2006/12/3 日光/日光白根/雪稜 撮影:植木
《参加者》植木、稲葉ズ、(遠峰山岳会より)菅野、桜井、(楽稜同人より)西尾 合計6名 《日程》元湯 6:45発…外山尾根…日光白根山頂…外山尾根…元湯 16:00着 《要約》冬山トレーニングに最適な気象条件で日光白根を満喫した。 《本文》 湯元スキー場は雪が少なく『スキー場のオープンはいつなんだ!?』と思うような状 態。スキー場を越えたあ たりから徐々に雪が増えアイゼンを装着。外山分岐まで急登が続く。分岐から急に風 が強くなり、寒さが厳し くなる。寒さのあまり前白根山頂は素通りして非難小屋まで進む。景色(樹氷など)が 綺麗で写真でも撮りたい 所だったが、強風でカメラを出す勇気が出ない。今回の景色は、自分の目で楽しむ事 にする。非難小屋で目出 帽を装着して、みんなギャングみたいな格好になって山頂を目指す。小屋から山頂ま では急登が多く、風が強 く登るのがきつい。ゴーグルが自分から出る蒸気で曇り、視界が狭くなる。風に雪が 舞い、ホワイトアウトな り、自分が何処に立っているか分からなくなったり…と何回か繰り返して…山頂到 着。カメラを出す勇気が出 なかった私とは違って、植木さんは写真撮影をしていたので山頂で記念撮影をした。 (この写真はきちんと写 っていたんだろうか?)山頂でのんびりしている余裕は無かったので速攻下山。非難小 屋まで戻り休憩。小屋 内の気温もマイナスの世界だと思うけど、風がしのげ暖かく感じた。非難小屋って本 当に素晴らしい!!と、小 屋の有り難さをしみじみと感じる。お湯を沸かして暖かい飲み物を飲む。体が温ま る。幸せだ。ザックからペ ットボトルを取り出したら、中の水は凍り始めていた。『気温は一体何度なんだ!?』 ゆっくり休憩をして下山 開始。前白根までの登り返しは、またもや強風にあおられる。外山分岐までくると急 に風が無くなり、風がな いと暑く感じる。分岐で薄着になって急登の下山開始。分岐からの下山は競争でも始 まったかのように、みん な物凄いスピードで駆け下りた。気象条件が申し分の無い冬山だった。