第2回高原山山開き 2000年5月14日(日)

大間々台口にて
(岳友会のメンバー)
釈迦ケ岳頂上その1 釈迦ケ岳頂上その2
撮影:梅原
6月1日写真追加
釈迦ケ岳頂上その3 万歳三唱で登山の
無事を願う参加者達
撮影:浅川
  6月9日写真追加  
釈迦ケ岳頂上にて
(岳友会のメンバー)
釈迦ケ岳頂上にて
万歳三唱で安全を
祈願する参加者
撮影:蓮実
7月9日写真追加
山開きの様子
(大間々台)
山開き山頂
【概要】
  矢板市、塩谷町、塩原町、藤原町の一市三町の登山口から高原山の主峰である釈迦ケ岳
(1794.9M)山頂を目指す、第2回高原山山開きが5月14日(日)に実施された。
  当日の天気予報は午前、午後共50〜70%の降水確立で、実際にも時折、小雨がパラ
ツク悪コンデションの中、各登山口から約250人の登山愛好者が釈迦ケ岳頂上を目指し
た。
  矢板市からの登山口である大間々台には午前7時30分集合であったが、生憎の雨空に
も関らず7時前には受け付けを済ませ登り始める人もいたほどで約100人が大間々台か
ら釈迦ケ岳頂上を目指した。
  釈迦ケ岳頂上では午前10時前頃から、矢板方面(大間々口)、塩谷方面(釈迦ケ岳林道)、
藤原方面(メイプル)、塩原方面(ハンター)からの登山者が徐々に増え始め、午後11時頃
には200人近い人となった。頂上では記念のバッジやお神酒などが振る舞われ、山開き
メッセージなどの後、坂口会長の音頭で、参加者一同万歳三唱を行った。(詳細は以下)

【第2回高原山の山開き:矢板コース】
  今朝の4時頃までは強い雨が降っており、昨日からの天気予報もあり開催が危ぶまれて
いた。しかし、我々が岳友会事務所に集合する6時前には雨も上がり、釈迦ケ岳を主峰と
する高原山の峰々はむしろいつもよりくっきりと見渡せるまでに天候も回復していた。い
つもの様に途中のコンビニで今日の昼食を仕入れた後、相変わらず分厚い雲に覆われなが
らもその穏やかな姿を見せてくれる高原山を目指して車を進める。大間々台の手前で小雨
となったが、駐車場には既に10台以上の車が停車しており、森林管理署矢板事務所の方
々などが準備を始めていた。我々も今日は大間々台で下山してきた人の為に、とん汁のサ
ービスなどをする為、テントを張り、大鍋や机、いすなどの準備をする。この間、身支度
を済ませた人も徐々に増え始め、7時30分前には受け付けを開始し、城の湯の入浴券や
タオルなどを受け取っていた。
  本来なら8時から一斉に登り始めるのであるが、我々は釈迦ケ岳頂上で登ってきた方に
お神酒を配るという大役がある為、7時35分に登り始めた。頂上組みは小林、浅川、蓮
實、石岡、久保、稲葉、斎藤、梅原、野澤で、吉野さんと薄井さんが後から来る山友会の
人達ととん汁の接待をする事になった。池田さんは助役さんのお世話という事で、剣が峰
から大入道のコースを周られた様だ。
  大間々台をでても相変わらず降って来るのか来ないのか不安定な天候に、雨具の上を来
たり脱いだりしながらも8時15分に八海山神社に到着する。ここでは森林管理署の方が
記念のバッジを配っておられたので我々も一つずつ戴く。小休止した後、剣が峰(1590M)を
越えいよいよ釈迦ケ岳の登りにかかる。先週までは沢筋だけでなく尾根筋にも若干の残雪
が見られたが、今日はさすがに尾根筋の雪は消え沢沿いにわずかばかりの雪が残るばかり
である。最低のコルを越え、トラロープのある急傾斜面に差し掛かる頃になるとあれほど
分厚く覆っていた雲がちりじりとなり、特に釈迦ケ岳の頂上付近は青空が多く見られる様
になってきた。9時15分、釈迦ケ岳の最後の登りの手前で休憩をとる。天候が回復して
きているのか、剣が峰までの縦走路や矢板市方面までもがくっきりと見える。小休止後、
最後の登りに掛かったが、鶏頂山やスキー場の駐車場がくっきりと見渡せ、明神岳や前黒
山の眺望もよい。急傾斜にあえぎながらも、所々に張られたトラロープ(小林会長が先週
整備したもの)が手助けしてくれる。まもなくして鶏頂山からの合流点に出て、僅かに残
った雪を踏みしめて9時45分に釈迦ケ岳頂上に着いた。頂上には既に20人近い人が登
ってきており、我々もお神酒を頂き、登頂を喜んだ。しばらく休憩してからは登って来る
人にお神酒の接待を交替で行った。生憎の天気の為、頂上から周囲の山々を見渡す事はで
きなかったが晴れ間も覗き近くは見る事ができた。昨年の第1回は本当に人が多く、頂上
は足の踏み場もないくらいの人がいたが、今年はその半分以下の人数だろうか・・・しか
し11時前には200人近い人になっていた。11時から森林管理署の方の司会で、山頂
での簡単な行事が執り行われた。その最後は、坂口会長の音頭による万歳三唱であった。
  下山は浅川、石岡、斎藤、稲葉、野澤の5人は今回新たに整備された大入道の周回コー
スを回るというので先に出発する。続いて、小林、久保、蓮實さんはそれぞれ別々に大間
々台を目指す。私は頂上を一回り見てまわった後、11時30分に頂上を出た。そこから
は一定のペースで歩き続け1時丁度に大間々台に到着した。大間々台では吉野さん、薄井
さんに山友会の方々と岳友会の川島さんも加わりあたたかいとん汁で迎えてくれた。それ
からも多くの方々が下山して来られたが同様に一人一人に心のこもったとん汁を食べて戴
く事ができた。その後午後2時を回り、ほとんど下山されたようなので、テントや鍋など
を撤収し、帰り支度を行ったが、裏方で働いて下さった色々な方々の暖かい気持ちを貰っ
た山開きでした。生憎の天候で昨年の半分以下の参加者となった、第2回の山開きでした
がとてもいい一日を過ごせた事に感謝しています。また、来年お会いしましょう。