山行記録・例会議事録 (4月4日更新)
【日時】3月22日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、浅川、斎藤、稲葉、東、植木、梅原、尾上(計9人) 【議事】 一雨ごとに暖かくなり、路端の可憐な花々も咲き始め心和ませてくれる今日この頃です。ソメ イヨシノの開花もあちこちで聞かれるようになり、待ちにまった『春』がそこまで来ています。 とはいっても、回りの山々はまだまだ分厚い純白の衣を纏い、冬の厳しい側面を見せています。 これからは、行動範囲も広がる事と思いますが、天候の急変や特に雪山でのなだれなどについて は充分注意をされ山行を楽しんで下さい。 【山行報告】 1.3月12日(日) ・救急法の講習会 ・小林、池田、浅川、吉野、漆原、斎藤、渡辺、東、植木、柏木、野澤、稲葉、野澤、久保、 印南、川島、斎藤 計17名(岳友会)と本間、板山夫妻、川上、柳田、寺嶋の7名(山友会)を 加えた24名 ・朝9時から、矢板公民館の会議室において、矢板消防所から4名の講師に来て頂き、救急法の 講習会を行った。小林会長の挨拶、矢板消防署の講師の方のご挨拶の後、早速講習に入る。ま ず始めに救急隊主任から応急手当ての重要性についての講義があり、続いて実技に入った。 技では6名づつ4班に分かれ、始めに、心肺蘇生法の実技を1人1人実施した後、今回の講習 のメインである応急手当ての実技に入る。応急手当てでは、止血法、三角巾の使い方、骨折時 の対処の仕方、搬送法(搬送の仕方、タンカの作り方)などの実技を行い、終了の12時をオ ーバーするほど熱心に受講した。(講師の方々、ありがとうございました。) ・新年会 ・救急法の講習会終了後、会場を小林会長宅に移し、午後2時過ぎから岳友会と山友会の合同の 新年会を実施した。植木さん得意の芋煮に舌鼓を打ちながら、山行の思い出話などを肴におい しくお酒を戴いた。 2.3月11日(土) ・西吾妻 大沢下り ・植木 ・西吾妻の大沢下りに挑戦しましたが、天元台はここ10年で最も積雪が多く(特に2月末頃か ら積雪が多くなった)結局、人形石までで敗退しました。 3.3月18日(土)〜20日(月) ・那須 大倉山 ・浅川 他1名 ・三斗小屋から大倉山へ行ってきました。(詳細報告有り) 4.3月18日(土)〜19日(日) ・那須 甲子旭岳 写真あり ・吉野、斎藤、稲葉、柏木、梅原 ・3月18日(土)6時に岳友会事務所を斎藤号で出発する。途中のコンビニで朝飯と昼飯をそれ ぞれ調達し、甲子温泉を目指す。今年はどこへ行っても積雪が多く、那須連山も真っ白な姿を 見せている。8時過ぎ、新甲子温泉に着いたが、ここから先は除雪もなく積雪も20〜30cm はあるので、車を停めここから歩く事にする。8時30分、準備が終わりさあ出発と甲子温泉 への道路にでたが、1台の四駆のタイヤ跡がくっきりと残り、我々はこのわだちを4km歩く 事となる。9時20分、甲子温泉に着いたが甲子山へと続く夏道を避け、沢沿いに西進し、坊 主沼への直登ルートを行く事とする。沢道に入り積雪が急に増えた為、かんじきを着けしばら くはそのまま進んだが、沢を渡り登りに掛かる頃から、梅原が遅れ始める。斎藤、吉野、柏木 稲葉の4名はトップを交替しながらも快調なピッチで登って行ったが、3ピッチ目に入った 1200m付近からの100m程の登りが一番厳しかった。両サイドが切れ落ちたヤセ尾根を 稲葉さんが終始トップで一歩一歩足場を作りながらも1時間程で抜ける事ができた。そこを過 ぎてからは傾斜はなだらかになり、14時40分に坊主沼の非難小屋付近に着いた。しかし、 小屋が見当たらない。少し先になだらかな丘の様になっている所があったが、どうやら非難小 屋はその丘の雪の下になっているらしい。スコップ1本では入り口を掘り出すのは無理と判断 し、テントを設営する。3時過ぎにテントに入ったが、暖かい。そう言えば今日一日は快晴で 風もなく、まるで春山のような天気だった。酒のみ5人にとってはやや(かなり?)少な目のお 酒を頂き、7時過ぎには就寝した。 明くる朝、4時起床。今日も快晴であるが、水を作ったりなんだかんだで6時15分の出発と なる。甲子旭へはガレ場のやや西側を直登する。稜線に出る手前での斜度は50°程度と思わ れたが結構きつかった。また稜線へ出ると一転して北風を受けたが7時過ぎには甲子旭岳山頂 に立つ事ができた。山頂からは三本槍や流石、三倉、大倉の那須連山を眼前に、また観音山や 大白森、小白森、二俣へと続く甲子連山を反対側に見、少し離れて、浅草などの会津の山々く っきりと見る事ができた。しばらく360°の展望を楽しんだ後東南稜を下山する事とする。 下り始めてまもなく両側が切れ落ちたヤセ尾根に出た為、ここでカンジキをはずす。尚も進む と急斜面に差し掛かった為、ピッケルを使いながらキックステップで足場を確保し、3点確保 にて急坂を下る。ここを過ぎると、なだらかな斜面となり、踏み後一つない真っ白な斜面をみ んな思い思いに下り、8時前にテント場に着いた。一息入れ、テントを撤収し、カンジキを付 け直してから下山に掛かる。8時30分にテント場跡を出発、甲子旭岳の南面を甲子山目指し て下る。今日も天気は快晴でまるで春山のような暖かさである。 1時間30分ほどで甲子山に到着し、小休止する。ここからは甲子温泉まで夏道を一気に降り る事になる。ややブッシュがでている所があったものの、充分な積雪のおかげで真っ直ぐに下 山する事ができ、特に甲子温泉手前の急坂は尻制動やら何やら別けのわからない下山方法で直 滑降で下山した。甲子温泉で更に小休止したあと、今朝除雪されたばかりの林道を脇目もふら ずに新甲子温泉まで歩いた。12時30分過ぎ、全員がゴールし、身支度をすませた後、さっ そく麓の酒屋さんでビールを調達し、カンパイ!その後、ラーメン屋さんで腹ごしらえし無事 矢板に帰りました。
山行報告 期 日 :’2000年 3月18〜20日 行 先 :那須・大倉山 メンバー:溜口、浅川 2日間天候に恵まれ、5月連休の頃のようなぽかぽか陽気の中、雪の大倉山を楽しんできました。 3月18日(土)晴れ 昨年の彼岸の連休に三斗小屋をベースに大倉山を目指したが、吹雪かれ敗退し、帰路、峰の茶屋を越える際 、強風のため痛い目に遭った。今年の彼岸の連休は、昨年の遭難があってのことか大黒屋も煙草屋もまだ営業 を開始していない。昨年の経験から、今年は深山ダム経由で三斗小屋宿に入り、ここをベースに大倉山を目指 すことにした。 もうあまり雪は降らないと思っていたが、昨日寒波が来てまた雪が降った。林道入り口の「幸の湯」から道 路には雪があった。深山ダムの堰堤には、相棒の四駆でも乗り越えられない程の吹き溜まりができていた。 幸い、吹き溜まりはそれ程のものではなく、スコップなしでも素手で除雪することができた。車は、沼原発電 所入り口前までしか入れることができなかった。先週下見に来たときには、四駆なら雪が解けて大川・大沢分 岐近くまで行けると思っていたが甘い誤算であった。ここから先は吹き溜まりも所々にでき、とても車を乗り 入れられる状況ではなかった。発電所入り口前の空きスペースに車を置いた。天気予報によると、今日は移動 性の高気圧が日本列島をすっぽりと覆うとのことであったが、まだ強く冷たい風が吹いて、時折日が差す程度 であった。 7時50分、身支度を整え出発する。ここからカンジキを着けることになるとは予想もしていなかった。 歩き初めてしばらくすると、たちまち汗が噴き出し、とてもダブルヤッケは着ていられなかった。寒いと思っ ても寒暖計を見ると0℃そこそこで、それ程気温は下がっていなかった。小さな発電所脇を通り過ぎ大川と大 沢の分岐に1時間程で着く。 ここから大沢に沿って作られた林道を行くことになる。しばらく行くと道路脇に軽の四駆が置いてあった。 2〜3日前に駐車したものと思われた。こんな雪の中に車を放置しているのは、何か悪いことでもあったので はないかと二人で心配した。雪は、ここ2〜3日で随分降ったように見えた。いよいよこの辺りから雪は深く なった。しかし、まだ時間も早かったためか、雪が腐れることもなくカンジキが効いてスムーズに足を進める ことができた。林道はしばらく行くと大沢の川岸に作られ、行く手右側は急な山の斜面が迫っている。大沢橋 近くになると急斜面から雪崩れた雪で林道は埋まっていた。9時50分、大沢橋に着く。 小休止の後、林道を忠実に進むことにした。しかし、ここからが忍耐の歩きとなった。いつの間にか風は治 まり、空には雲もなくなり雪面に眩しく日が差していた。次第に気温が上昇し、雪は腐れてきた。腐れた雪は カンジキにへばりつき、足を持ち上げるのも儘ならず、普段使わない筋肉が吊りそうになった。カンジキをピ ッケルで叩いて雪を落としながらの前進となった。泣き面に蜂とはこのことか、どこでどう間違ったのか分か らないが、別な林道に入ってしまい20分程のロスをしてしまった。更に、しばらく行って道路が大きくカー ブする所で沢筋に迷い込み、ここでも10分程のロスをしてしまった。元のルートに戻ると上から下りてきた カンジキのトレースがあった。我々が沢筋に迷い込んでいる間に我々と出会わず通り過ぎたらしい。どうも途 中に駐車してあった軽の四駆の人らしかった。 11時55分、沼原分岐に着く。ここから三斗小屋宿までは残すところ僅かであったが、重い荷と腐れ雪の ためペースはすっかり落ちた。何度か小休止をし、12時45分、三斗小屋宿に着いた。昨年の同じ時期に比 べ随分雪が多かった。昨年の積雪は、せいぜい30cm位であった。しかし、今年は1mを越えている。 急ぎテントを設営し、昼食にすることにした。日当たりの良い場所は、雪面が解けてテント場に相応しくな かったので、アスナロの樹林の中の日の当たらない場所にした。アスナロの葉は平たく分厚いので、断熱材と してテントの下に敷いて利用した。1日分の水として、川から5リットルの水を汲んで来た。この川には三斗小屋 からの沢水が流れ込んでいるが、冬季は三斗小屋には人がいないので煮沸すれば問題ないと思い利用すること にした。テントの中でラーメンを作り昼食を済ませやっとほっとした。 天気が良いので、今日は行ける所まで行って見ることにした。2時30分、テン場を後にする。今年は雪が 多いので藪を気にすることは全くなかった。神社脇を通り、1,443m地点に向かって直登することにした。 