4)基本設計  説明するよりも図の方が解り易いと思います。

 動作の基本
 
 原理試作
 版画板に取り付けて試してみたもの(中央の接点は付けていない)


5)部品詳細と穴加工
 皆さんの近くのお店で手に入る物を使い、上記写真右のような
 試作を行って穴位置を決めて下さい。

 使用部品 
 初期の試作用部品です。最終品では右下の4穴の板は3穴に変わっています。
 この写真を参考にして、適当な物を入手して下さい。価格は変わっていることが
 あります。部品は必要数量より多い物があります。何名かでまとめて購入する
 と無駄が少なくなります。
 
  穴位置図
 これはあくまで上の部品の場合です。特に蝶番は同じ様なものがありますので、
 選択には注意して下さい。微妙に接点位置やレバーの間隔がずれてきます。
 また穴は下側をさらっておいて下さい。せっかくの皿ネジが出っ張って
 しまいます。
 
  問題の蝶番
 左が今回使った物(ARCH SUS430と刻印有り、品名は東急ハンズでは
 C-377 ステン蝶番 25ミリ というようです。

 左から2つ目は一見同じだが堅くて使えなかった物。左端は穴径を大きく
 して取り付けてみたが幅が違うため、レバーの接点が合わなかった

 ハムフェア用に急いで部品を集めました。蝶番が店頭に無く似たような
 もので試しました(写真参照)ベースの穴開けが既に完了している為
 位置が合わずNGでした。
 左端の物を注文し、ハムフェアに何とか間に合いました。

 上記図面を使わず、ベースの穴開けから自作される方は、あまりこの点は
 気にする必要はありません。
 ガタが無く且つきつくて開きにくいものでなければOKです。
 穴間隔は厳密にはL金具の15mmよりも長く、15.5mmありますが問題ありま
 せん。このページ上に載せた試作を行って丁度いい穴位置を決めて下さい。
 (レバーの間隔を決め、次いで中央接点の穴位置を決めます。)

 ・上記以外に、ベースとなるABS(10cm×10cm×1cmで500円程度)が必
  要です。塩ビやアクリルが傷が少なくいいのですが、堅いために彫刻刀
  で配線の溝を彫るのが大変?
 ・ツマミは配線の名札を使いましたが、5枚一組で400円(ケイヨーD2で購入)
  します。適当な樹脂板があれば作る事をお勧めします。

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