2003/4/27   椀名条山から根本山       写真と報告は小林会長

天然のヒラタケ
メンバー 小林 充、小林 弘美、本間 朝子
コース  矢板→足尾→沢入→黒坂石バンガロー村→椀名条山→氷室山→宝生山→
     十二山→根本山→黒坂石バンガロー村→沢入→足尾→矢板
記録
矢板(6時)出発、黒坂石バンガロー村近くの路肩に車を止める。身支度をして8時
歩き出す。山裾を10分ほど歩き、立木の赤テープを確認してから尾根に取り付く。
急斜面の電光型に作られた 道はあるきにくく汗がしたたり落ちる。
ちらほらとヤシオツツジの花が咲いている。ピーク884で一本立てる。
要所には赤テープがあり、雑木林の道は比較的歩きやすい。黒木の混じる北斜面には
コシアブラの木が多く丁度食べ頃のが 目に付いたので、失敬する。
椀名条山(9時51分)展望はあまり良くないが、周りに咲くヤシオツツジに慰められる。
幾つかコブがあるが、道がしっかりしているので安心して歩ける。
右下の方に新しく作られた林道が眺められ、エスケープルートに使いそうである。
県境の稜線がかなり間近になってきた。岩場の所にふた抱えも有りそうなコシアブラ
の木があって、小さな板に「コシアブラの木を切らないで」と書いてある。
周りを見ると沢山のコシアブラの木があって、山菜取りの人には天国に近い場所であ
る。まもなく数本のコシアブラの大木が伐採された所にでる。木札もかなり下がって
いる。
笹が現れると県境の稜線に出る。小さな石の祠が建ち、道は90度右に曲がる。
左に行くと葛生町に通ずる林道に出られる。話し声がして、今日初めての登山者に出
会う。「花はどうですか?と聞くと」「宝生山は見頃ですが、団体さんが居ますよ 」
と教えてくれた。地図を見るとこの付近が氷室山らしいが、標高点が無い。
稜線を巻くように行くと、団体さんがどやどやと下ってきた。道が広くなった所に
青いテントが張ってあり、その前に灯籠が建って有るのを見ると、ここが氷室山神社
らしい。少し行くと右手に下る道がある。小さく黒坂石と書いてある。
巻道が現れるが花が咲いているので、まっすぐ登る。
三角点1154M 地図には名前がないが、宝生山の山頂である。ヤシオツツジが満開で
三々五々昼食を取っているので我々も仲間に入る。太陽が隠れているので花の濃い色
はないが、最高の雰囲気を味わう。根本山神社付近までの道は県境稜線の直下に水平
歩道が造られており、とても歩きやすい。落ち葉のかさかさ音が特に良い。
黒坂石の下山道を右に分け、十二山の肩で、熊鷹山の道を左に分ける。
疲れた足には最後の登りは応えるが、登れば根本山山頂1199Mに着く。
一週間前は何も花は咲いてなかったが、今日はピンクの花が迎えてくれた。花の向こ
うに三境山がかすかに見える。ここから三境山への急な下りを行く。下りの途中で最
高の物を見つける。ブナの木の根本に見事なヒラタケがあった。ヤッホー
痩せ尾根の下り道 鎖などもあり注意しなければならないが、ヤシオツツジに励まさ
れやっと林道に降り立つ。黙々と一時間 黒坂石に到着 3時40分着