この山も、この程度雪があると藪を回避する必要もなく快適であった。しかし、風も無風状態になり、気温が 上がって雪は腐れて膿んでいるようであった。最初の急斜面は難なく登り切ったが、1,443m地点下の斜面は斜 度がきつく、腐れて膿んだ雪に手こずった。ルートは雑木林の中だが、隣接する木の生えていない沢状の窪地 には、小規模ながら雪崩れ跡が無数にあった。樹林帯といえ不安であった。4時、何とか1,443m地点に着く。 ここは、木の枝が少し気になったが茶臼岳の良い撮影ポイントとなった。時間的にここより先に進んでも、も っと良い撮影ポイントが保証されるか否か分からなかったので、ここで日没まで粘ることにした。時間が遅く なれば雪も堅くなり安心して下山できるであろう。 日没まで雲は一つも湧かなかったが、気温が上がり西の空は春霞となり弱々しい夕日となった。期待した夕 照の茶臼岳は赤く染まらなかった。日没は5時20分近くであった。日が落ちると気温が急激に下がり始め、 先ほどまでの腐れ雪が凍り始めた。5時半、撮影ポイントを後にする。心配していた急斜面の雪も堅くなり、 快適に足を進めることができた。月明かりでテントまでヘッドライトは不要であった。6時30分、テントに 戻った。 今夜は相棒の炊事当番であった。これまで朝夕の食事は主に私が献立し料理してきたが、今回は1日ずつ当 番とすることにした。彼の準備した今夜の献立は肉鍋であった。しかし、野菜を忘れてきたと相棒は小さなパ ニックに陥った。幸い、私が野菜を少し多めに持ってきたので急場は救われた。今回はアプローチが楽とのこ とで何かと宿泊グッズを持ってきた。ランタンもその一つで、テント内が明るく暖かく快適となった。 宴会も終わり、寝袋に入ったのは10時近くになった。 2月19日(日)晴れのち薄曇り 天気の崩れが少しずつずれているようであった。予報では今日の午後にも雨が降るとのことであった。しか し、天気の崩れる兆候はなかった。空はすっきりと晴れてはいなかったが、明け方まで月明かりがあり、星も 出ていた。気持ちよさそうに寝入っている相棒を起こすのは気の毒であったが、3時半起床とした。のんびり と朝食を済ませたためか、出発は5時20分となった。既にヘッドライトは必要なかった。1,443m地点少し手 前で目印用のチシマザサを切り取った。稜線で吹雪かれた時のための目印とするためである。 7時、1,443m地点に着く。東の空には薄く雲が掛かっていた。剣ヶ峰の少し左に太陽がぼんやりと昇った。 すっかり夜は明けたが、空はすっきりとしなかった。直ぐに崩れてくるような様子はなかったが、午後から崩 れてくると云う天気予報を予感させるような空模様であった。天気の崩れる前に何とか大倉山に着きたいと思 い急ぎ足を進めた。ここからは、これまでの様な急登はなかったがしばらく痩尾根が続いた。規模は小さかっ たが雪庇が行く手右側に続いていた。何時の間にか日差しも強くなり、気温が上がってきてシャツ一枚となっ た。いよいよ雪が腐り始めカンジキに雪が付き足が重くなった。雪庇の先端にあまり近づかないように注意し ていたはずであったが、突然相棒が雪庇の付け根近くにできたクレパスに落ちた。腰まで落ちて脱出にもがい ている様子が滑稽であった。よく見ると雪庇の先端から4〜5mのところに割れ目が20m位走っているのが 確認できた。しかも割れ目の上には雪が覆い、割れ目と思わせる窪みが続いているだけであった。 そのうち私もこの割れ目に足を踏み外したが、とっさに腹這いになり直ぐ抜け出すことができた。抜け出した 跡を見ると、数メートルの深さのクレパスが走っていた。それから慎重に足を進めたつもりであったが、相棒 がまたクレパスに落ちた。底まで落ちることはなかったが、今度は胸まで落ちた。幸いにも背負っていたリッ クが歯止めとなって底まで落ちなかったらしい。足掛かりがないともがいていたが、割れ目が狭かったらしく 心配することもなく一人で抜け出すことができた。それからは、老人が杖を突くようにしてピッケルで割れ目 を確認しながら歩いた。知らない人が見たら妙に滑稽な姿であったろう。 雪庇帯を抜けると、気持ちの良いブナ林の丸い尾根筋となった。前方左には大倉山、右側には流石山が純白 に輝き、振り返って見ると茶臼岳をはじめとした表那須連山が連なっていた。撮影には今一であったが、風も なく薄日が差して暖かく、またとない登山日和りとなっていた。小休止の後、更に足を進めた。樹林も疎らに なってきたので木の枝に赤ビニを付けた。稜線に近くなると樹林は消え、小灌木は完全に雪の下埋もれていた ので、先程切り取って来たチシマザサの先端に赤ビニを付け適当な間隔で立てて行った。 森林限界を超えると雪は締まり、暖かい割にはカンジキに雪が着かず快適となった。 9時15分、1792m地点に着いた。昨年は、ここに着いた途端吹雪かれて敗退し悔しい思いをしたが、今日 は何事も起こらなかった。空模様はすっきりとした青空にならなかったが、天気が崩れる気配はなかった。 流石山からこちらに向かってトレースが続いているのが見えたが、鞍部で途切れているらしくここまでは伸び ていなかった。昨日のトレースと思われたが、途中で引き返したのであろう。 この尾根一帯は、年間を通して、県内で最も私の好きな場所の一つである。古里に戻ったときのような少年の 頃の思いが胸に蘇る。思い入れが強過ぎるためか、いまだに思い通りの作品が撮れたことがない。しかし、何 度ここに来てシャッターを切っても飽きることがないのは不思議なことだ。 ここからは、のんびりと撮影しながら大倉山に向かった。シュカブラあり、樹氷あり、純白な尾根が続き遠 景には茶臼岳があって撮影の被写体には事欠かない。撮影条件として青空とすっきりした光が欲しかったが、 これ以上望むものは贅沢と云うものだろう。 10時15分、大倉山に着く。山頂の灌木は雪の下になり、無雪期とは違って360°の展望となっていた。 しかし、春霞となり会津駒ヶ岳がぼんやりと確認できる程度であった。相棒に三倉山まで足を延ばしてみたい かと確認したが、撮影時間が無くなってしまうので、行かなくて良いと言った。彼は、私以上に写真好きなよ うだ。登山だけを好む者であれば、ここまで来て、こんな良い条件下で三倉山まで足を延ばさない者はいない であろう。 気温は上がり、風は無風状態に近かった。山頂でコーヒーを沸かし、早めの昼食とした。私には三倉山 まで行って見たい気持ちもあったが、彼の意向に合わせることにした。11時、山頂を後にした。 下山しながらのんびりと撮影した。いつの間にか頭上の空は青空となっていた。天気は崩れるどころか回復し てきた。12時40分、1,792m地点に戻る。来るときには気付かなかったが、この辺り一帯には適度にカーブ した素晴らしいシュカブラができていた。朝夕のような斜光条件が整っていたら、傑作間違いない写真が撮れ たことであろうが、如何にせんトップライトで陰が殆どなく傑作のできる条件でなかった。 いよいよ下山を始めると、登って来たときとはうってかわって、腐れ雪は更に酷くなっていた。カンジキを 外し、ツボ足となった。痩せ尾根の急坂は慎重に下った。乱暴に足を進めると足場ごと雪が崩れ落ちるのでは ないかと心配になり、後ろ向きになって、つま先でステップを作り下りた。 心配していた1,443m地点近くの急斜面は昨日からのトレースを辿ることで難なく下ることができた。 2時35分、山斗小屋宿に着いた。テントに戻りほっとしたためか、お互い急に腹が減ってラーメンを作っ て食べた。野菜も何も入れないインスタントラーメンであったが、特上の味がした。昨日の夕食は遅くなって しまったが、今日は早々と5時頃から夕食を取ることができた。写真撮影を目的に山に入ると明るいうちに食 事をすることは稀であるが、明るいうちに一杯やるのも贅沢である。しかも、満足した山行を終えた後の晩酌 は格別であった。天気は今日一日、遂に崩れることはなかった。 8時、寝袋に入ったがまだ月明かりがあった。 2月20日(月)風雪 夜中に、テントに雨が打ち付ける様な音がして目を覚ました。顔を外に出してみると、それは雨ではなく霰 であった。うっすらとテントに雪が被っていた。良く寝ている相棒には悪かったが5時半に起床した。 外に出てみると風雪となっていた。今日は下山するだけで何もすることがなかったので、緑茶を飲んでから紅 茶を飲んで、余った食料は全部料理して優雅な朝食とした。随分のんびりしていたので、テントを撤収して出 発したのは9時になってしまった。山の上部の樹林に吹き付ける風が唸りをあげていた。時折強い風が吹き抜 け地吹雪となった。冬に逆も取りしたため雪は締まって、カンジキを着けた足は軽やかだった。20分で沼原 分岐に着いた。風は益々強くなってくるようだつた。大沢橋に10時に着いた。来るときは、ここから三斗小 屋宿まで3時間近くかかったことが嘘のようであった。林道の岩陰でコーヒーを沸かし、30分程の休憩をし た。時間が経つに従い、雪が止み、雲も切れ青空が出て日が差してきた。2日間の気温の上昇で雪は随分解け ていた。大川・大沢分岐より少し上に駐車してあった軽の四駆の脱出跡が生々しく残っていた。しかし、車が なくなっていることでほっとした。やはり、来るときに我々がルートを間違って引き返そうとしている間に通 り過ぎ、カンジキのトレースだけを残していった人たちの車だったのだろう。2日間、好天が続き、しかも連 休のためかか、この辺りまで何台かのオフロード車が乗り入れた跡があった。車の轍を歩くためカンジキを外 すと急に足が軽くなった。ペースが一気に早まり、11時50分、沼原発電所前に着いた。車を駐車していた 周りの雪はすっかり解けて2日前の冬景色の面影はなかった。 帰路、板室にある黒磯市営の温泉に立ち寄った。時間あったので2時間程くつろいだ。 [反省] 1.雪庇の付け根にできている割れ目(クレパス)にあまり注意していなかったが、この程度の山の雪庇 にできるクレパスでも意外と深く数メートルはあった。底まで落ちると脱出が困難と思われた。 特に、割れ目に雪が覆われている場合は要注意であることを体験した。相棒は2度クレパスに落ちた が、幸いにも背負っているリックに引っ掛かって底まで落ちずに済んだ。 2.1,443m地点の手前、150m位、雑木の樹林帯であるがかなりの斜度となっている。初日の午後、この 斜面を登ったが、気温が上昇し雪が膿んで雪崩はしないかと心配した。事実、樹林の生えていない沢 状の場所では、雪崩跡が小規模ながらあちこちにあった。帰りは日没後、雪が固まってから下山した ので問題はなかったが、このような条件下では樹林帯といえど十分な注意が必要であることを思い知 らされた。 [コースタイム] 3月18日 深山ダム沼原発電所前(7:50) → 大川・大沢分岐(8:50) → 大沢橋(9:50) → ルート間違(10:30〜11:00) → 沼原分岐(11:55) → 山斗小屋宿(12:45〜2:30) → 1,443m地点(4:00〜5:30) → 三斗小屋宿(6:30) 3月19日 三斗小屋宿(5:20) → 1,443m地点(7:00) → 撮影(30分) → 1,792m地点(9:15) → 撮影(30分) → 大倉山(10:15〜11:00) → 撮影(80分) → 1,792m地点(12:40) → 三斗小屋宿(2:35) 3月20日 三斗小屋宿(9:00) → 沼原分岐(9:20) → 大沢橋(10:00〜10:30) → 沼原発電所前(11:50)
