【ホームセンターで買える部品で作るパドル】
ハムフェアでご購入された方へ、またこれから自作される方へ
作ってみたら無線に興味のない息子にも「メカっぽいところがいい。」とのこと。ミーティングで見せたところ
作りたいと言って貰えました。
そこで組立講習会を2回ほど開催、多少なりとも改善した物を今年(2003年)のハムフェアに都筑クラブ
として出品させていただきました。売れ残りを覚悟していましたが、ブースの場所が良かったおかげで
完売でした。
しかし講習会と違って講師がいないので、簡単な説明書では皆さん作るのに手間取っているのでは、と
心配になってしまいました。詳細説明を兼ねてここに掲載いたします。組立時に参考にして下さい。
また、不明な点があればご遠慮なくお問い合せ下さい。 (Email:JA1UXR@ikegami-net.com)
1)HAM再開
2001年5月、うん十年ぶりにアマチュア無線を再開しました。その年の冬、なぜか急にモールス通信を
やってみたくなり2002年正月に「ぼけ対策」と称してモールスの学習を始めました。
4月に2アマ、8月に1アマを取得し電鍵を物色しましたが、どれも高価なものばかりでした。
今やトランシーバーにはエレキーが内蔵されるのが当たり前になっています。ブランド品のパドルも欲しいの
ですが、移動時の破損を考えるとちょっと二の足を踏んでしまいます。
売っていないならば誰かがいいものを作っているかも知れないとホームページを覗いてみても、金属の固まり
を削りだした本格的なものか、プリント基板やクリップを使ったお手軽なものしか載っていませんでした。
ある日東急ハンズを覗いてみると、小さな金具やネジがいろいろありました。これを使って出来ないかという
ことで試してみました。
2)自作パドルのコンセプト
a)部品代は3000円以内(本当は1500円以内でスタートしたのですが・・・)
アメリカではCWトランシーバーのキットが100ドル以下で買えます。それなのにパドルは200ドル前後で
本体よりも安くないと本末転倒です。
最初は版画板を切ってベースにしました。黒のABS樹脂に代えたり、ネジを単なるナットからローレット
ボルトに代えたりしている内に2千円を超えてしまいました。
b)荷物にならない様に操作性が悪くない範囲で小さいこと。
c)軽いこと。
「操作時に動いてしまう」事とは相反しますが、うまい固定方法がありました。
d)そして何よりも見栄えのすること。
屋外で使うので誰かに見られます。例え自己満足と言われようとも自作では重要なことです。
3)全体写真
82mm×82mm×10mmのABS板に組んであります。 |
いろいろ作ってみました。3)はハムフェアに出したカット品をさらにツマミまでカットしたもの。 2)はL金具がはみ出るので1穴の物に変更しています。(長期使用には回転止めが必要です。) |