2006/9/17〜18 大幽西の沢〜朝日沢〜会津朝日岳 沢登り
撮影:植木
《参加者》Bさん、Kさん、Sさん(以上会津山岳会)植木(報告 植木)
《日程》9/17(日)曇りのち晴れ
矢板4:00--黒谷R289 6:00/6:20--小幽沢出合--大幽沢出合手前6:45/7:30〜取水口8:50〜東の沢二俣9:20/9:30〜
巻きゴルジュ11:40〜泳いで突破12:20〜雪渓下の釜13:00〜左から巻き13:15〜朝日沢二俣13:40/14:00〜大きな
滝右から巻く14:30/14:45〜マタタビの滝14:50〜ショルダーとあぶみ滝14:55/15:30〜幕場15:45
9/18(月)晴れ
幕場5:00/7:05〜左のルンゼ巻き7:40/8:00〜左岩壁滝8:50〜水涸手前9:50〜稜線11:20〜会津朝日岳12: 00/12:50
〜避難小屋13:15/13:25〜叶の高手14:05/14:40〜三平ミチギ15:25〜イワナの里16:40/16:55--タクシー--黒谷ゲート
17:50/18:00--矢板20:20
《要約》またまた会津山岳会に合流。西の沢から朝日沢を遡行して会津朝日岳に登った。天気と仲間に恵まれて
よかった。
《本文》
9/17(日)曇りのち晴れ
前回の御神楽沢に引き続き会津山岳会の山行に合流させてもらう。Saさんつながりで参加したが、Saさん本人
が体調不良とのことで不参加になってしまう。残念。植木だけが参加する形になる。Bさん、KさんはこのGWに高
幽山で会った以来だ。Sさんは初めて。いい感じの人。黒谷ゲートで車を置き、小幽沢出合いにKさんの車をデポ
しSさんのCR-Xで進む。大幽沢出合い手前で土砂崩れがあり、ちょっといやなので手前で車を止め準備する。
黒谷川の橋は板が無く(!)本流を渡渉しそのまま取水口まで水線通しで行く。すると雨がポツポツ。「あーあ」
と思うがすぐにやみ日が差してくる。天気予報は良いほうに外れたようだ。西の沢グループと朝日沢グループが
一緒に遡行する。どうどうのゴルジュを巻いて懸垂で戻り、次の滝は左をヤツメウナギで突破。荷物をピストン、
俺は引っ張ってもらう。快適。きのうICIで買ったfinetrackが威力を発揮。水から上がるとザーッと水が体から
離れていくのがわかる。すぐに冷たくない!これはすごい。寒い時期の沢にはもってこいだ(しかし、天気がよ
くなり暑すぎになってしまった)。
西の沢グループはまったりと進むそうで、朝日沢グループは先を急ぐ。雪渓が出てくる。でかくて高い。がっ
ちりしてそうなので下を通過することにする。しかし下の釜が深く泳いで突破。雪渓のしずくが上からすごい。
雨が降っているようだ。その後はゴルジュの中で黒河原沢を右に見送り、朝日沢の出合いにたどり着く。小休止
のあと朝日沢に入る。
南面の沢なので明るい。ナメ滝や大滝が楽しい。幕場に狙っていた二俣の左上流に適地を発見。少しの整地で
6人は泊まれるほど。薪がたくさんありこの点もgood。さっそく火を起こしゆっくりする。天気予報では考えら
れなかった焚き火ができて感激。宵のうち少しパラツクがそれもほんの少しで、夜中には星空が広がる。
9/18(月)晴れ
朝も焚き火を楽しむ。昨日Kさんが見つけたツバタケが入り、もち入り山菜うどんがますますおいしい。天気予
報では午後から雨とのことなので早く出る。といっても7:00だけど。きょうも天気予報はうれしく外れて「晴れ」。
気持ちよい滝が続く。ゴルジュの中に登れない滝があり左から巻く。巻き途中のピークから尾根が見えてきた。
懸垂で降りたあとも気持ちよい滝が続き高度を上げる。振り返ると丸山岳が見えてきていた。目指す稜線も見え
てきた。ますます天気がよくなり全くの晴れである。気温がどんどん上がりもう夏になってしまった。きのうは
「気持ちよい」下着セットがきょうは「あじー」。
もうすぐ稜線。スラブと草原が目の前に広がる。気持ちよく高度を稼ぐ。ほんとにすぐに鋸付近の稜線にやぶ
漕ぎナシですっきり飛び出る。丸山岳までの稜線がきれいだし、越後駒周辺の沢筋にはたくさんの雪渓が残って
いるのが見える。会津朝日岳まで踏み跡を気持ちよく歩く。紅葉が少し始まったようだ。山頂は田子倉湖を眼下
にたくさんの山々が見えるすばらしい展望台だった。残念ながら飯豊の山頂付近は雲に隠れている。
展望を楽しんだ後、登山道を下ることにする。暑くて大変。叶の高手でチョット昼寝。気持ちよかった。ミチ
ギの水で頭を冷やしどんどん下る。沢で体を冷やしどんどん歩く。やっとのことでいわなの里に到着。ジャンボ
タクシーを頼んでもらい、車を回収する。今回も会津山岳会にお世話になりました。ぜひまたご一緒させてくだ
さい。