山行報告 期 日 :’2000年 2月11〜13日 行 先 :白根隠山、弥陀ヶ池 メンバー:溜口、沖、浅川 厳冬の白根山撮影を楽しみに出かけてみましたが、3日間吹雪かれ殆ど撮影が出来ませんでした。 2月11日(金)晴れのち風雪 今週は、ずっと寒波が弱まらず山は荒れていたようであったが、今日あたりから寒波も弱まるとの天気予報 であった。期待通り湯本まで来ても空にはあまり雲がなかった。ハルニレの湯の食堂で朝食を取り、出発の身 支度をした。8時30分、駐車場を後にする。我々中高年は当然のようにスキー場のリフトを利用することに した。今週は随分雪が降ったらしく、第3リフトは除雪が終わらず、まだ運転していなかった。第2リフト終 点を10時20分に出発した。第3リフトがまだ動いていないので、コースの中を遠慮なく登らせてもらう ことにした。スキー場を抜け、樹林帯に入ると先行パーティのトレースがしっかりと付いていた。雪は想像し ていた通り多く、もし先行トレースがなかったら大変なラッセルとなったであろう。先行者のトレースを辿っ ていくと急斜面での悪戦苦闘が伺え知ることができた。おそらくカンジキを着けても腰までもぐるラッセルが 随所にあったと思われる。 12時20分、外山分岐に着く。あれほど良かった天気も何時のまにか雲り空となっていた。ここで昼食休 憩とし、20分程休んだ。天狗平を過ぎる頃には風も少し出てきて、小雪が舞っていた。雪は平年並みと思わ れ、冬山のいい雰囲気が広がっていた。 2時10分、前白根山に着く。風は少し強かったが、通過に差し障りのある程のことはなかった。白根山頂 は雲の流れる合間から時々見えた。しばらく続いた寒波でドームに雪がしっかり付き、まさしく厳冬の白根山 となっていた。これほど冬山らしい白根山をみたのは久々のことであった。白錫尾根から避難小屋へ下るルー トに入ると急にトレースが浅くなった。風雪が強くなってきたのか、先行トレースが埋まりカンジキを着けて いても足が取られた。白根山頂はすっかり分厚い雲に覆われていた。2時45分、避難小屋に着いた。 避難小屋には既に10人位の人がいた。登山者は、その後だんだん増えて最終的には20人位になり、ほぼ 満員の状態となった。3連休の初日ということもあったためであろう。しかし、テント組が1パーティも見か けなかったということは、中高年ばかりで、若者は女の子とスキーにでも行って、きつい冬山などする者が少 なくなってしまったのだろうか。 外は風雪となっていたので、夕景の撮影もできず、早々に晩酌とした。時間がたっぷりとあったので熱燗で のんびりとくつろぐことができた。一人は焼酎、もう一人はウイスキー、そして私は日本酒と酒には不足はな かった。仲間とする山談義は何度しても楽しいものだ。酔いの回りも早く、8時前には寝袋にもぐり込んだ。 2月12日(土)風雪 一晩たっても、天候の回復はなかった。天気が悪いので撮影もできず、ゆっくり起きてのんびりと朝食を取 ることにした。寝袋から出てみて体の異変に気付いた。どうやらひどい風邪を引いてしまったらしい。鼻水が ひどかった。夕べ、酒を飲んで暑くなり寝袋のチャックを半分ぐらい開けたまま寝込んでしまったのだ。 しかし、幸運にも頭痛もなければ体がだるくなることもなく、食欲も衰えることなく朝食を十分食べることが できた。 天候は回復する兆しはなかったが、撮影の下見に白根隠山に行って見ることにした。9時、避難小屋を後に する。白根山ドームの取り付きにある登山標識を右に見て、少し先に行ったところの白錫尾根から落ちている 尾根に取り付いた。積雪量は平年並みと思われる。厳冬のサラサラした雪であったが、雪は締まりカンジキを 着けていると深いところで膝位までしかもぐらず快適であった。白錫尾根の稜線に出ると強い北西の風が吹い ていた。稜線は雪が堅く締まったところがあると思えば、急に足がもぐったりで歩きにくかった。 強い風に耐えて何とか11時に白根隠山に着いた。時折、激しく流れる雲の合間に白根山頂が見え隠れしてい た。丁度この辺りが気象の境目になるのか、男体山や女峰山には雲は掛かっていなかった。風が強く撮影でき ずに下山することになった。稜線から樹林帯に下ってやっと強い風から解放された。 12時に避難小屋に戻り昼食とした。何時になっても天候の回復の兆しがなかったので五色沼から弥陀ヶ池 に行って見ることにした。1時半、避難小屋を後にする。避難小屋から五色沼への下りは小さな涸れ沢を下る ことになるが、ゴロゴロした石や、大きな段差はすっかり雪に埋まりなだらかで歩きやすい雪の下り道となっ ていた。五色沼は広い雪原となっていて、時折強い風が吹き抜けると雪煙が舞い上がっていた。雪の五色沼は 白一色で何もない。しかし、何時来ても印象的なのは何故なのだろうか。沼の雪原を一直線に横切り対岸に辿 り着く。更に足を進めるとシラビソの樹林帯に入る。いよいよ樹林帯の急登である。ダケカンバの樹林帯の中 と違って、一日中日が射し込まないためなのか雪は締まらず深雪となっていた。厳冬期には、この辺りまで足 を踏み入れる登山者が少ないのか目印を見つけることはできず登山道を確認することはできなかった。 何カ所か腰までのラッセルを強いられ何とか樹林帯を抜け出すことができた。 3時、どうにか弥陀ケ池に着くことができた。池の座禅山側に作られた木道は雪に覆われ確認することがで きなかった。池の前で記念写真を撮った。座禅山の後ろ側の撮影ポイントまで相棒を案内したかったが、この 雪の状態では、往復1時間以上かかってしまうと思い、ここで引き返すことにした。いつものことであるが、 トレースを後戻りするのは楽であった。1時間ほどで避難小屋に戻ることができた。天候はなおも回復せず風 雪が続いていた。既に辺りは薄暗くなっていた。避難小屋は昨日のことが嘘のように泊まる人は数人となって いた。昨夜の炊事当番私であったが、今晩の炊事当番は相棒の一人だった。彼の作ったのキムチ鍋を肴にに呑 む熱燗は冷えた体をたちまち暖めてくれた。鼻風邪に良くないと思い酒は少な目で我慢した。 時折強い風が避難小屋に吹き付けていた。 2月13日(日)風雪 寒波がまだ治まっていないのか、夜が明けても、今日も天候の回復はなかった。遂に撮影をあきらめなけれ ばならなかった。撮影ができないので、のんびり下山することにした。 9時、避難小屋を後にした。他の登山者は8時前に我々三人を残し先に出発していた。避難小屋から白錫尾根 の稜線に出てみると、薄日も差し始め風も弱まってきた。大きな荷を担いでの前白根越えを心配していたがほ っとした。避難小屋への下降点近くの稜線に見事なシュカブラができていた。青空もなく撮影条件は良いとは いえなかったが、今回の山行で初めて撮影をした。 10時50分、前白根山につく。少々風はあったが、心配する程のことはなかった。振り返ると白根のドー ムは厳冬の装いそのもので、昨日にも増して迫力ある姿となっていた。しかし、残念なことに撮影するような 条件ではなかった。ダケカンバ林の中の下山は快適であった。あっという間に外山分岐に着いた。ここで昼食 休憩とした。空には青空が広がり、日が差してきて急に暖かくなった。ここからは急な下り坂が続くが、カン ジキからアイゼンに取り替えると、荷が大きかったが難なく足を進めることができた。 2時、湯本駐車場に着いた。何時もより随分早く下山したので、少しでも早く入りたい温泉を我慢して東照の 湯まで足を延ばした。ここの湯はきれいで、あまり混雑もせずにゆっくりと身体を休めることができた。 湯上がりのビールが格別な味わいとなった。 [反省] 1.冬山経験の浅い相棒の一人が、白根隠山の往復時、眼出帽子を持ってこなかったため、顔に軽い凍傷 を負わしてしまった。仲間の装備の確認にも注意を払うべきであった。。 [コースタイム] 2月11日 湯本駐車場(8:30) → 第1リフト(9:40) → 第2リフト終点(10:20) → 外山分岐(12:20〜12:40) → 天狗平(13:25) → 前白根山(14:10) → 避難小屋(14:45) 2月12日 避難小屋(9:00)→白根隠山(11:00)→避難小屋(12:00〜1:30)→弥陀ヶ池(3:00)→避難小屋(4:00) 2月13日 避難小屋(9:00) → 前白根山(10:50) → 外山分岐(12:10〜12:40) → 湯本駐車場(14:00)
【日時】3月8日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、浅川、斎藤、稲葉、植木、梅原、尾上(計8人) 【議事】 2月末に高原山を浅川、斎藤の2名が大間々台から釈迦ケ岳、鶏頂山を経てスキー場まで縦走し ましたが、かなりの積雪がありました。スキー場での積雪は2m程度となっています。引き続き、 3月1日から3月22日までは小間々台から大間々台、剣が峰、ミツモチ山などの区域で害獣駆除 が実施され立ち入り禁止となっていますのでご注意下さい。 【山行報告】 1.2月26日(土)〜27日(日) ・松木沢 アイスクライミング ・植木、柏木、他6名 ・2月25日(金)の夜に矢板を出発し、その日は間藤駅で恒例の宴会・・・(柏木さん、今回は明 くる日、大丈夫だった。)明くる26日土曜日は植木、柏木他2名で砂利工場の向かい付近で遊 んでいた。最近ここ松木沢でも鹿が実に多い。日光では観光客に餌付けされた猿も多く獣害で付 近の人々は困っている。(日光では木々の樹皮が剥がされ立ち枯れする樹木が増えて来ている。) 明くる27日日曜日は更に4名加わり、小屋奥の無名沢に入る。登り出しは50〜60°であっ たがやがて垂直の壁となり悪戦苦闘・・・(いくらやっても上達しないとUさんが悩んでいる) 暖冬とは言えそこそこ凍ってはいたが、登攀中に一抱え以上もあろうかと思える凍りが崩れ一瞬 ひやりとしたがそれでも一日楽しく遊んで、帰りはやまゆりの湯(200円→安い!)に入って充 実した一日でした。 2.2月26日(土)〜27日(日) ・高原山(剣が峰→釈迦ケ岳→中岳→鶏頂山縦走) 記録の詳細は山岳写真館F3にあります。
