《参加者》 吉野、淺川、斎藤常、石岡、稲葉昌、他1名(報告者 稲葉昌) 《日程》実川林道・駐車地点7:25---黒溶沢出合7:45---赤安沢出合8:05---赤安小沢出合8:15---二俣(トヤマ沢 出合)9:30---赤安湿原10:50/12:00---(往路を戻る)---実川本流14:10 《要約》絶好の秋日和に静かな湿原を訪ねた。 《本文》 4名で事務所を出発し、七入で浅川さんと合流して実川林道へ。林道途中の大きな広場に駐車し、そこから上 流に向かう踏み跡を進むと、すぐに巨大な堰堤の下に出る。対岸に渡り、左岸から堰堤を越えて実川本流をた どる。途中、入りヒヨドリのゴルジュは右岸を巻いた。 赤安沢に入ると、硫黄のせいか少し水が濁っている。硫黄臭がする所もある。大きな滝は無いが、1カ所だけ チョクストン滝とその上の樋状の滝を、まとめて左岸から高巻いた。また、二俣手前の5m滝はホールド豊富だ が傾斜があるためザイルを使用した。 左俣(トヤマ沢)に入っても特に問題は無く、ツメは急なゴーロで一旦伏流となる。ゴーロを過ぎると再び水流 が現れて、沢の源頭部。岩盤上の水流をたどり、最後にひざまでの泥水につかると湿原に飛び出す。 湿原は季節のせいか、植生のせいか(多分両方のせい)、花はほとんど無い。しかし、晴天の下、針葉樹に囲ま れた雰囲気は良く、散策する者、写真を撮る者、昼寝をする者と思い思いに時間を過ごす。 帰りは同じ沢を下降した。下降が難しい部分には全て巻き道があるので、ザイルは使用しなかった。実川本流 に戻ると直ぐ上に実川林道が見えたので、藪をこいで林道に出て、駐車場まで歩いた。 桧枝岐で温泉に入り、現地に残る浅川さんと別れて関谷に戻り、2名は清掃登山の前夜祭に出向き、3名は帰宅 した。