2002/10/5  栗駒山と秣岳(まぐさだけ)山行報告   撮影:小林

秣岳の登りから栗駒山を望む
秣岳の紅葉
 期日   平成14年10月5日
 メンバー  小林 充  小林 弘美
 コースタイム
 須川温泉駐車場(9,10)名残ガ原(9,25)昭和湖(10,00)須川分岐(10,45)栗駒山山頂
 (11,03〜11,10)須川分岐(11,23)秣岳下の湿原(12,34〜1,00)秣岳(1,11)道路(1,55)
 須川温泉駐車場(2,40)

 矢板を朝4時出発 途中長者原で朝飯を取り 、一関ICには予定の時間で到着する。
国道347号の曲がりくねった狭い道を走るが、先頭の車がのんびりと行くので
かなりイライラさせられる。駐車場は満杯の状態でそれでも隅の方に何とか
車を駐車出来た。登山道は白濁したお湯の流れる脇を登っていくが、源泉の湯の多さに
吃驚する。オンドルの小屋が幾つか建ち、茣蓙が敷かれ療養出来る設備となっている。
名残が原まで来ると、赤や黄色の絨毯を広げた様になってきた。
沢を渡り登りにかかる所で、団体さんが下ってきた。狭い道で交換はお互いに
大変ではあるが、もう少し歩き方を考えて欲しいものだ。後ろの方から
「登り優先だよ!」と声がかかるのもうなずける。
昭和19年 の爆発で出来た昭和湖に着く。広場には沢山の登山者が思い思いに休んで
居るが  硫化ガスの匂いなのだろうか、凄く鼻につく。
紅葉の色が湖面に映ればもっと素晴らしいのに、白色では仕方がない。
長い長い階段の登山道を登ると十字路の分岐に到着。左は栗駒山山頂 右は秣岳
尾根を越すと湯浜温泉の道となる。ここは県境で秋田県側の紅葉も息を呑むほどの
美しさである。天狗岩を過ぎると右側は切れ落ち、いわかがみ平の紅葉も真っ盛りの
状態である。ヘリコプターが一機頭上を旋回する。    テレビ局なのだろうか
登山者が口々に「今夜のテレビ楽しみだなー」と言っている。
山頂は登山者で一杯 運動会の席取りみたいで座る場所も無いので早々に下山する。
長い階段道を下るには、膝にきそうなので秣岳経由で帰ることにする。
龍泉ヶ原を右下に見ながらハイマツの切り開き道を行く。秣岳はまだまだ遠いので
お昼はもう少し我慢する。サラサドウダン街道と木の看板が 下がっているが
くぼんだ道は以外と歩きづらい。下りきってから後ろを振り返ったら、歓声したい
ほどの風景があった。湿原と笹原が交互に現れ湿原の要所には、木道が敷かれて
歩きやすい。岩のピークを越えた所でハイマツを風よけにしてお昼にする。
秣岳の登りから栗駒山の写真を撮るが、想像以上に大きい山塊だ。  もう20数年も
昔 池上と十文字町からタクシー8,000円?かけて来たときは、もっと小さい山だったの
に !秣岳(1424M)からの眺めも最高 須川湖の青い色と周りの紅葉 が美しい。
顔が赤く染まるほどの紅葉の下り道も、以外と簡単に道路に出た。バスは一日3本しか
走らないので3kの道を山を見ながら歩くことにした。