・斎藤、浅川(撮影) ・2月26日、2台の車で出発し1台を鶏頂山スキー場の駐車場に停め、学校平に戻る。しかし、 小間々台から先は積雪が多いので荷物だけを降ろし、車は学校平に停める。学校平から歩き始め るが、小間々台、大間々台及び取り付きの林道までは、車やスノーモービルの跡があり足元に不 安はなかった。まもなくして、登山届け所のある鳥居に差し掛かったがここから積雪が一気に増 えた為、ワカンを着ける。積雪は思った以上に多く、特に釈迦ケ岳への登りは登山道もやや北側 に付いている為、所々で雪屁が張り出しておりこれを乗り越えるのに難儀した。登り始めてから 約7時間、16時20分頃釈迦ケ岳の東側の樹林帯にテントを張る。 2月27日、釈迦ケ岳から中岳、西平岳を目指すが思いの他積雪が多く、中岳に9時40分に到 着する。時間的な余裕もなくなるので、西平岳へ行くのはあきらめて引き返す。釈迦ケ岳からの 下りは急斜面であることからあまり雪も深くなかったが、鶏頂山への登りはトレースもなく大変 だった。13時40分鶏頂山頂上に立つ。ここからの下りはトレースもありスキー場で迷子にな りそうになりながらも15時30分、スキー場の駐車場についた。(お疲れ様でした。) 3.2月27日(日) ・高原山(剣が峰) ・梅原 ・斎藤さんたちが登っている事は知らなかったが、3月1日から22日まで入山できなくなるので それまでに雪の高原山を歩いて見たいと思い、単独で高原山を目指す。所が思いのほか雪が多く 車は大間々台の手前までしか入らず日当たりのよい路肩に駐車する。取り付きの林道はスノーモ ービルなどで雪が固められていたが、樹林帯に入ると雪がどかっと増える。ピッケルの先が地面 に着かない。しかし、先行パーティのトレースがずーーっと続いていたので比較的楽に八海山神 社に到着した。ここで、単独行のおじさんが降りてきたので、剣が峰の様子を聞いて見たが、雪 は多いもののこの先もずっと歩いた後があるという。小休止後、1590Mの剣が峰に着いたが いつもの看板は雪の下だった。そこから少し先に進み、真正面に釈迦ケ岳を望める所まで行って みる。 これから歩くべき尾根道がはっきり見渡せるが雪はかなり深そうだ。粉雪が舞い時々頂上が雲に 隠れる。今日はここまでと決め、早めの昼食を採り、エネルギーを補充してから下山の途に着い た。 4.2月27日(日) ・土呂部(栗山)前倉山 ・稲葉 ・牧場付近はそこそこ積雪もあり、山スキーを楽しんできた。 5.3月5日(日) ・四阿山(上州・・・百名山) ・植木、柏木、有澤 他2名 ・南から登った。登り出しは天気は良かったが、中腹以上ではガスが掛かっていた。左からの風が 強かったが11時20分(3時間40分掛かった)に頂上に着いた。ガスっていたが、雲海が見 られ、北アルプスの山々も良く見えた。下りは緩斜面ではあったが充実して滑れた。但し、ガレ 場とクイに突っ込んで板がイタク傷ついた。渋沢温泉300円で汗を流した。 6.3月5日(日) ・那須 観音山 ・浅川 ・会津百名山の一つ観音山に行ってきた。1420M以降はトレースはなかったが、雪は締まって いた。 7.3月5日(日) ・土呂部(栗山) 日加倉山 ・稲葉 ・前週の土呂部シリーズ第2弾でした。 8.3月7日(火) ・八溝山 ・小林 ・佐貫、明神峠から入った。雪はなかったが、頂上の展望台(100円)が営業していた。大変です ね!
【日時】2月23日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、蓮實、池田、浅川、稲葉、植木、佐藤(一)(計7人) 【議事】 比較的暖かな日が続くこの頃ですが、高原山の積雪は例年よりもやや多いようです。3月1日 から3月22日までは小間々台から大間々台、剣が峰、ミツモチ山などの区域で害獣駆除が実施 され立ち入り禁止となりますのでご注意下さい。 【山行報告】 1.1月30日(日) ・天栄スキー場 ・蓮實、斎藤 2.2月10日(木)〜13日(日) ・八甲田山山スキー ・植木、柏木 他1名 3.2月11日(金)〜13日(日) ・日光 白根山 ・浅川 4.2月11日(金) ・グランデコスキー ・蓮實 5.2月17日(木) ・松倉山 ・小林 6.2月20日(日) ・松木沢 夏小屋沢 アイスクライミング ・植木 他6名 7.2月23日(水) ・琴平山・鎌倉山 ・小林
【日時】2月9日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、浅川、東、植木、佐藤(一)、梅原、尾上(計8人) 【議事】 時々、日本列島を覆う寒波の影響で寒くなる日があるものの、全般的には暖かな冬が続きます。 山々の積雪や渓谷の凍り方などもやはり例年よりは少な目なようですが、冬山に行かれる場合は 充分な時間のゆとりと万全の装備で安全登山を心掛けましょう。 【山行報告】 1.1月30日(日) ・茨木県境 仏頂山、高峰 ・小林、梅原 ・コース;矢板7:10=9:05小貫9:15−9:30奈良駄峠9:35−10:20仏頂山 10:30−11:05奈良駄峠11:10−11:57高峰山12:40−13:15 奈良駄峠13:15−13:30駐車場=14:00小貫 ・雪のない山へ行こうと事になり、茨木県境の仏頂山・高峰へ行ってきた。奈良駄峠から仏頂山と 高峰への一部は関東ふれあいの道となっており、道は整備されているがとにかく階段が多い。こ の日は、春の様な暖かい一日でした。仏頂山への道端は古木の山桜が多く、桜の咲く頃にはお花 見が楽しめそうです。また下山してから上小貫で樹齢800年という「いろはもみじ」を見てき たが、鎌倉時代から人々を見続けてきた自然・生命のすごさを感じた。 2.2月2日(水) ・日光 雲龍渓谷 ・小林他 ・オオハシスポーツの人達約10名と雲龍渓谷へ行ってきた。友不知の上まで幅15m位のりっぱ な林道がついていたが、この当たりでは凍結は見られなかった。雲龍爆はさすがに全面凍結して いたが、年々暖かくなっているせいか、凍結の大きさは昔の半分位になっている。 3.2月6日(日) ・船生 鶏山 ・小林 ・西古屋にある鶏山に行ってきました。 4.2月5日(土)〜6日(日) ・会津 三ツ岩 窓明山スキー ・柏木、東、植木 ・三ツ岩方面に山スキーに行こうという事になり、5日の夜矢板を出発する。この日は高畑スキー 場の駐車場に泊まる事になり、現地に着いてから恒例の宴会が始まったが例によって植木さんは 10時頃、早々とご就寝・・。柏木さんと東さんは12時頃まで飲んでいました。(これが明くる 日に影響する)・・・明くる日、早起きし出発するつもりが、柏木さんが起きてこない。何時ま で経っても起きてこないのでやむなく2名で8時40分に窓明を目指し出発した。積雪はすねく らいで少ないのだが、トレースは全くなく雪の表面はクラストっぽくまた雪が重くてラッセルに 苦労した。頂上には14時10分、登り始めてから5時間30分掛かりました。下りは植木さん は快適に(さすが北米仕込み??)滑りますが、雪のコンデションが悪く、東さんは大苦戦・・・ で下山は辺りも薄暗くなった17時30分頃になりました。この日は一日暖かい日で、出会った のはうさぎ1匹でした。
【日時】1月26日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、蓮實、浅川、斎藤、柏木、東、植木、佐藤(一)、野澤、梅原、尾上(計11人) 【議事】 新年から暖かい日が続いていましたが、ここ数日は本来の冬の寒さが戻っています。スキーや 山登りに出掛ける時は、天候に充分注意をし、楽しい一日を過ごして下さい。 【山行報告】 1.1月5日(水) ・鎌倉岳(竹貫) ・蓮實 2.1月23日(日) ・鎌倉岳(常盤) ・蓮實 ・鎌倉岳は全く同じ名前の付いた山(場所は離れている)の為、竹貫と常盤という名前が付いて いるようです。非常に展望のよい山で那須連山がよく見えました。 3.1月6日(木)〜8日(土) ・八丈島 八丈富士 ・蓮實 ・船で11時間掛けて、八丈島へ行ってきました。(船が揺れてそれはそれは辛い思いをしたそ うです。)しかし、島ではうぐいすが鳴き、あざみや春の草花が咲き、まるで春の天気のよう でした。島を1周し八丈富士に登りましたが、さすがに山の上は風も強く、少し寒かった。 (最近の寒波でこの八丈にも雪が降りました。) 4.1月23日(日) ・久慈 男体山 ・小林、斎藤 ・日光ではなく、茨城にある(袋田の滝の近く)男体山に行ってきました。展望がよく、太平洋 までよく見えました。 5.1月23日(日) ・篠井富屋連峰 ・柏木、佐藤(一)、野澤 ・宇都宮、徳次郎の西側に連なる山々へ矢板岳友会の誇る『銀輪登山隊』が挑戦しました。今回 の乗車率(自転車に乗っている時間の割合)は約0.5%という事でほとんど担いで登り降りした という事です。そう言えば、針ノ木峠に自転車を担ぎ上げていた人を見かけたという事で、変 わった人がいるなと思った。 との某会員の言葉ですが、多分3人も色々な人からそう思われているんでしょうね・・・でも 頑張って下さい。 ??と声を掛けられるそうですよ。 6.1月23日(日) ・日光連山 女峰山の近くまで ・稲葉、植木他3人 ・日光霧降スキー場から女峰山を目指しました。出だしが遅くなった為に、赤薙山、奥社跡から 女峰山の手前まで行きましたが、タイムアップで途中から引き返しました。 7.1月16日(日)を含む毎週日曜日 ・那須連山 ・浅川 ・写真を撮りに毎週那須連山に通っています。1月16日に茶臼北峰よりはるか彼方に飯豊がく っきりと見えましたのでその写真を掲載します。
