2004/12/29 鶏頂山 撮影:梅原
日時:12月29日(水) 山行:鶏頂山(1,765M) メンバー:吉野、東、梅原、薄井 記録: 太平洋上を発達した低気圧が通過した影響で、市内でこの冬初めての降雪があり、また関東地方の 広い範囲で初雪を記録した。 事務所を出発した頃から降り出した雪は、その後も止む様子もなく、登山口に着いた頃には、周り は一面の銀世界となっていた。今日は元のメイプルスキー場から登る事にしたが、さすがに駐車場に は1台の車も見られない。外に出ると寒さで身震いを感じる。そそくさと身支度を済ませ早々に出発 する。 暫くはスキー場の中を緩やかに登って行く。雪は相変わらず降り続けているが、風はほとんどなく、 快適に登る。しかし、ほとんど新雪が積もったばかりの為、ちょっと油断をすると足元を取られてし まう。スキー場を登り切った頃、体も温まって来たので、リフトの頂上駅で一息入れる。 ここから先、少し下った後に大沼への分岐を右に分け、カラマツ林の緩やかな登りを登りきると、 弁天沼へと到着する。古ぼけた鳥居や石碑、半鐘などが様々に配置され昔から信仰の山であった事を 伺い知る事ができる。石碑に刻まれた故事に一通り目を通した後、最後の登りに掛かる。 雪が岩を覆い隠していた為だろうか、この登りに掛った頃から、時々足をとられスリップしてしま った。時間的にはそんなに歩いた訳でもないのに、最後の登りに掛ってから急速に体力がなくなって 来ている様な気がした。しかし、他のメンバーは何の苦もなく頂上を目指している。『よっぽど自分 の調子が悪いのかなあ』と思いつつ、暫くで頂上に立つ。雪は相変わらず、静かに、静かに降ってい る。頂上からの眺望はない。 山頂の鶏頂山神社で今年一年の加護の御礼と今後の安全祈願をした後、下山に掛かる。下りは登り 以上に雪に足を取られ大きくスリップしストックの先を折ってしまった。でも、体は大丈夫・・・。 釈迦への分岐で思案したが、天候が良くない事もあり下山する事にした。この先は斜度も緩くなった 事もあり、大股で下る、下る、下る。結局、お昼過ぎには登山口に戻っていた。 冷えた体を『おでん』で少し温めた後、恒例の温泉で汗を流す。露天風呂で降る雪を見ながら今年 一年の楽しかった山行を思い浮かべて、少しずつ温まって行く心地良さに何時までも何時までもお湯 に浸っていた・・・。