2003/7/18〜20  秋田駒ヶ岳、早池峰山    撮影;小林会長

コマクサ ハヤチネウスユキソウ
メンバー 小林 充、君島 知男、岸 悦子
7/18 矢板21時30分出発、長者原SA休憩、先発白神組と10秒差遅れ?
  ルート46号に、夜間ガソリンスタンドの無いのに気づき、盛岡市まで引き返す
  ハプニングがあったが、秋田駒ヶ岳の登山基地カモシカ駐車場には4時頃到着
  バス始発 6時30分まで仮眠
7/19 始発バス、6時34分料金350円 霧の切れ間に山頂も眺められ、気分最高?
  八合目から比較的緩やかな道を、阿弥陀池に向かう。花の盛りと言うことで
  種類も多く頭の中は、もう!パニック状態 途中の片倉岳展望台からは、田沢湖も
  眺められ、壁紙用の写真を撮る。女目岳が大きく聳え点々と白く見えるのは
  満開のハクサンシヤクナゲだ。登山道を大きく回り込んで行くと、ニッコウキスゲの
  群落に出会う。道が平坦になってくると左右 花、花、花、の連続 阿弥陀池の畔
  には避難小屋が建ち、立派なトイレもある。女目岳が最高峰(1637M)だが、塹壕みた
  いに整備された登山道には興味半減する。池を一周して男岳に向かう。
  山頂からの展望も最高、田沢湖が眼下となり、大休止を取りたい所である。
  男岳分岐まで戻り、急斜面を下り「馬場の小路」に向かう。
  落石には充分に注意してと声を掛け合い下る。チングルマの群落が延々と続き
  エゾツツジの赤に心奪われ、私の桃源郷になりそう?駒池にはサンショウウオの卵?
  もあり、まずは一服。可憐なヒナザクラも現れ 写真に忙しい。ムシトリスミレが
  一輪見つかり、歓声が上がる。白い花の絨毯の上を歩いているような状態と想像して
  欲しいものだ。大焼砂にさしかかると待望のコマクサに出会う。横長根のコースを
  右に分けると、火山地帯特有の、ザレで三歩歩いて二歩下がる、あるきづらい道に
  なる。
  タカネスミレには少し早いが、見渡す限りコマクサの群落地。
  横岳山頂近くになると、遙か彼方に、岩手山が望まれる。八合目の待ち合わせが
  12時なので、焼森に下る。湯森分岐でランチタイム 持参のメロンを食べる。
  甘くて美味しかった? 12時に丁度八合目到着。感激の実り多い花の山でした。
  帰りは田沢湖を回り、角館で武家屋敷を見学、三つ又温泉に5時着。
  風呂に入り、デングリガイシを筆頭に腹一杯ご馳走を平らげ、長い一日が終わる。

 7/20   雨の中を早池峰山に向かって出発。花巻を過ぎる頃から、雨も上がってきた。
  岳部落からの、シャトルバス10時  に飛び乗る。往復1.000円
  小田越え下車。用を済ましてから、10時35分歩き出す。ツアー客が多くて渋滞
  森林限界を過ぎてからやっと渋滞から解放。蛇紋岩は滑りやすく慎重に慎重に?
  三合目付近から待望のハヤチネウスユキソウが姿を見せるようになる。少し遅めでは
  あるが、先が楽しみとなる。視界は霧の為、良いとは言えないが霧の中に浮かぶ
  ウスユキソウは綿毛に水滴をつけて  可愛らしい。
  龍ヶ馬場に出ると傾斜が緩くなる。小雨が降り出したので、雨具を着用する。
  左からの風が冷たい。梯子の所で40人ほどのツアー客が下ってきて、時間調整
  仕方なく岩場を登る。間もなく御田植え場に着く。ヨツバシオガマ、コバイケイソウ、
  など最高のお花畑となっている。霧の中に小屋が現れ早池峰山山頂に到着。
  ラーメンを造り熱いコーヒーで、身体を暖める。ツアー客が小田越えにぞろぞろ
  下り始めたので、帰りは河原坊に下りることにする。
  急坂が続くので落石には、注意しよう。下るのは我々だけらしく静かな道となる。
  登る人も少なく、ほんの一握りの登山者と出会っただけである。
  岩に張り付いたようなピンクの花を見つける。手で触ると「麝香」の匂いがした。
  これがイブキジャコウソウ?   沢音が近づき「頭垢離」に着く。コメガモリ沢の
  源流で、河原坊まで沢を何回も渡るので  大雨の時には危険かも知れない。
  小沢を飛び石伝いに渡ると河原坊のバス停に着く。運良くシャトルバスに間に合い
  岳部落に到着。花巻温泉でさっぱりと汗を流し、終電車に間に合うよう車を飛ばし、
  野崎駅21時着 御苦労様でした。万歳!