【日時】1月12日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、浅川、斎藤、植木、稲葉、佐藤(一)、尾上(計8人) 【議事】 いわゆるY2K問題も無難にクリアーし、2000年がスタートしました。今年は例年以上に暖 かい日が続き、12日には初雪が降りましたが、年末来の暖かさの影響で積もった雪もあくる日に はほとんど消えてしまいました。高原山の積雪もさほど積雪が増えていませんが、天候の変化には 充分注意し楽しい山行を行って下さい。 【山行報告】 1.12月30日(木) ・赤面山 ・池田他2名 2.12月29日(水) 〜31日(金) ・那須縦走 ・斎藤、吉野、東、柏木 ・12/29:大丸駐車場→峠の茶屋→峰の茶屋→朝日岳→三本槍付近(吹雪の為ここでテント泊り) 12/30:猿ケ鼻でテント泊り 12/31:新甲子まで歩く(当初は二俣へ抜ける予定だったが、積雪の為に甲子へ下山した。) 3.1月1日(土) ・高原山 剣が峰 ・小林 ・初日の出を見に、剣が峰まで行った。積雪はそこそこで、初日の出を見た。 4.1月5日(水) ・高原山 釈迦ケ岳 ・梅原 ・初登りで高原山の釈迦ケ岳に登った。(別途詳細報告済み) 5.12月28日(火) 〜1月10日(月) ・カナダ レベルストークをベースに・・・ ・海外スキーに行ってきた。 6.12月29日(水)〜1月1日(土) ・北アルプス 西穂高 ピラミッドピーク ・浅川
山行名:八ヶ岳 日 時:12月29日〜1月1日 年末年始は、穏やかな日でした。 12/29(晴)美濃戸⇒赤岳鉱泉着 裏同心沢にアイスクライミング ・・・裏同心ルンゼ(F1〜F4) 10:15取りつき15:15終了 /30(晴)赤岳鉱泉⇒中山尾根⇒赤岳展望荘⇒地蔵尾根より下山⇒赤岳鉱泉 ・・・中山尾根 8:45カブ取りつき11:10終了 1P(W)2P(V)3P(雪稜U、150M)4P(X) 5P(雪稜U、50m) 6P(W、ナイフリッジ) 以上、片柳、有沢 /31(晴)・・・大同心大滝(F1〜F3) 9:40〜12:00、アイスクライミング練習 12:15、斎藤さん合流(斎藤、有沢、渡辺、片柳) 地蔵尾根〜 赤岳展望荘(夜は食事後、大宴会、酒飲み放題でした) 1/ 1(晴)・・・2000年の初日の出(6:57)を拝む⇒文三郎尾根より下山⇒美濃戸 記載:片柳 雪は少なめでした。 2000年問題のせいか、人も少なめでした。
山行名:高原山・釈迦ケ岳(高原山情報にも載せています。) 日 時:1月5日(水) メンバー:梅原(単独) コース:矢板(自宅)8:30=9:10大間々台9:20−10:08八海山神社10:15− 12:25釈迦ケ岳頂上12:48−14:22八海山神社14:30−15:05 大間々台15:15=15:53矢板(自宅) コースタイム:登り(3時間5分)、下り(2時間17分) 山行報告 おとそ気分が中々抜けないので、自分に気合を入れる意味も込めて釈迦ケ岳へ行きを決める。 しかし、起床が遅れて8時半の出発となる。(やっぱり気合が入っていない??) 今年は例年に比べて雪の量は多いが、昨年末から暖かい日が続き、矢板から見る高原山も雪が かなり融け少なめに見える。愛車サニーで快適に山道を走り、道路の周りに積雪が見られたのは 学校平から2〜3km手前からであった。しかし路面に雪はない。学校平手前で左折し、大間々 台へ向かう道路に入ってからは、道路一面に積雪が見られたが、圧雪でさほど凍結している様子 もなく、いつもと同じ時間で大間々台の駐車場に着いた。(大間々台の駐車場には雪はない。) 駐車場には軽トラックが1台停まっていただけであった。今日の天気は快晴で風は全くなく最 高の登山日和である。身支度をすませ(スパッツだけを付けた)取り付きの林道に入ったが一面の 雪もかなり踏まれており歩くのには全く支障はない。 林道を10分弱歩き、登山者カード届けのある「見晴らしコース登山口」からいよいよ山登りが 始まる。積雪は徐々に増えて来たが、トレースはしっかりしており快調に登っているつもりであ った。所が10分程行くと積雪は益々増えトレースをはずすと雪の中に膝まで埋まるまでになっ てきた。その時、例のトラックの男性が下りてこられたので状況を聞いてみた。「積雪はここが 一番多いが剣が峰まではトレースもしっかりしており、それから先も歩いた後がある。」という。 彼は剣が峰まで行って来たという。 樹林帯を抜けると見る間に積雪は減ってきた。ここ数日の暖かさでどんどん融けているようだ。 それでも八海山神社まで50分近く掛かってしまった。やはり積雪の影響なのだろう。 八海山神社で小休止した後、いよいよ剣が峰から釈迦ケ岳への縦走路へ掛かる。剣が峰付近か らは塩原、那須の山々が一望でき、更に進むと真っ白に冠雪した会津駒ヶ岳を眼前に見る事がで きた。今日の目的地である釈迦ケ岳への縦走路も手に取る様に見える。何故こんなに見晴らしが いいのだろうかと一瞬考えたが、すぐに答えはわかった。剣が峰からの縦走路は広葉樹がほとん どで、それらが全ての葉を落とした為、いつもとはまるで違う景色になっていたのだ。次第に増 えていく積雪に多少の不安を感じていた矢先、行く先々での景色やこれから見られるであろう頂 上からの大展望に期待感も膨らんだ。 しかし、冬の高原山はそれほど甘くはなかった。トレースがあるとは言ってもそれは人が歩い たというわずかな窪みでそれも至る所で途切れ、多い所では膝まで埋まってしまうだけの積雪の 中をつぼ足で1歩1歩進んでいくのである。 最低のコルを越え少し登った所で2回目の小休止をする。夏道ならば、八海山神社で1回休ん だ後は一気に頂上までというのが自分のパターンであったが、今日はとてもそんな陽気ではない。 南面の日当りのいい所を歩いているので積雪は少ないはずであるが、やはりその少ない積雪に、 四苦八苦しているのである。恒例の笹刈りで幾度と無く歩きどこになにがあるのか分かっている つもりでも時々登山道を外してしまう。トラロープのある急坂手前では膝まで埋まる積雪に「こ れ以上になったら帰ろうか」とも思ったが、ここが一番積雪が多かったようだ。急坂を登りきり、 3回目の休憩をとる。この時、あと2ピッチで登ろう(最後の登りの途中で1度休もう)と決めた。 それ程、疲れが出てきたのと、帰れるだけの余力を残しておく為であった。 いよいよ最後の急坂に掛かる。夏なら20分で登れるのは分かっている。しかし、今日は違う。 急坂の為に積雪は少ないが、トレースも消えている。登るにはキックステップで足場を作り、1 歩1歩進むしかない。予定通り途中で4回目の休憩を取り、やっとの思いで鶏頂山からの合流点 に出た。しかし、ここから先もトレースはなかった。 頂上までの緩い登りをゆっくりと登り、 12時25分頂上に着いた。大間々台から3時間5分、いつもより1時間以上も掛かったけれど 登り切った満足感はあった。八海山神社をでてから2時間振りにザックの上にどっかと腰を降ろ し疲れた身体を休めた。 頂上からは日光連山とその麓の霧降スキー場、その左に男体山、右に太郎山、奥白根山、その 北には燧から会津駒ヶ岳の山々、また北には会津、塩原、那須の山々を見渡す事ができた。カッ プラーメンで腹ごしらえした後、下山に掛かる。急坂の下山途中にやはり単独行の男性とすれ違 った。今日は、自分1人かなと思っていた所を、他に登ってくる人がいた事に、何故か嬉しくな った。 下りは2人分の踏み後がある分、楽に下れるはずであった。しかし登りで疲れた分、ペースは 落ち、剣が峰の登りがいつも以上にきつかった。八海山神社までに1回の休憩を入れ2時間20 分掛かって下山した。今日は天気も良くよほど暖かかったのだろうか、八海山神社からの下りで はかなり雪が融けていた。ずっと雪の中を歩いていたのでガレ場や雪融け道は歩き辛かったが、 3時過ぎには何とか、大間々台に着いた。身支度を整えそのまま家に直行・・・自宅のお風呂で 一日の汗を流した。・・・ お疲れ様でした。(記:梅原)
第9回大平山チャレンジ登山競争大会参加報告 (写真あり) 期 日 :’99年11月28日(日) 競技場 :大平山 参加者 :梅原浩、久保周二、野沢豊、植木孝、尾上桐子、浅川浩三(矢板岳友会6名参加) 報 告 :浅川 全員、このような競技には初めての参加でしたが、一人の落伍者もなく完走(歩?)できま した。尾上さんは、45才以下の女子の部で見事2位になりました。 11月28日(日)快晴 7時、矢板岳友会事務所集合・出発となった。今年は11月に入っても暖かな日が続いてい たが、ここに来て急に冷え込んで、今朝は快晴ということもあって霜が真っ白に降りていた。 全員、予定の時間に集合し野沢さんのワゴン車に乗り込んだ。この様な競技に参加するのは誰 もが初めてなので、どこか不安な口調でコースやコースタイムについて話し合っていた。私も 山は好きでこまめに山に入っているが、これまでにマラソン等の陸上競技を一度も経験したこ とがないし、競争で登山をしたことなどないので内心不安であった。参加することに意義があ ると云っても、人の心理として和気あいあいの競技はあり得ない。どうしても他人より少しで も速く走りたい、あんまりみっともないタイムでは走りたくないという心理が働くのか不安に なった。 ワゴン車は高速道路を順調に進み、一般車道におりてコンビニに立ち寄り、大会会場に8時 少し過ぎに着いた。駐車している車の数を見ると、参加者の大半は既に到着している様子であ った。早速、受け付けをして“87”のゼッケンをもらった。最終的な参加者は120名であ ったことからすると、我々は遅いほうの到着であった。やはり競技に参加する心構えとして少 し早めに競技場に来るべきなのであろう。 受付と同時に荷重量の計量が行われた。私は45歳以上のグループに属するので、規定は5 sであったが、6sを少々オーバーしていた。係員が5sまで減らして良いと云ったが、タイム を争うほどの記録は到底考えられなかったのでそのままとした。いつの間にか日は高くなり、 夜明けの寒さは遠のき競技には絶好の気温となってきた。着ていたジャンバーとセーターを脱 ぎ、下着のTシャツにゼッケンを付けた。競技用の服装などさっぱり分からなかったが、Tシ ャツ一枚だけでは寒かったので、長袖のカッターシャツとし、トレーニングパンツにトレッキ ングシューズとした。結果的にこれで良かったことが後で分かった。 