07/8/2(木)〜8/3(金) 飯豊・大ー尾根 撮影:植木
《山行日》07/8/2(木)〜8/3(金)
《参加者》植木
《日程》
8/2(木)飯豊山荘4:15/4:55〜吊橋5:40〜長坂清水7:20/7:35〜休場の峰8:30〜宝珠山の肩11:10〜本山14:00/14:10〜本山小屋
14:25(泊)
8/2(金)本山小屋4:10/5:25〜御西小屋6:55/7:05〜梅花皮小屋9:55/10:00〜扇の地紙12:00〜五郎清水13:15/13:45〜湯沢峰
14:45/15:00〜飯豊山荘16:05/17:35
《概要》大ー尾根を登ってきました。天気は上々、花も上々でした。
《本文》8/2 眼が覚めると4:10。涼しい林道を進むと後ろからペースの速い男の人が「石転びですか?大ーですか?」と聞いて
きました。大ーですと答えると私もですとのこと。1人じゃなくて安心しました。しかしこの男の人はペースがすこぶる速いのに
驚きです。あっという間に視界から消えてしまいました。温見平で石転び方面を見ると雪渓がきれいに見え気持ちよかったです。
林道を進むと吊橋が見えてきました。ここで水を補給しザックはますます重くなりました。
吊橋を渡ると急登です。急登はどんどん続いて汗が噴き出してきました。ペースはゆっくりに心がけます。少し傾斜が緩むと
長坂清水です。ロープで下ると冷たい水が湧いていました。顔を洗うと気持ちよかったです。尾根に戻りおにぎりを食べ力をつ
けます。そこから休場の峰までは意外に近かったです。眺めは最高!主稜線が丸見え!大ー尾根も丸見え!本山が遠くに見えま
した。遠い・・・。そこからは体力勝負ですが、どんどんスタミナはなくなりペースはがた落ち。宝珠山の肩に到着するころに
は本当に遅いペースになってしまいました。それでも花々に助けられ進むことができました。マツムシソウやナデシコ、クルマ
ユリ、ハクサンコザクラそれになんといってもヒメサユリ。本山が近くに見えると気分がよくなりました。御西からの稜線が気
持ちよさそうです。本山手前のガレにはウスユキソウやチシマギキョウがかわいらしく咲いています。
本山に到着すると大ー尾根を振り返りながら「やった〜!」と叫んでしまいました。本山小屋は空いていました。水場でもち
ろんビールを冷やしました。小屋の前の広場で大日岳を見ながらゆったりとすごしました。
8/3 外を見るとガスはなくいい天気!気分よくラーメンを煮て出発準備をしました。天気予報によると「台風5号は北東方向に
進み、明日朝に東北地方に最接近」とのことなので、今日中に降りようと決心しました。大ー尾根を降りるのはもったいないの
で御西経由で梶川尾根を降ります。
朝日を背中に浴び稜線を気持ちよく進みます。キスゲ、シラネニンジン、コバイケイソウ、チングルマがきれいです。花に見
とれながら稜線を歩くこの幸せ!!ミヤマキンポウゲと一緒に大日岳を写しました。風が気持ちいいです。コバイケイソウは大
当たりのようです。烏帽子岳付近のお花畑ではトウウチソウが風になびいてかわいかったです。北東の朝日連峰がきれいに見え
ましたがその奥に月山と鳥海山が見えたのにびっくり!そして眼を北西に転じてみると「あれ?あそこに見えるのは佐渡、そし
て粟島!」。視界がすこぶるいいのに改めてびっくりしました。
梅花皮小屋では水場でゆっくりしました。さすがこの水場は最高です。北股からの下りはマツムシソウが主役。かわいい花に
見とれてしまいました。門内に近づくと雲がきれい。それに粟島がよりはっきりと見えてきました。月山もはっきりと見えてき
ましたが、鳥海山は雲に隠れてしまいました。扇の地紙ではツアー客が大休止中で落ち着かなさそうなので、梶川峰まで下り休
むことにします。
そこからは風に通りにくい尾根をどんどん下ります。汗が噴出してきました。米沢では37℃とのこと。暑いはずです。五郎清
水で大休止。そこから一段とペースを下げてゆっくり下りました。湯沢峰でも大休止。梅花皮の大滝を眺めました。もうすぐ登
山口付近でこれまたチタケをゲット。ニコニコして車に到着しました。飯豊山荘でお湯に浸かると首の後ろと腕の日焼けがひど
いことに気がつきました。大ー尾根を下ってきたご夫婦の無事を確認してゆっくり下道で帰ってきました。たくさん歩き疲れま
したが、とても楽しく充実した山行でした。縦走もいいと改めて思いました。