6.問題が発生

 (1)モーターボーティング
   4cm×4cmの穴あき基板に組んだまでは良かったのですが、どうせ出力が出ないなら
   とことん小さく作ろうと電池を9V (006P)にする事を考えました。しかし006Pを使ったところ
   かつて真空管アンプで経験したモーターボーティングが発生しました。単3では問題無
   かったのですが、どうやら電池の内部インピーダンスが結構高いようです。
   対策は昔ながらの電源のデカップリングの挿入でOKでした。(100オームと220マイクロ)

 (2)広域ノイズがやはり気になる
   はじめから判ってはいましたが、ダイソーの64オームモノラルイアフォンを使ったところ
   結構音量がありノイズも気になります。そこでアンプの1段目と2段目にコンデンサを追加
   しました。(470pF)

 (3)QPPpはQRP周波数で
   QRPpなので、やはり14.060MHzで送信できないと見つけてくれる確率は少なくなります。
   しかし、VXO化するとどうしても発信周波数が下がってしまいます。水晶を特注できれば
   いいのですが費用の面でそうも行きません。
   妥協の産物として、可変範囲はプラスマイナス1KHzで我慢し14.060が出るようにしました。
   14.059〜14.061の可変です。
   なお水晶発振子はここで買いました。送料込みで10個で27ドルでした。

 (4)スプリアス対策
   新しい部品で組み直したところ、一寸だけですが前ページののグラフよりも2倍の高調波
   が大きく出ていました。面白くないので出力(アンテナ端子側)のコンデンサを560pFにして
   ほとんど同じにしました。

 (5)最終回路

   L1は前回と同じで、T37−10に15回巻きです。また、デカップリングの220マイクロは
   100マイクロを2個パラにしています。220をお持ちの方は1個でOKです。
   なお、9Vでの出力は約30mWでした。

ケースに入れないと使いにくいので、いろいろ当たっています。しかし、どれも帯に短し襷に長し、
できれば蓋が付いていて外観からは単なる箱としか見えず、蓋を開けるとツマミやら各種端子が
並んでいる様なものにしたいと思っています。そうそう、イアフォンも箱の中に入っていないと・・・。。
電鍵まで入れると大きくなりすぎるのでこれは諦めています。
完成したらトップページの写真を入れ替えます。しばらく(ず〜っと?)お待ち下さい。

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