準備体操をしているとスタート時間のアナウンスがあった。45歳以上及び女子は9時15 分、45歳以下は9時30分のスタートとのことであった。開会式が済むといよいよ第一グル ープのスタートとなった。ゴルフのティショットの瞬間に似た爽やかな緊張感に包まれると同 時に、何のトレーニングしてこなかった事への不安が過ぎった。スタートのピストル音が澄ん だ空に響いた。選手が一斉に走り出す。まともな競技で走るのは高校時代の運動会以来のもの だ。何と40年来のことだ。あっという間にトップ集団は私から遠のいていった。50mも走 らぬうちにもう走り続けることができなくなった。急ぎ足で歩くしかなかった。私の後にはほ んの数人しかいなくなったようだ。歩いては呼吸を整えて、ほんの20m位走る。この繰り返 しだけしか方法がなかった。本格的な登りになるまでの平坦な部分は、スピードは別としても 殆どの人が走り続けることができたのであろう。なんとも自分の脚が恨めしかった。 清水寺前から大中寺前を通り客人神社脇の階段までは遅くても良いから走りつづけたかった。 しかし何としても走り続けることは出来なかった。やっとまともな登りに来て、不思議なこと にほっとした。健脚な人でも階段や急な登りは殆どの人が走れなくなるから、やっとみんなの 仲間入りができたような気持ちになれた。 しかし、階段の登りはやはりきつかった。息をぜいぜいしながら階段をどうにか登り切ると 桜並木の舗装道路に出た。この辺りは展望が良いらしく茶店が何軒かあった。何組かのハイカ ーとすれ違った。いい歳をしたおじさん選手が苦しそうに見えたのか、茶店のおばさんもハイ カー達も声援をかけてくれた。 大平神社への最後の石段を何とか登り切り、境内のチェックポイントを過ぎ、神社裏のハイ キング道に入った。もう前後には誰もいなかった。ここまでに、15分後に出発した連中に随 分追い越されていた。しかし、この辺まで来ると、ただ急ぎ足で歩くだけなので、きついこと には変わりはなかったが、呼吸を整えることができてきた。しばらくして一緒に出発した尾上 さんにやっと追いつくことができた。かぼそい彼女の肩には10sの荷がかかってる。それに 較べ男の私は6sの荷しか背負っていない。あらためて彼女の気力と体力には敬服した。彼女 と二言三言ことばを交わした。ただ我慢だけで大平山頂のチェックポイントを通過した。 大平山頂からぐみの木峠まではアップダウンが多少あるが、本来なら走るべき区間であろう が、どうしても走ることができなかった。呼吸は随分整えられてきたが、走ろうとすると着地 の瞬間、ふくらはぎや腿の筋肉が吊ってしまうのだ。走るということは、一瞬体が宙に浮いて 走るスピードで勢いよく着地することだ。この着地の瞬間、速度のついた体重を足の筋肉で支 えることがいかに大きいかを始めて知った。走りたくても走れない。こんな経験はこの歳にな って初めてのことだ。毎週、少なからず山を歩いているから、足には多少の自信はったが、歩 くことと走ることの大きな違いを身をもって体験した。 ぐみの木峠を過ぎると、いよいよ最後のきつい晃石山の登りとなった。この登りの中程で梅 原さんにやっと追いついた。彼は走ることが得意と聞いていたので、もうゴールに着いている のではないかと思っていたが、体調が悪かったのか、随分バテているみたいで脚も私より吊り 気味のようで苦しそうに最後の登りに耐えていた。 晃石山頂のチェックポイントを過ぎ、手 すりのある急坂を慎重に下ると桜峠となる。峠には、我が矢板岳友会の会長と斉藤さんが応援 に来てくれていた。斉藤さんが差し入れてくれたチョコレートが喉にしみた。ここからは下る だけで、タイムを縮められる絶好の区間であるが、何としても走ることが出来なかった。走る ことはできなかったが、残された体力で最大限の早足で歩いた。 ゴール近くの舗装道路になったので、歩いたのではみっともないと思い、今にも吊ってしま いそうな脚をだましだまし、やっとの思いで最後の100m位だけ走ることができた。前後に 誰もいなかったためか、世話役が選手の労をねぎらって一人一人に、ゴールでテープを切らせ てくれた。1時間49分のコースタイムであった。走れなくて殆ど歩いて、人一倍時間をかけ たためか、ハードな競技の割には思っていたほどの疲れはなかった。標高差数百メートル程の 登山を終えた程度の疲れだった。スタート前の不安はどこに行ったのか、これまでの登山では 味わったことのない、爽やかな充実感を味わうことができた。 《競技登山に参加して思うこと》 登山は競技でもなく、スポーツでもないと云うのが私の身勝手な持論だが、今回の競技に 参加して得るところが沢山あった。それは次のようなものだった。 1.走るジョギングを少し付け加えれば、老いつつある脚力をより長持ちできそうだ。 歩き続けていたが、走ることを忘れていた。 2.スポーツとは何かをこの年(58才)まで全く知らなかったが、スポーツの良さの 片鱗に触れられたような気がする。競技が人に与えるインパクトは登山とは一味違 った、爽やかな興奮と充実した満足感であった。 3.競技に参加することで多くの人とテレパシーを感じることができた。 人と競争しているのに、人の気持ちが伝わってくるような気がした。登山は単独に こそ哲学があると思い続けてきた自分には全く新しい出会いであった。
【日時】12月15日(水)岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、浅川、尾上、植木、稲葉、佐藤(一)、野澤 【山行報告】 1)11月28日(日) ・那須・朝日岳 〜 稲葉 ・南稜から入ったが、雪は少しだけでした。 2)12月5日(日) ・高原山・大入道への登山道整備(笹刈り) 〜 小林、植木、梅原、久保 ・小間々から大入道に至る登山道を作る。小林会長、植木さんが笹刈りを担当するが、状況 はほとんど獣道状態で、至る所鹿の糞だらけ。それでも小間々からのコースはほぼ完了。 後は剣が峰から下るコースを整備すれば周回コースが出来あがる筈であるが、梅原さん、 久保さんの偵察によれば大分ヤブが混んでいる様子。 こちらは来春の仕事にとっておく事とする。 3)12月11日(土) ・日光・白根山 〜 浅川、植木 ・当日は湯元スキー場の仮オープン日でリフトが利用出来た。リフト終点がAM9:00、去年よ り雪は多く、外山まで2時間掛かった。但し先行者があった為、ラッセルはしないで済んで しまった。また当日冬型の天気で、そこそこ風が強かった為、五色沼の避難小屋で終了と した。 4)12月12日(日) ・八溝山・銀輪登山 〜 柏木、佐藤(一)、野澤 ・久々の自転車担いで山登り。大子町から入り蛇穴に車を置き、AM8:10スタートするが、 いきなり急勾配のつづら折りの道が山頂まで5km程続く。なんかゲロ吐きそうな位きつい オープニングであった。山頂からいよいよ登山道に入る。落ち葉が厚くグリップはあまり 良くないが、まあまあ走れる道である。八溝の東にある高笹山を経由し、最後は林道へ飛 び出す。ショートカット出来る道が無いのでそのまま町付と云う町まで一気に下るが、後 が大変。最後は延々と登り勾配の舗装路を18km、蛇穴目指してひたすらペダルを漕ぐが、 もう尻が痛くて痛くて。総行程6時間半あまりの山行きでした。
【日時】12月1日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、東、浅川、久保、斎藤、植木、梅原、尾上(計9人) 【議事】 県北のトップをきってハンターMではスキー場開きが行われ、いよいよ本格的な冬のシーズンと なりました。一方では11月の最終日曜日に紅葉で染まる大平山で第9回大平山チャレンジ登山 大会が開催され、女子の部で尾上さんが見事2位に入賞されました。今後の活躍が楽しみです。 【山行報告】 1)11月12日(金) 〜14日(日) ・飯豊山の倉手山 ・浅川 2)11月21日(日) 〜23日(火) ・日光 白根山 ・浅川 ・天気はよかったが、雪が少なかった。 3)11月22日(月) ・高原山 大入道 ・小林、斎藤 ・小間々台から桜沢を越えて大入道へ行った。山頂は広くまた前黒山の南斜面はシロヤシオが 多い。 4)11月23日(火) ・立山 浄土山 ・植木 ・雪が少ないと聞いていたが思ったより雪が多かった。新雪で滑ってきました。 5)11月28日(日) ・大平山チャレンジ登山 写真あり ・小林、池田、斎藤、浅川、植木、梅原、久保、野澤、尾上 ・第9回大平山チャレンジ登山大会に参加し、晩秋の大平山を走ってきました。当日は朝から 快晴で紅葉に染まった大平山、晃石山が私達を暖かく迎えてくれます。我々選手6名(浅川、 植木、久保、梅原、野澤、尾上)は岳友会事務所に7時前に集合し、野澤号でかかしの里へ 向かいました。しばらくして、小林会長、斎藤さん、池田さんが応援に来て下さいました。 私達は9時15分と30分に2組に別れスタートしましたが、日頃の練習不足がたたってか 大平山神社の階段がきつく、太股がつりそうになります。それでも何とかがまんして富士浅 間神社、晃石山頂とチェックポイントを通過し、最後の桜峠への急坂を駆け下り何とかゴ〜 〜〜〜〜ル。男5人は何とか全員完走(完歩?)しました。しかし紅一点の尾上さんは終始マ イペースで頑張り通し、見事女子(19歳以上45歳まで)の部で2位に入賞されました。 おめでとうございます。また、応援に来て頂いた皆様、参加して頑張り通した皆様本当に ご苦労様でした。 6)11月20日(土) ・那須 三本槍 ・稲葉、植木 ・思ったより雪が少なかった。 7)12月1日(水) ・加波山 ・小林 ・オオハシスポーツの人々と行ってきました。
【日時】11月17日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、東、柏木、久保、斎藤、稲葉、植木、梅原、野澤、尾上(計10人) 【議事】 今朝(11月17日)起きて高原山を見上げると、頂上付近には雪雲が掛かりうっすらと雪化粧 していました。今年始めての積雪ですが、山の方もいよいよ本格的な冬を迎えようとしています。 これから益々寒くなってきますが、木枯らしに負けず山行を楽しみましょう。 【山行報告】(記:野澤さん) 1)11月14日(日) ・石裂山 ・柏木 2)11月14日(日) ・夫婦山・月山 ・稲葉 ・栃木の山々に紹介する為の、コース確認に行ってきました。 3)11月14日(日) ・ 大平山・晃石山 ・梅原 ・大平山チャレンジ登山のコースの下見に行ってきました。 4)11月17日(水) ・古峰原・三枚石 ・小林 ・古峰原高原付近に立派なヒュッテが完成していました。 5)1月17日(水) ・安戸山(塩原) ・斎藤 ・栃木の山々に紹介する為の、コース確認に行ってきました。
