2006/10/22  太郎岳      撮影:梅原

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《山行日》06/10/22
《参加者》小林、吉野、稲葉、久保、梅原、溜口、君島、増渕
《日程》10/22;事務所6:05===7:50太郎山登山口8:10---9:06二股分岐---10:26展望台---11:34太郎岳山頂
       (荒海山)12:36---13:59二股分岐---14:29太郎岳登山口14:50===16:30矢板
《概要》会津地方では荒海山、栃木では太郎岳と呼ばれている山です。会津方面からは立派な登山道がありますが
    栃木方面からは明確な登山道がありませんでした。今回はその栃木側から太郎岳(荒海山)を訪れました。
《本文》
 荒海山の登山道は会津側からは明確であるが、栃木からは不明瞭なコースしかない。今回は、地元の方々のご努
力により、『栃木側からのコースも刈払いがされている。』との情報を聞き、栃木側から太郎岳(荒海山)を目指す
事とする。
 当日集まったメンバーは8名・・・呼びかけ当初の3名から大幅な戦力Upとなる。皆の熱い?思いをひしひし
と感じた一日だった。
 太郎温泉山宿観峰でコースの状況を聞き、林道を詰め、地元の方々がコース整備をされた『太郎岳登山口』から
登山を開始する。登山道はクラカケ沢を何度も渡渉しながら、除々に高度を上げ沢分岐から太郎岳(荒海山)へと続
く主尾根を目指す。登山道は歩く人も少なく、けっして歩き安い道とは言い難い。しかし、皆が忘れていた様な山
道に対しての素朴な自然の息吹を深く感じた。急峻な尾根への登りを心地よい負荷として感じながら真っ直ぐに登
る。コースは決して易しくはないが刈り払いされた人の気持ちをより強く感じる。しかし、この日は生憎と天気は
下り坂となり、折角の展望も乳白色に染められ、天候面でも少しずつ少しずつ制限される様な一日だった。
 沢から尾根への登りは予想以上に急峻だった。尾根に出て、一息ついたかと思うと、さらに主尾根への急峻な登
りが続く。恐らく一人でここに来ていたならばとうに投げ出していただろう。天気も下り坂となり展望も望むべく
もない。しかし、太郎岳(荒海山)へと続く道、続く道程は我々に強いメッセージを投げかけていた。苦しさよりも
頂上に行こう、と言う強い気持ちが全員の気持ちに浸透していた。主尾根直下の登りは予想以上だった。主尾根に
出た後も決して楽な道ではなかった。やがて、登りが徐々に徐々に緩くなり、前方には青空しか見えなくなった頃、
『着いたぞ!』と言う仲間の声が響き渡った。頂上は決して広くはなかったが、何となくあたたかな感じの空間だ
った。そこには、先客である『富士重工の山岳部』の方々がおられ、『栃木百名山』を完登された方のお祝いをさ
れていた所だった。後からズカズカと入り混み、折角のお祝いにちょっかいを出した気分になり、非常に申し訳け
ない気をした・・・。しかし、同じ山仲間・・・。また今度どこかでお会いできる事を楽しみに・・・。今日一日
ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。また、ありがとうございました。