2005/10/26〜28  日森吉山             撮影:小林

《日時》 10月26〜28日
《参加者》小林×2
《日程》 10/26 矢板発11時〜(東北道)十和田IC〜森吉山親子ふれあいキャンプ場午後6時(テント泊)
     10/27 キャンプ場発8時半〜森吉山野生鳥獣センター〜クマゲラ保護センター〜桃洞の滝〜
         赤水沢分岐〜兎滝〜野生鳥獣センター〜三つ又温泉泊
     10/28 温泉〜栗駒高原〜鳴子〜寒河江〜喜多方〜矢板
《要約》 森吉山ノロ川の「桃洞の滝、赤水沢兎滝」と三つ又温泉
《本文》
 天候回復を待って一週間遅れの出発となったが、一路東北道をひた走り十和田ICから森吉山に向かう。
予定していた森吉山親子ふれあいキャンプ場には暗くなってから到着したが、あまりの広さに吃驚!管理人
も居ないので水道とトイレの近い場所にテントを設営する。無料のキャンプ場で超お薦め?満天の星空で明
日の天気も期待できそうである。
 27日 野生鳥獣センターまで移動する。駐車場も広くクマゲラ保護センターまで10分の距離である。紅葉
はすこし遅めではあるがブナの黄色がまぶしい。赤水沢分岐を左に桃洞の滝に向かう。礼儀を知らないカメ
ラマンが数人三脚を道一杯に広げて屯している。桃洞の滝は朝日が当たらず、紅葉もいまいち?滝の造形に
は連れも納得の様子であるが、さてどう!表現したらよいのだろうか?待っていても太陽はまだまだ到達し
そうもないので、赤水沢分岐まで戻る。ノロ川を渡渉して巻き道の登山道を行くが沢が行く手を遮るところ
で、地下足袋にわらじでは冷たそうなので沢靴に履き替え入渓支度をする。残地ロープを利用して沢に降り
立つ、水は冷たいが緊張しているせいかあまり感じない。昨年ほどの色鮮やかな紅葉ではないが、川面に映
る赤、黄は美しい、何処までも続くスラブ!サラサラと流れる水!日本一の滑と言っても過言ではないだろ
う、遠出の疲れも忘れてしまうほどの素晴らしさである。
 右に左にルートを選びながら甌穴を避けて登っていく、行く手を岩魚が横切り感嘆の声をあげる。玉川温
泉縦走コースを左に分けるとやがて倒木になにやら怪しい物を発見? 天然のナメコだ!ヤッター 踏み後
が沢山あるのに誰も気がつかないのだろうか?帰りの重荷も考えず袋一杯収穫する。間もなく沢を右に曲が
ると正面にドンと40mの「兎滝」が現われた!ガイドには下るときには勇気を出して駆け下りたほうが良い
と書いてはあるが、はたして何人の山男山女が実行したろうか?? 今日は残念ながら兎滝を眺めるだけで
下山することにする、来年も又逢いに来るからね?
 滑に慣れた足は下山では飛ぶように早い!途中で長靴姿のカメラマン3人に会うが沢登りは我々だけのよう
である。赤水沢分岐で靴を履き替え、満ち足りた気持ちでブナ林を歩く。落ち葉のカサカサ踏む音と重なっ
て遠くでドラミングの音が響いてきた。野生鳥獣センターには2時5分に無事帰還。
 今夜の宿はどうしようか考えたが、運良く三つ又温泉で部屋が空いていたら泊まろうと言うことになり、
TELの通じる場所まで移動する。建設中の森吉ダムの展望台で連絡が出来たので、三つ又温泉まで3時間
走る。三つ又温泉では食って食って食って満足なり、芋の子汁とキリタンポ「まいう」でした。28日矢板に
は午後6時到着 1,200km走りました。