【日時】11月10日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、蓮實、浅川、柏木、池田、斎藤、稲葉、植木、佐藤(一)、野澤、尾上(計11人) 【議事】 山々の木々も少しずつ纏っていた衣を脱ぎ捨て、朝晩の冷え込みも次第に厳しくなる今日この頃 です。北の方からの雪の便りも聞かれ始め、年末年始の山行計画をそろそろ練り始めています。 山行報告 1)9月19日(日) ・川治温泉 南平山 ・蓮實 ・平家落人伝説の 「黄金伝説」 で有名な南平山に埋蔵金探しに出掛けました。残念ながら埋蔵金 を見つける事はできませんでしたが人の余り入らない自然を見つける事はできました。 2)10月2日(土)〜3日(日) ・日光 小田代ケ原から男体山 ・蓮實 ・HAT−J(田部井淳子さん)主催のクリーンキャンペーンに参加し、日光の小田代ケ原から 男体山を歩いてきました。 3)10月8日(金)〜10日(日) ・越後三山 越後駒ヶ岳 写真あり ・浅川 ・10月8日から越後駒ケ岳に写真を撮りに行きました。初日は天気が悪かったものの、2日目 〜3日目(テントで2泊した。)は非常にいい天気で満足のいく写真がとれました。最近の中高年 の登山ブームで山に入る人が非常に多くなっており、この期間中もテント場は超満員の状況と なり、おとなりからの騒音などが気になった山行きでした。中の岳と駒ケ岳を往復しましたが、 道はあまりよくありませんでした。 4)10月24日(日) ・日光 奥白根山 ・尾上 ・金精峠から五色山、前白根、非難小屋を経て、奥白根山へと歩きました。残念ながら紅葉には 出会う事ができませんでした。(金精峠付近は今年は紅葉時期が飛ばされてしまった様です。) 5)10月30日(土)〜31日(日) (夜の部の写真あり) ・高原山の笹刈り 山行報告(平成11年11月2日受付分)を参照下さい。 ・小林、池田、浅川、斎藤、東、柏木、植木、佐藤(一)、野澤親子、梅原、尾上、久保 ・今年で4年目を迎える恒例の笹刈りを実施し、大間々台から釈迦ケ岳の頂上までの刈り払いを 完了しました。(詳細は別レポート) 6)10月30日(土)〜31日(日) ・那須の紅葉(NHKの撮影) ・蓮實 ・11月5日(金)の夕方放送されたNHKの首都圏ネットワークの撮影の為に、蓮實先生にN HKのカメラクルーが同行し、紅葉に染まる那須連山を歩きました。 7)11月2日(火) ・高原山 八海山 笹刈り ・小林 ・高原山の八海山までは見晴らしコースと林間コースの2コースが有り、登山者の多くは見晴ら しコースを利用する事が多いのですが今回、小林さんが単独で、林間コースの笹刈りを実施し ました。 8)11月2日(火) ・那須 三斗小屋 ・蓮實 ・那須の三斗小屋へ行き、のんびりと温泉につかって来ました。 9)11月3日(水) ・尾瀬 尾瀬沼 ・斎藤 ・久しぶりに沼山峠から尾瀬沼を1周して来ました。 10)11月7日(日) ・高旗山 ・蓮實 ・東北自動車道を北に走っていると郡山付近で目立つ山です。標高は差ほど高くはないが、一等 三角点があり、頂上からの展望のよい山です。丁度この時期紅葉が楽しめ、また訪れる人も少 ない静かな山です。
山行名:高原山の笹刈り 日 時:10月30日(土)〜31日(日) メンバー:小林、池田、浅川、斎藤、東、植木、柏木、佐藤(一)、野澤親子、久保、尾上、梅原(13名) あいさつ:恒例の高原山の笹刈りも今年で4年目を迎えました。毎年思う事ですが、笹の伸びは予 想以上に大きく毎回毎回苦労をさせられます。しかし、年々登山者も増え、踏み後もし っかりしてきたので登山道として確実に整備されてきています。 10/30(土) ・10/30朝、先発隊として小林さん、斎藤さんが2台の笹刈り機をフルパワーで動かし、最 低のコルから先を刈り払いする。昼過ぎから梅原、夕方には買い出しを終えた佐藤(一)さん、 植木さん、尾上さん、野澤さん親子、少しして、久保さん、東さん、柏木さん、浅川さんなど が続々とキャンプ地に集結する。今夜は植木さんが自ら取ってきたきのこなどを入れた「山形 風いも煮」で宴会・・・。 始まってから間もなくして雨が時折パラツキだす。しかし、雨と煙とで苦戦しながらもアルコ ールの方はどんどんはかが行く。しばらくして雨が本格的になってきたので、屋根下に逃げ込 んだ。 夜の更けるのに連れお腹がすいてきたので、明日の朝食べる予定のうどんや肉、たまごなどが どんどん鍋の中へ入れられる・・。 ムムム。明日の朝は大丈夫だろうか?食糧の心配をするが、酔いも回って皆の手は中々止まら ない。 夜も更けてきたので明日に備えて今夜は就寝・・・お休みなさい。 10/31(日) ・明け方には雨は上がったが、全山ガスが掛かって天気は良くない。植木料理長に今朝の食糧を つまみ食いした事を謝罪し、朝食の支度に掛かる。できたのは「ベーコン入りきのこ風味具だ くさんうどん」なるもので結構おいしかった。 天候は一向に回復する気配がなかったが、後片付けをして大間々台に8時過ぎに移動する。 身支度を済ませて目的地へと向ったが、ガスと気温の低下は6歳の女の子には思いのほか厳し く、野澤さん親子とは八海山神社で別れる。(ご苦労さんでした・・・また来年・・) 1590Mのピークを越え、最低のコルから20〜30分行った所からが今日の刈り払い場所 だ。 今回は電動草刈り機4台と熊手4丁の装備だったが、今一つ草刈り機の調子が悪く、結局は途 中から3台で刈り払いを行う事となった。この為、お昼にはトラロープのある急斜面直下まで しか進まなかった。朝からの天候も一向に回復せずに、疲労感だけが徐々につのる。 今日は最後(山頂)までは無理かな?と弱気になり、昼から1時間位作業したら下山しましょう と後ろ向きな言葉もつい出てしまった。 握り飯をお腹に詰め込み、ほんの少しだけ草刈り機の実習を行った後、先行パーティを探しに 前へ進む。前回、草刈り機が始めて、釈迦ケ岳へ登った時も植木さんだった。今回も時間は少 なくなったが頂上を目指している。特に、鶏頂山からの合流点から先は笹がひどい。前回も片 側しかできなかったが、今回は下山予定の2時を過ぎても両側の笹刈りを行った。ほとんど踏 み後の見えなかった登山道は、それこそ 「皇太子様」 に歩いて貰いたいような立派な登山道に 変って行った。さあ、ここから下山にかかるはずであるが植木さんのこだわりは作業を止めさ せない。下りながらも笹やぶがひどい所は立ち止まり刈り払いを繰り返す。本隊の池田さんの チームに追いついた後もやはりそうであった。 そんな訳で、大間々台の駐車場に全員が戻ってきたのはもう薄暗くなり始めた午後5時過ぎ (往復を含め約9時間)の事であった。 今回、参加した皆さん、本当にご苦労様でした。皆さんの笹刈りに掛ける情熱?と妥協をゆる さないこだわりに感心させられた一日でした。本当にご苦労様でした。
【日時】10月20日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、池田、斎藤、稲葉、植木、佐藤(一)、野澤、梅原、尾上(計9人) 【議事】 秋もいよいよ深まり、あちこちで紅葉の便りを聞く季節となりました。朝晩の冷え込みも 日一日と厳しくなり暖房機が欲しくなる日もあります。また10月30日〜31日は恒例の笹刈り を実施します。 山行報告 1)10月9日(土)〜11日(月) ・飯豊縦走(写真、報告書有り) ・佐藤(一)、有澤、平山、 アシスト(植木) ・川入−三国−切合(幕)−飯豊本山−御西−梅花皮(幕)−北俣−湯の平のコースを3人で歩 きました。9日の朝5時に植木さんの車で川入まで行き、この日は切合で幕営しました。初日 はややくもりの天気でしたが、2日目からは目の覚めるような青空の中、半袖で歩きました。 半壊していた、本山小屋は2日前に完全修復され、梅花皮小屋も昨年、新築されましたが、小 屋の方はかなり混んでいたようです。下りは湯の平へ下りましたが、湯の平からの林道の長か った事・・・ 1時間20分も掛かりました。しかし今回は何と言っても植木さんの好アシスト(好アッシー スト???)が光ります。我々は本当に縦走を楽しめました。約1000Kmも走ってくれた 植木さん、どうもありがとうございました。 2)10月9日(土) ・朝日連峰 祝瓶山(写真有り) ・植木 ・佐藤、有澤、平山の3人を見送ってから、長年恋い焦がれたピラミダルな祝瓶山へ向うが途中、 道路工事などがあり登山口へ着いたのがお昼前で、歩き始めは11:50になっていた。明日 は、結婚式で仙台に行く必要があり、時間は今日しかない。思い切って荷物を最低限度まで減 らし、さながらボッカ競争のごとく、登りを飛ばしに飛ばし、道なき道?も最短距離で突き進 み約2時間で頂上に着いた。天気はぼちぼちだったが、長年の思いがかない本当に良かった。 3)10月9日(土) ・安達太良山 ・野澤+そのファミリー ・前回についで、ファミリー登山という事で安達太良山に行ってきました。ロープウェイを使い、 山頂まで往復2時間という所ですが、2歳と5歳の子供がいるので4時間程掛かりました。子 供にとっては大人の何倍もの体感高度差になるのでしょうね。しかし最後まで頑張って歩き通 しました。紅葉はまあまあでした。 4)10月9日(土) ・那須 姥ケ平 ・斎藤、東、久保 小1〜74歳まで64人 ・市民登山教室の付き添いで那須へ行ってきました。コースはロープウェイを使い、牛ケ首から 姥ケ平を往復し峰の茶屋を経て峠の茶屋へ下山しました。姥ケ平付近の紅葉としてはまずまず でした。 5)10月9日(土)〜11日(月) ・北アルプス 笠ケ岳 ・蓮實、稲葉他2名 ・秋の3連休に北アルプス笠ケ岳へ行ってきました。天気は最高でしたが、やはり紅葉時期の連 休とあって人・人・人で大混雑でした。10年ぶりに山小屋、食事付きという山行でしたが、 案の定、小屋も超満員でした。また夜は人の出入りで安眠もできず辛い思いをしました。やは りテントが最高です。紅葉も色ずく前に枯れ始める物が多く、例年に比べればやはり今一歩で した。 