2003/8/22〜24 第42回全日本登山体育大会 撮影:小林
第42回全日本登山体育大会 長野県白馬大会報告書 期日 平成15年8月22日〜8月24日 会場 後立山連峰(白馬岳) 参加者 小林 充、本間 俊一、板山 寿行、岸 悦子、本間 朝子、板山 操子 8/22 矢板(5時発)〓〓佐野インター〓〓伊勢崎インター〓〓長野インター〓〓(オリンピック道路) 〓〓白馬村神城「北斗荘」11時着 PM13,30 「白馬ウイング21」にて開会式 講演と映画が続き 17,00より歓迎レセプション 19,30明日の打ち合わせ 22,00消灯 8/23 北斗荘7,00発〓〓猿倉7,32〜白馬尻8,39〜9,00大雪渓末端9,45〜10,00葱平 11,35〜12,00避難小屋12,54〜13,15村営頂上宿舎14,10〜14,36白馬山荘14,28〜15,10 白馬岳山頂15,25〜白馬山荘16,00 暑くて寝苦しい夜が明け、5,30朝食、マイクロバスにて登山口に向かう。猿倉はもう! 登山者で一杯である。登山道は猿倉荘の左側から、ジクザクに登っていくと林道に出る。 間もなく左に白馬鑓温泉への道を分ける。小蓮華山の稜線が望まれ、あの高さまで登るの かと思うと少しうんざりする。林道終点の御殿場には数台の車が駐車していた。 ここから本格的な登山道となる。湿り気の多い道なので滑りやすい。展望がひらけてくる と白馬尻に着く。二軒の小屋が建ち、水場とトイレはここで済まして置こう。 残念ながらキヌガサソウの花は咲き終わっていたが、花の数は多い。小屋の壁には 今 盛りの花の名前が幾つも書いてある。白馬大雪渓は6月末に発生した土石流の為、 かなり荒れている。ベニガラとロープで道は確保されてはいるが、少し心配である。 大雪渓の末端でアイゼンを装着する、ここでリーダーから雪渓の歩き方についての 注意を受ける。立ち止まらない事、止まるときには落石のくる方向に身体を向けること。 雪渓の上は風もひんやりとして、気持ちが良い。心配した汗もかかず体調は良好である。 我が班には、83歳のご高齢の方がいるので、ペースがガクンと落ちた。それでも 何とか葱平の下部に到着。落石の落ちそうな斜面で昼食、心づくしのお弁当が特に美味し い。大雪渓を上から眺めると登山者が一本の紐の様に延々とつながっている。久しぶりの 青空に山も花も人もうきうきしている感じがする。葱平から避難小屋までの上りは 今日最大の悪場だろうか?浮き石が多くて、河原の中を歩いているようなものである。 小雪渓も小さくなり、その下を登る。振り返ると杓子岳がすばらしい。シロウマアサツキ を見つける。葱平の名前の由来の花だそうである。個人でくれば写真に忙しい場所で あるのだろうが、パーティを組んでいるので、その時間が取れないのは非常に残念としか 言えようがない。避難小屋をすぎるとこのコース最大のお花畑に着く。クルマユリ、トリ カブト、トウヤクリンドウなど花、花の連続である。最後の急斜面を登ると、村営頂上 宿舎である。一段下がった所には手の切れそうな冷たい水場がある。今宵の宿、白馬山荘 までは後ひと登りで着く。ここでザックを置き、身軽になって山頂に向かう。 西風が強く吹き、身体が飛ばされそうである。登頂の感激を味わう時間もなく、記念写真 を撮り早々に下山する。満杯の山小屋では布団一枚に二名割り当てとなり、後続班との 席取り合戦が延々と続いた。夕食後 ガイド大蔵喜福氏の談話が開かれた。 中高年の8.000メートルの登山方法について、なかなか面白かった。 8/24 白馬山荘6,00〜避難小屋7,02〜葱平末端7,50〜8,05白馬尻9,51〜10,30猿倉11,08 夜中 風の音がひゅうひゅう聞こえたがぐっすり寝られたようである。 朝食 5,30からなので、5,00には起きて早めに並ぶことにする。収容人員1,500の山小屋 なので、何事も集合5分前に徹した方がその後の段取りが上手くいくようである。 我々A班は6,00出発 昨日眺められた剣岳は見えず西風は相変わらず 強い。 登山口の猿倉には、9時40分に下山予定なので、のんびりとしたことは出来ないが 葱平の道は悪い、落石注意の連続だが浮き石ばかりである。雪渓の下り口ではアイゼンを 付ける登山者で一杯である。リーダーが止まれ止まれと大声を張り上げている。 雪渓を下り始めてまもなく、一名 足にきているらしくストップ。荷物を分散しても 歩く気力がだんだん無くなってきた。経験した者しか判らないかも知れないが、本当に辛 いものだ。自分の足であって自分の足では無いのだから。無線で収容班を呼ぶことになり 我々は先に進むことになる。白馬尻で又時間調整 観光客がどんどん登ってくる。 目の保養になるような支度の人もいる。下り道は早い、飛ぶように歩く、猿倉ではリーダ ーと堅い握手、これで登山行動は終了となる、予定には無かったお弁当が配られ、 お昼となる。迎えのマイクロバスに乗り北斗荘に、荷物を整理し、近くの十郎の湯で 登山の垢を落としさっぱりとした気持ちで、閉会式会場に 行く。大会の講評があり 最後に「故郷」の歌を全員で合唱して3日間の大会が終わる。皆さんお世話になりました。 来年は東京で逢いましょう。矢板には21,30無事帰着。