CWゼロインインジケーター

KX1用はこちら(H21/4/17追加)

暫くぶりにICを使った物を作りました。
「無くてはならない物」ではないのですが、ビートによるゼロインが苦手なこともあって作ってみました。
Webで検索すると先輩の苦労が色々出ていますので、参考にさせていただきました。

回路は至って簡単です。小さなトランシーバーに組み込む為に、いかに薄く小さく作るかだけです。
未だ組み込んではいませんが、調整のためにイヤフォン端子から信号を入れて試しました。
調整は、サイドトーンを鳴らした状態でVRを回しLEDが点灯(点滅)すればOKです。点灯した時点で
サイドトーンのレベルを下げていくとロック範囲が狭くなり調整精度が上がります。
K-1に組み込むかKX1にするか思案中です。→KX1には入らないことが判りました。
●KX1用はこちら

【注意点】
(1)ICのマニュアルには C3≧2*C2 とあったので C3=0.22μ としたのですが、ノイズでLEDが
  パラパラと点灯してしまうことから、図にあるように大きくしています。
(2)互換品であるバイポーラ型の567(例えばNJM567)を使う場合は、定数が大きく異なりますので
  注意して下さい。クロック周波数がLMC567では2倍になっています。
  価格はNJMの方が安価ですが、電池動作の為少しでも消費電流を減らしたくてLMCにしました。

上手く動作したので、試作品の基板周辺をカットしテストピンを立て完成です。空きスペースに接着するので
半田面にヤスリを掛けて出っ張りを少なくして絶縁用のフィルムを貼っています。厚さ9mm弱です。
サイドトーンは固定でしょうから、VRで調整後固定抵抗に換えれば、更に薄くできるます。