6)10月10日(日) ・尾瀬 至仏山 ・梅原夫妻 ・3連休の中間日、尾瀬の至仏山に行ってきました。朝、7時過ぎに戸倉スキー場に車を置き、 バスで鳩待峠へ向かいましたが、駐車場は既に満車状態でものすごい人です。 鳩待峠から小至仏山に向かいましたが、早い人は4時過ぎから登り始め、山の鼻からの登山道 は500人以上が頂上に向っていました。我々は8時丁度に鳩待峠をでましたが、天気は雲一 つない秋晴れで、南方面は一面の雲海の中、赤城が顔を出しています。頂上からは尾瀬が原か ら燧、会津駒、平ケ岳、越後三山、谷川、上州武尊など360°の大パノラマ・・・東には日 光白根から男体の雄姿が望まれました。紅葉にはやや早めでしたが、真っ赤に紅葉した木々と ハイマツの緑が岩肌に映えていたのが印象的でした。 7)10月14日(木) ・高原山 剣が峰 ・小林 ・10月末の笹刈りに備えて、剣が峰から最低のコルの先まで笹刈りをしました。いつもの事で すが、ちょっとした合間を見て、登山道整備をされている姿に感心させられます。現在コース 上で笹が多いのは、トラロープを張った急斜面の手前です。ここは昨年かなり幅広く刈り払い した所ですが、笹の勢い、自然の力には驚かされます。今回はもっと幅広く刈り払う予定です。 8)10月17日(日) ・高原山 剣が峰〜大入道 ・小林 ・剣が峰コースの周回コースを作りたいという思いから、剣が峰1590mのピークから少し下 った、1540mのピークから大入道へ行って見る事にしました。しかし、ほとんど歩いてい ない為、すごい笹ヤブです。今回は少し進んだ所から引き返しました。 9)10月17日(日) ・那須 南月山 ・梅原夫妻 ・那須に紅葉を見に行きましたが、7時前に峠の茶屋に着いた頃には、駐車場は超満車の状態。 気になる天気は前線の通過した後で、突風が吹きかなりの寒さです。しかし大勢の登山者が峰 の茶屋を目指して登って行きます。途中までは完全の冬山状態で峰の茶屋付近では霧氷が見ら れます。紅葉の方はさすがに那須で例年ほどではないにしても見る人を楽しませてくれます。 体感温度は氷点下を切っているので、予定のコースを変更し、牛ケ首から日の出平、南月山へ と歩きました。日の出平手前では、姥ケ平を見下ろすと紅葉、北斜面は霧氷、後方は茶臼の噴 煙と下方に連なる紅葉の帯です。南月山で超早い昼食(朝9時)を食べていると、天候が急に 回復し茶臼の全山から雲が切れ回りにも青空が広がりました。峰の茶屋からの下りは風もやみ、 朝とは打って変わっての暑さとなりました。下山した頃には、紅葉をもとめ登って来る他府県 ナンバーの車で大混雑していました。 ========================================== 【その他:(定例会とは別に個別に報告があった分です。)】 雨飾山山行記録 写真あり 1 山行月日 :平成11年10月10日(日)、晴れ 2 参加メンバー:飛島、川島、印南、水上 3 コース :長野県小谷村雨飾山登山口 − 荒菅沢 − 雨飾山(往復) 4 山行状況等 ・ 駐車場は、登山口に約50台ほど止められる。ここは、水場、トイレ、休憩舎あり。 なお、翌朝、トイレは男女とも1つづつしかないので、駐車場上の雨飾山キャンプ場のトイ レを借りた。 ・ 体育の日の連休はすごく混むという話どおり、駐車場は前日の夜のうちに満車。夜10時過 ぎで6割程度埋まっていた。駐車場付近でテントを張る場合は、もっと早い時間に来るのが 良いと思う。(ここから見る夜空は周囲に明かりがないせいか、素晴らしいの一言。久しぶ りに天の川を見た!) ・ 登山道は、朝から「渋滞」。人並みが延々と続く。これだけ人がいれば、迷いたくても迷え ないといった感じ。 ・ 布団菱は、荒菅沢への下るところでよく見える。しかし、距離かあるせいか雑誌等の写真ほ ど迫力はなかった。降り立った荒菅沢も人でいっぱい。 ・ 荒菅沢からは下った以上に登り返すが、急登のせいか、ぐんぐん高度を上げていく。次第に 視界が開けてきて気分よく登れる。 ・ 雨飾山の肩(?)まで登りつけば、気持ちの良い平坦な道が続く。ここまで来れば、日本海 も見える。小広いところでは、多くの人が休んでいた。 ・ 山頂へは、この肩からやはり急な道を登るがここも渋滞。それでも高度を上げるたびに視界 が広がり楽しい。9時50分、山頂着。 ・ 山頂も人でいっぱい。とりあえず、山頂斜面の北アルプス側に陣取って休憩した。 ・ 山頂は、二つのピークに分かれている。といっても大して離れていないが。山頂からの景色 はため息ものだった。南アルプスから中央アルプス、御岳、北アルプスが乗鞍岳から後立山、 そして日本海。いつまで見ていても飽きることがなかった。感度の悪いデジタルカメラしか 持ってこなかったことを後悔してしまった。そして、ここから見る肩付近は、やはり人、人、 人。たとえは悪いが、まるでアリの行列のようだった。 ・ 気温は寒いかと思っていたが、風も弱く薄手の長袖を着ていれば事足りた。 ・ 山頂では、飛島さんの携帯電話が通じた。栃木の小林会長と京都の佐野さん達に電話。こん な山からよく通じるものだ。ちなみに電話はIDOだった。 ・ 登りも渋滞ならば、下りも渋滞。ネットで読んだ昨年同日の記録では、1時間かかるところ を2時間かかったとあった。この日はそれほどもなかったが、それでも登ってくる人と下る 人で何回も待ち合わせを行った。 ・ 荒菅沢手前で、怪我人の搬出現場に遭遇した。足を怪我したようで両足を固定して、引きず るようにして下ろしていた。どのような状況で怪我をしたかはわからないが、自分も注意し なければ・・・。 ・ 荒菅沢を過ぎてしばらく行っても何人か登ってくる人に出会った。時間は、1時を回ってい る。このペースで山頂に着くと3時過ぎ。夜の早い山道では下りは暗くなってしまうが、大 丈夫だろうか?登っていた人には結構な高齢者もいたが。 ・ 2時30分、駐車場についてキャンプ場管理施設で「山葡萄ジュース」を飲んだ。 1杯400円。味が濃かった! ・ 帰りの風呂は、「今日は宿泊客が多く旅館では断られるだろう」というキャンプ場の人の言 葉で無料の村営の露天風呂へ。もっとも、ここも人で一杯になったけれど。 ・ 帰りに、「日本海に沈む夕日」を見に新潟県能生町の道の駅へ。日本海は、秋の日を映して ひたすら穏やかだった。
【飯豊山縦走】 日 程:10/9,10,11 参加者:平山、有沢、佐藤(撮影) 交 通:仙台で結婚披露宴のお呼ばれのある植木に送り迎えをしても らいました(ぜんぜんついでじゃないですね) コース:10/9 川入-三国岳-切合(テント泊) 小屋は相当混んでたようです。 本山小屋は新装2日目。 10/10 切合-本山-御西岳-烏帽子岳-梅花皮(テント泊) 梅花皮小屋も立派な新築になってました。 10/11 梅花皮-北俣岳-湯の平温泉 感 想:10/9の登りこそ曇だったが、それ以降は那須の噴煙が肉眼で見えるほどの安定した 天候に恵まれ、最高の山行となった。 飯豊、最高!! ps. 植木には大変お世話になった。往復で1000Kmを越えたとか。
【日時】9月22日(水)午後8時から 岳友会事務所にて 【出席】小林、浅川、斎藤、稲葉、柏木、植木、佐藤(一)、平山、野澤、梅原、尾上(計11人) 【議事】 朝晩の冷え込みが急に厳しくなり、日光戦場ケ原では初霜、初氷の話が聞こえる季節になりました。 今年の紅葉は残暑の影響を受け、例年よりも1週間程遅くなっていますが、秋晴れの1日を見つけて 山行をお楽しみ下さい。 山行報告 1)10月3日(日) 写真あり ・西吾妻山 登山教室(百名山) ・登山教室参加者:50名 岳友会:小林、池田、吉野、斎藤、植木、梅原、久保、川嶋、印南、 漆原、平山、尾上(12名) ・天元台スキー場からゴンドラ、リフトを乗り継ぎ、人形石、中大嶺、西吾妻山、西大嶺、白布峠 へと歩きました。日本列島を横切る前線の影響でこの日はかなりの冷え込みがありましたが、天 気はなんとか持ちこたえ、人形石付近では東大嶺から一切経、東吾妻山へと連らなる山並みが一 望でき、少し早めの草紅葉も楽しむ事ができました。 山々の紅葉は残暑の影響かまだ少し早めでしたが、そこここに赤く染まったカエデなどが目を楽 しませてくれました。白布峠への下りは、西大嶺直下に急な岩場などがあり、かなりハードな所 もありましたが、秋の1日を楽しむ事ができました。 2)9月25日(土)〜26日(日) ・会越国境 御神楽岳 写真&詳細報告有り ・蓮實、斎藤、植木、梅原、尾上 ・本名御神楽、御神楽岳へ行き、ブナやトチなどの原生林と大スラブの景観を堪能してきました。 3)9月26日(日) ・大荒山 登山大会 ・小林 ・大荒山の山開き(この時期には珍しい)に行ってきました。下山してからの地元の方々の心暖ま る接待に感激しました。 4)9月26日(日) ・高原山、剣が峰 ・野澤、とそのファミリー ・大間々台から剣が峰を家族で歩きました。行きは見晴らしコース、帰りは林間コースを取りまし たが、林間コースのささがかなり伸びていました。 5)9月26日(日) ・日光 女峰山 ・平山 ・霧降から赤薙山を経て、女峰山を往復しました。行きはリフトが動いていなかったので約4時間 帰りは2時間で下山しました。 6)9月30日(木) ・西吾妻山 ・小林、斎藤 ・登山教室の下見で西吾妻山に行ってきました。白布峠から西大嶺のコースをピストンしましたが 途中岩場がかなり急でした。天気は、最高でした。 7)9月30日(木)〜10月3日(日) ・北アルプス 涸沢(北穂→奥穂→前穂) ・浅川 ・紅葉の写真を取りに、北アルプスの涸沢へ行ってきました。天気はまずまずでしたが、今年は残 暑の影響かあまりきれいな紅葉を見る事はできませんでした。涸沢から北穂高岳、涸沢岳を経て、 奥穂高岳、前穂高岳へと歩きましたが、北穂から途中の登山道はかなり改修されています。また 土砂崩れのあった釜トンネルも問題無く通過できました。 8)10月5日(火)〜6日(水) ・白神山地 ・斎藤 ・秋田、青森にまたがる白神山地へ行き、広大なるブナ林を2時間くらい歩いてきました。やはり ここも紅葉にはまだ早かったようです。 9)10月6日(水) ・那須 清水平 ・小林 ・紅葉を見に、那須 清水平まで行ってきました。朝日岳への登山道(鎖場)は改修されてきれい な道になっていました。また、やはり紅葉には早かった。