2006/8/23〜28 & 9/1  荒川岳・小河内岳・塩見岳・蝙蝠岳・笊ヶ岳  撮影:平石

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【山行日】06年8月23日〜28日・9月1日
【参加者】平石謙太郎(単独)
【日程】
 8月23日(水)
   千枚小屋4:00〜千枚岳4:45〜荒川東岳7:00〜中岳避難小屋8:05〜高山裏避難小屋11:00〜小河内避難小屋15:00
  (小屋伯)
 8月24日(木)
   小河内避難小屋6:50〜前小河内岳7:30〜本谷山11:50〜塩見小屋14:00(小屋伯)
 8月25日(金)
   塩見小屋6:00〜塩見岳7:10〜蝙蝠岳9:40〜二軒小屋15:15(小屋伯)
 8月26日(土)
   二軒小屋6:00〜伝付峠7:30〜生木割山12:00〜笊ヶ岳山頂13:30(テント泊) 

 8月27日(日)
   笊ヶ岳山頂6:00〜布引山7:10〜笊ヶ岳8:20/9:30〜椹島14:30(小屋泊)
 8月28日(月)
   椹島8:00〜赤石小屋12:20(小屋滞在)
 9月 1日(金)
   赤石小屋7:00〜千枚小屋15:00

【要約】
 お休みを頂いて小屋周辺の山域を歩いてくる。小屋アルバイトらしく全日、バサミを持ってゴミ拾い登山をする。天気は
崩れることもあったが有意義な山歩きができました。

【本文】
8月23日(水)
 小屋を早くに出て千枚山頂で朝食を食べる。天候は最高で小屋から見るご来光とはまた違ったご来光を拝むことができた。
ゆっくり朝食をとる。ゴミ拾いもしていたがこの周辺は小屋アルバイトが毎日清掃しているだけあってきれいだった。陽が
上がり明るくなってから荒川岳を目指す。何ヶ所か危ないところもあるが涼しい風の中ゆっくり歩く。中岳避難小屋で少し
休み高山裏避難小屋へ。荒川中岳からは登山者はほとんどいない。静かな山歩きができる。踏み固まっていない柔らかい登
山道を気持ちよく歩く。高山裏避難小屋は森深いところにある。この周辺は闇テンが多いところでもあり、ゴミが多かった。
せめてゴミは持っていくべきである。大日影山辺りからガスが濃くなってきたのでペースを上げて小河内岳へ向かう。ガス
にまぎれて雷鳥も出てきた。ほんとに人を怖がらない。自分の進む方向にチョコチョコ歩いていくので道案内をしてくれて
いるようで可愛らしい。ついて行ったら迷子になりそうである。
 避難小屋に付く頃には雨になりちょうど良く到着できた。

8月24日(木)
 4:00起床しご来光を望みたかったが外は強風にスーパーガス。。。諦めてゆっくりする。7:00出発する頃にはガスも晴
れてくる。ここからはしばらく稜線歩きでとても気持ちいい!!ゴミも少なくいい感じである。三伏峠手前から三伏沢のほ
うに下りて行き三伏小屋跡の水場で休憩する。ここから塩見岳への縦走路に出るがここも登山客が多い。黙々とゴミを拾い
ながら歩く。枯れ木の間から光が差し込み気持ちのいいコースである。今日のコースは時間的に余裕が沢山あったので途中
途中ゆっくりしながら歩けた。塩見小屋は飲料水を300m下の沢から歩荷している。これは大変である。。

8月25日(金)
 朝ご来光を小屋から見て朝食をすましてから出発する。塩見への登りはガレガレで下に登山客はいなかったが落石の怖い
コースだった。山頂は静かで天気も最高でゆっくりできた。間ノ岳・仙文ヶ岳・塩見岳などきれいに見ることができた。蝙
蝠岳のほうに下りていくとじゃりじゃりの広い稜線に出る。ここから見る塩見岳はとてもきれいだった。淡々と歩き蝙蝠岳
に着く頃にはガスが沸き始めていたので早めに下山を始めた。ここから二軒小屋までか以上に長く感じた。。下っても下っ
ても着かない。膝が笑い始める頃にやっと大井川沿いの林道に到着する。と同時に夕立が来る。。タイミングが良いのやら
悪いのやら。。そこから小屋はすぐでゆっくり休むことができた。

8月26日(土)
 すがすがしい朝もやの中を伝付峠を歩く。気持ちよい峠道だった。峠に着くとそこから笊ヶ岳まで延々尾根歩きになる。
とても静かな深い森の中を歩くことがとても良かった。途中ガスも出てきたが踏み跡はしっかりしていて迷うことはない。
笊ヶ岳山頂に着きゆっくりする。山頂にて野営する。

8月27日(日)
 夜中雨が降ったが起きると晴れわたっていた。いつも千枚小屋から見えていて気になっていた布引山にも行ってみる。特
に展望もなく樹林に囲まれた広い山頂だった。笊ヶ岳に戻り朝食をとって下山を始める。これも長かった。。途中6本の沢
がありおいしい水がごいごい流れている。ずっと尾根にいたので妙に水が恋しくおいしかった。延々下り続けてやっとの思
いで椹島に到着する。久々の生ビールについついペースが上がり早々と寝入ってしまった。

8月28日(月)
 椹島をゆっくり出発し赤石小屋への東尾根を歩く。特に展望もなくただひたすら樹林帯を歩くコースであり、時間にも余
裕があったので森林浴をしながらゆっくり赤石小屋を目指す。赤石小屋、ケーキセットはおすすめである。

☆予定ならば29日は赤石岳を踏み小屋に戻る予定であったが9月1日まで赤石小屋に滞在することになる。
 
9月1日(金)
 朝7時頃出発。朝から冷たい雨と風が強くいやな雰囲気だった。富士見平を越えたあたりから雨が本降りになる。稜線に
出ると案の定暴風雨となる。長い稜線歩きになるので赤石岳には向かわずそのまま小赤石を越え荒川小屋へと降りていく。
荒川小屋で名物のカレーを食べる。中岳避難小屋で休み荒川岳へ、山頂付近では気温も零度近く体が冷えないように下山す
る。小屋へは3時くらいに到着する。赤石岳には行けなかったがまた次回行ってみようと思う。