2006/11/2〜4  鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)   撮影:梅原

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《山行日》06/11/02〜11/04
《参加者》吉野、梅原、近藤、溜口
《日程》11/02;事務所19:55===0:20韮崎道の駅(泊)
    11/03;韮崎道の駅6:30===7:10青木鉱泉7:43---9:49鳳凰の滝---10:41白糸の滝10:53---11:21
       五色の滝11:33---12:27鳳凰小屋(泊)
    11/04;鳳凰小屋4:53---5:56地蔵岳(オリベスク)7:18---8:43観音岳9:08---9:29薬師岳9:34---中道ーーー
       11:49林道ーーー12:13青木鉱泉===穴山温泉(能見荘)・韮崎15:15===20:50事務所
       
《概要》2日間快晴の天気に恵まれ、鳳凰三山から南アルプスや八ヶ岳など周りの山々の展望を満喫しました。
《本文》
11/02;
 事務所20時集合・出発だったが早々に集合し、少し早めに矢板を出発する。東北道を南下し、羽生から熊谷・雁
坂トンネルを越え、予定した時刻には韮崎に到着した。明日の登りに備え早々に就寝する。
11/03;
 6時過ぎ起床・・・天気は良さそうだ。コンビニで朝食を買い込み、山を見上げるとオベリスクが見える。逸る
気持ちを抑えつつ、青木鉱泉へと向かう。途中の林道で野生のシカが眼前を横切る・・・一瞬、驚いたがこの辺り
まで来ると自然が色濃く残っているのだろう・・・。山々の紅葉も少しずつ色を濃くして来ている様だった。
 青木鉱泉で身支度を整え、ドンドコ沢から鳳凰小屋を目指す。我々は沢コースを行く事にするが、暫くはゆるや
かな樹林を行く。登山道は狭い所もあるが比較的整備されている様だった。とは言えこのコースは沢コースであり
南精進滝から五色滝まではかなり大きな滝が幾つもあり、この間の斜度は相当にきつくなる。自分自身も五色滝を
過ぎた辺りから荷物が肩に食い込み始め、疲れがかなり出てきた様だった。五色滝を過ぎ、水場を越えるとドンド
コ沢の源流となり眼前にオベリスクが見える様になる。また、この辺りからはちらほらと残雪が見られる様になる。
積雪はないが気温が低く、日陰なので消えないのだろう。ほどなくして鳳凰小屋に到着した。まだお昼を過ぎたば
かりでほとんど人もいなかったが山小屋で受付を済ませ、荷物を置いてから小屋の外でのんびりとした時間を過ご
す。最初の頃は暖かく良い気持ちだった。しかし、2時前に陽が山に遮られると一気に体感温度が下がる。それで
もありったけの衣服を着込み暗くなるまでまったりとした時間を過ごした。日暮れと共に小屋に戻り、就寝・・・
あっと言う間に暴睡・・・。
11/04;
 4時過ぎ起床・・・。頭上には満天の星・・・。5時前、真っ暗な中ヘッデンを頼りに地蔵岳を目指す。樹林帯
を抜けた頃から東の方が明るくなり、雲海の上にオレンジ色の帯が伸びる。最後のザレ場は歩きにくかったが6時
前、山頂に立つ。それから少ししてご来光が雲海上に・・・。回りの山々が赤く染まる。目の前には甲斐駒、その
遥か後方には槍・穂高の北アルプスが・・・北の方には八ヶ岳が雲上に・・・。飽きることもない景色を楽しみな
がら、皆でオベリスクに登りに行く。最後の部分は溜さんがクラックからシュリンゲの下がる直下まで行くが、何
とも気持ちが悪い。と言う事で、ここまでとしてオベリスク下に戻る。
 腹ごしらえを済ませ、赤抜沢ノ頭から観音岳を目指す事にする。眼前には北岳から白峰三山が、遠くには中央ア
ルプスの山々が見える。雲一つない快晴の天気・・・周りの景色を存分に楽しむ。観音岳から見る薬師岳は白砂と
巨岩のシルエットが美しい。鳳凰三山はオベリスクといい、薬師岳といい、最高峰の観音岳を中心に想像以上に特
徴ある良い山だった。薬師岳からは中道を青木鉱泉まで、標高差1600M余りを下る。急坂を快調に掛け降りる。御
座石を越え、1900M付近のカラ松林まではあっと言う間だった。しかし、この辺りから木の根っこに積もったカラ
松で滑る、滑る、滑る。油断していると、スッテーン、コロン・・・と言う事で、一気にブレーキング。おかげで
林道に着いた頃には太腿がかなりパンパンになっていた。林道から青木鉱泉までは今が盛りの紅葉の中を行く。お
昼過ぎ、青木鉱泉到着。この後は、深田久弥の最後の宿となった穴山温泉で汗を流し、閉めはもちろん蕎麦・・・
韮崎や秩父で若干の渋滞はあったものの、ほぼ予定通り矢板に到着・・・。仲間と天気に恵まれ、大満足の山行で
した。ロングドライブの溜さん、ご同行頂いた皆様、お疲れ様でした。またありがとうございました。