マイクロスイッチを使ったパドルは以前からありましたが、大型のスイッチを使うためストロークが大きく
通常のパドル操作からは違和感がありました。
そこで小さなマイクロスイッチを使ったマイクロスイッチパドルを作りました。
しかし感触は満足できるにしても
(1)パドルの幅が25mmと通常のパドルよりは広い。
(2)プラ板を加工するのが面倒。(単に歳の所為でいくつも作るのが億劫になってきただけですが。)
このことから、加工を減らし且つスイッチの置き方に工夫をしたマイクロスイッチパドル2を考えました。
しかし数台を配布をしたところ、ツマミの広がりを押さえる為のストッパー等に関して、組立にくい点や気になる事が
ありました。それは、
●曲げ具合と半田付けが、人によっては難しいこと。(60歳を過ぎると意外と難しいようです。かく申す私もあと
2年で・・・。)
●ケースに組み込んだ物と異なり半田付け部分が露出しているため、半田の鉛に触れる機会が多いこと。
特にストッパーの部分が手に触れやすい構造です。
これは無鉛半田が市販されているのでそれを使えば済むことですが、修理の際に有鉛半田を使ってしまう事が
容易に考えられ、構造上はずれにくい配線部分以上に問題と考えました。
●この構造が「どこでもパドルMINI」の真似であること。(アマチュアとしてはオリジナリティも重要です。)
これらから修理と調整を含めて少しでも簡単になる方法をあれこれ考えた結果、ステンレスワイヤーによる方法に
落ち着きました。
またそのほか
●マイクロスイッチパドルで付けていた「内側に曲がりすぎるのを制限するストッパー」はやはり必要でした。
これも例によってプラ板の加工の手間を省き、L金具(ミニステー22)で済ませました。
●ツマミも15mmの幅に加工する手間を減らし、ついでにちょっぴり高級感を出すために幅15mm、厚さ3mmの
チーク材の細長い板を東急ハンズで入手しました。これで加工は長手方向の切断とビス穴だけで済みました。
ただし、厚さが3mmあるため、マイクロスイッチパドル2よりは1mmほど幅が広くなりました。(一寸残念!)
(1)半田は必ず無鉛半田を使って下さい。有鉛半田を使うときは、半田面を接着剤等で覆ってください。
(2)マイクロスイッチが小さく、レバーの構造上強度が弱いため、持ち運び時は必ずケースに入れてください。
写真の中に出てくるケースは、食材を入れる小さな密閉容器(100円ショップで購入)を流用しています。
申し訳ありませんが、現在工事中です。11月中旬を予定しています。
組立の状態のわかる写真を載せておきます。マイクロスイッチパドルおよびマイクロスイッチパドル2を併せてご覧下さい。
プラグ付きのケーブル長は約45cm ツマミ幅は約19mm 長さ39mm(ケーブルを除く) 高さ27.5mm です。
ご参考までにワイヤーの加工状況を以下に示します。
0.9mmのステンレスワイヤーの加工順です。(右端のものはカットする足が逆でした。)
3mmのドリルに巻き付け、ペンチで曲げて完成です。金具に挟んでレバーの長さに合わせてカットします。
マイクロスイッチパドル2のツマミの広がりを押さえる為のストッパーを使わず上記のワイヤーに交換します。
およそ70mm×70mm×35mmmの食品用密閉容器に入れています。