8)完成写真

左が端子を追加した2号機   右は現用の1号機
1号機と2号機ではスイッチとバリコンが左右逆に付いています
1号機の内部
マッチング部分は空中配線
2号機内部
追加端子への配線

アンテナを繋ぐ端子の仕様変更があります。
1号機はもちろんですが当初はアンテナ側もBNCコネクターだけを付けていました。これは最初の説明にもあるように
逆接続(基本回路の図をご覧下さい。)の応用も考えてのことでした。2号機では小型化と組立易さを優先したため、
パネルに全てを取り付けるスペースが無く、1号機と同じ方針でBNCだけで試作しました。
しかしやはりワイヤーアンテナが中心のQRP移動運用では、ネジ式の端子がないと使いにくいのは明らかです。
(1号機は上の写真にあるように、BNCとネジ端子の変換アダプタをつけています。)
作業性は悪いのですがですが、ケース側に端子を2個(アンテナとアース)付けることにしました。

9)注意事項他
 ・抵抗は状況によりかなり発熱します。配線や他の部品が抵抗に当たらないようにして下さい。
 ・100円ラジオの平らなツマミにローターリース一致と同じ回転用のノブを付けるには、接着剤以外にも
  両面テープを使っても可能です。
  「日東電工(株) ポリエチレン・ポリプロピレン用超強力両面テープ」(厚さ0.13mm)を使いましたが
  薄いのにしっかりと固定できました。
 ・ポリバリコンに金属の延長シャフトが付いているものを使う場合、ノブの固定ネジが長いと感電(火傷)
  恐れがあります。これは回路上ポリバリコンの軸がアースに落ちていない時があり、高周波的に軸が浮いて
  いるのでノブの固定ネジを通して感電することがあります。
  1号機試作中に2回も「あっち〜」とやりました。最初は何故か解らなかったのですが、ノブを固定する
  ネジが一寸出っ張っていてそこを右手がさわり、さらに左手はケースに触れていたためでした。
  たかが5W(FT−817)と軽く考えては行けません。
 ・LEDは秋月で購入 赤の高輝度タイプ 東芝TLSH180P で2個100円でした。

10)使い方
 注意:送信出力は0.5W〜3Wにして下さい。(最大でも5Wを超えないこと)
     調整中に抵抗が発熱します。出来るだけ小さな電力で短時間に調整して下さい。
 ・まずはマッチング部分をスルーしてチューナー部分を動作させます。
 ・3m程度のアンテナとアース(カウンターポイズ)ワイヤーを繋ぎます。(アースは必ずしも必要ではありません。)
 ・モード切替のスライドスイッチは中央(Bポジション)にします。(ミラクルホイップもどきです。)
  (このモードはロータリースイッチのみ有効です。バリコンは回しても変化はありません。)
 ・希望するバンドを受信して、ローターりースイッチを回し感度が最大になる点を探します。(AMが分かり易い。)
 ・スナップスイッチをチューニングモードにして、送信します。(最大でも5W以下)
 ・LEDが点灯しますので、手早くロータリースイッチを回し、一番暗くなるポジションを選びます。
  (点かない時はチューニングが取れています。誤配線がない場合です!)
 ・最後にスナップスイッチをチューニングモードから通常モードに切り替えます。

通常はこの状態で使えますが、LEDが明るく点灯して暗くなる点がない場合や、SWRが下がっていない場合は
スライドスイッチを左右(A or Cポジション)にして、上記と同様に調整して下さい。
アンテナの長さや設置状況により、使用する周波数でのインピーダンスは大きく変わります。状況に合わせて
モードを使い分けて下さい。

【チューニングのテスト】
下の写真はFT−817についている144用のアンテナ(25cm)をつなぎ、14MHzでチューニングの確認
をしている状況です。
いくら何でも25cmのヘリカルホイップで14MHzが飛ぶわけはありませんが、近距離の遊びには使えます。

左はRock−Mite(14MHzで約100mW出力)を
このアンテナチューナに繋いだ様子です。

アンテナはFT-817の25cmヘリカルホイップ
です。
チューニングが取れた状態
モードはAです。B,Cでは完全には
消えませんでした。
少しバリコンを回すとこの通り
LEDが点灯し、マッチングが
取れていない事を示します。

11)その他
 (a)使用可能な最大電力は調べていません。アンテナの状況で変わってきますが、とりあえずFT817の電池での
  運用では今のところ問題はでていません。

 (b)上記の逆で、マッチング部分の動作が確認できる(LEDを点灯させられる)最低電力も未調査です。
  自作のRock−Mite(9vで約100mW)で動作しているので良しとしています。
  これはLEDの特性にもよりますので、1W以下で使う場合は高輝度(超高輝度)とあるものを使って下さい。

 (c)実際に移動で使用する場合は、事前に使用するアンテナで動作の確認をしておいて下さい。

 (d)本文中にも記載してありますが、操作中の感電(火傷)には十分注意して下さい。

 (e)ご質問は JA1UXR@ikegami-net.com までお願いします。


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