2005/8/5〜7  叶堂沢・沢登り    撮影:梅原

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《参加者》  吉野、植木、梅原、小川
《日程》
8/5 岳友会本部18:30集合出発==21:00吉野さんのご実家(泊)
8/6 吉野さんご実家7:30=R399=摺上ダム=林道9:10---9:40入渓10:10---10:28ガツオ沢出合--(叶堂沢遡行)
   --13:34林道‐‐‐14:15尾根---14:48林道下(お昼)15:44‐‐(地神沢下降)--17:16叶堂(幕)
   (遡行時間;7時間6分)
8/7 叶堂9:08---9:47ガツオ沢出合10:05--(ガツオ沢溯行)--12:02尾根--(クラツ沢下降)--14:32ガツオ沢
     出合15:38---林道16:30(遡行時間;5時間24分)==温泉==21:20岳友会本部

《要約》  あづ〜い中、なめ・なめ・なめを存分に楽しんで来ました。
《本文》
8月5日
 小川号で東北道を一路、福島へ・・。吉野さんのご実家で手厚いおもてなしを受け、大満足も、福島の夜は暑かった。

8月6日
 朝までぐっすりと眠った面々は、休養充分で飯坂温泉を経由し、摺上ダムを目指す。真新しく整備された車道を登り
切り、ダムの上から見下ろすと水位は極端に下がっている。この影響で渓谷は干上がり、鋭い岩肌をむき出しにしてい
る。叶堂沢の林道を少し入った所で車を停め、身支度を済ませ、暫くは林道を歩く。
 30分ほど歩いてから入渓・・。ここで少し遅めの朝食を取り、再度身支度を整える。歩き出してから間もなくガツオ
沢との出合に着く。明日はこの沢を登る事になるので、テン場探しを始め、少し行った所で泊りの荷物をデポする。
ここから楽し〜い沢歩きが始まる。沢はすぐになめ状に変わり、どこまで行ってもなめ・なめ・なめ・・・。小さな
なめ滝が連続し、大抵はフリクションで登れるが、3mのなめ滝でも登れず、『巻き』を強いられる事も・・・。今日は
『癒し渓・・の沢歩き』のはずだった。が、唯一、標高の低いこの沢で真夏の暑さが体にこれほど応えるとは誰も予想
はしていなかった。なめを歩きながら、汗がボトボトと滴り落ちる。熱射病に掛った様に暑い。更に、傾斜が急になっ
てもなめは続くが、沢を林道が横切っている為、一旦林道にあがり、尚も沢を詰める。尾根にあがったのは荷物をデポ
してから4時間近く経っての事だった。
 尾根から地神沢を下降する。林道を越えた所で清水が出ている所があったので漸くお昼・・。あっと言う間に8人分の
ソーメンがなくなった・・。満腹になって元気が出たので、荷物をデポした幕営予定地まで下る。杉林の中にターフを
張り草の上に横になる。少し飲んだら疲れが出て何時の間にか寝てしまっていた。

8月7日
 まだ日が暗い内に目が覚める。少しうだうだして再度起きた時には、日が高く上っていた。朝食を済ませ、荷物を撤
収し、ガツオ沢出合まで下る。ここでまた荷物をデポし、2日目の遡行を開始する。10m前後の滝を2つ越え、今日もこ
こからなめが始まる。沢幅が狭くなってくると一面、わさび畑となる。尚も進むと最後は薄い笹薮となり尾根に達する。
下降はクラツ沢を下る事にする。ここもなめ・なめだが所々に倒木が見られこの処理が厄介だった。そして最後は、ガ
ツオ沢手前の15m弱の垂直壁・・上から下を見ることはできない。勿論巻きもできないので懸垂下降で降りる。そこか
ら少しでガツオ沢に戻り、荷物をデポした地点へ戻る。ここでこの日も遅めの昼食を取り、帰り支度をし林道へと上る。
この先、色々あったが、沢は良い沢だった。
ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。本当にお世話になりました。