長と交信済み。