平成14年10月から15年3月分山行報告
山行記録・例会議事録
(平成15年4月12日移動)
平成15年3月25日受付分 山行報告   山行計画はこちら

植木さんからの山行報告です。   写真は山岳写真館(S1)ご覧下さい。

指導者講習会   撮影は蓮実氏

2月に行われた「指導者講習会」の時の写真です。
左は青空の方はきれいな青空と飛行機雲で、
右は支点にかかる力の大きさを測っている様子です。
滑落者は植木です。写真をとっているのは渡辺先生です。
滑るのが遅いとコメントされました。(^ ^;)

平成15年3月 第2回例会報告   山行計画はこちら

【日時】3月19日
【出席】小林、斎藤、君島、田上、野沢、久保、植木
【記事】春山本番の季節となりました。山腹には大きな亀裂が入っているところがあります。雪崩やヒドゥンクレバスに
    気をつけて安全登山に心がけましょう。
【山行報告】WEB管理者より:入手データー形式の都合上、今回のみgifファイルで掲載しました。


平成15年3月18日受付分 山行報告   山行計画はこちら
磐梯山・赤埴山・雪洞   拡大写真は山岳写真館(R9)をご覧下さい。

日  時:3月1日(土)〜2日(日)
メンバー:吉野、斎藤、浅川、薄井、梅原

 発達した低気圧の通過で今晩から明日の朝まで天気は崩れるが、午前中には回する見込みの為、予定通り出発する。
途中で食糧を調達しスキー場に着いた頃は、まだ時折薄日の指す天気だった。駐車場で身支度を整え、スキーリフト
を使い一気に高度を稼ぐ。大きな荷物を担いでいるので、リフトの乗り降りが大変だったが、ドタバタしながらも何
とかクリア・・・。
 リフト終点でワカンを着け、赤埴山の登りに掛かる。いきなりの急登となるが、雪がしまっている分、あまり沈ま
ないようだ。やがて次第に傾斜がゆるくなり、頂上手前のガレ場で休憩する。眼前には磐梯山の雄姿が・・・またそ
の反対方向には猪苗代湖が・・・『うん・ん・?』『猪苗代湖がふたーーーつ??』と一瞬勘違いしたが、右手に見
えたのは、ガスに覆われた会津盆地だった。東方面には真っ白な安達太良の山々も見える。一通り展望を楽しんだ後、
さあ出発。
 赤埴山を越えた辺りから、積雪が徐々に増えてくる。天気も次第に下り坂になって来ている様だ。鏡沼まで来ると、
北側に小さな雪屁が出来ている所があり、ここに雪洞を掘る事にする。ともあれ、まずはビールで乾杯!一休みして
から雪洞掘りに取り掛かる。先週は大戸沢で3時間半も掛けて立派な雪洞を掘りあげた様だが、粉雪が舞い始めた事
もあり、1時間半余りで5人が入れるには十分のスペースが出来たので、今回はここで終了とする。後は、お決まり
のコース・・・外は徐々に天気は悪くなり風も強くなった様だが、雪洞の中は快適だった。
 明くる朝、天候は回復せず、入口は雪で塞がれていたが全く問題はなかった。低気圧が通過後の風が相変わらず吹
きまくっていたが、徐々に弱まって来ているようで、下山する事にする。稜線に出ると思いの他、風が強い様だった
ので、赤埴山に西側をトラバースし、スキー場に出る。この頃から天気が一気に回復し、ゲレンデを下山する頃には、
まばゆいばかりの青空が広がる。あまりの良い天気にゲレンデの途中でしばし休息・・・磐梯山を見るとその頂上付
近はまだ風が相当舞っているようだったが、最後は快晴の中、駐車場まで一気に下山する。後は、お決まりコースの
『蕎麦』&『温泉』でした。皆様お疲れ様でした。

平成15年3月 第1回例会報告   山行計画はこちら

【出席】小林、蓮実、久保、溜口、君島、稲葉、尾上、田上、斎藤、中村、植木
【議事】暖かい日と寒い日が交互にやってくる季節となりました。斜面の雪に大きな
   亀裂が入り底雪崩の危険が増してきています。みなさん、安全登山に心がけてください。

【山行報告】月/日 山域 方法 参加者 内容

1)1/8 鬼怒川高原ゴルフ場内  スノーシュー  久保
 ゴルフ場特設?を歩いてきました。ついでにスノーモービルにも乗ってきました。

2)1/16 古賀志山 赤岩山〜御嶽山〜滝不動  夏道  蓮実
 岩場が結構あって楽しめる縦走路でした。新しい道ができて楽しみが増えそうな予感
 がします。鎖をつかまなければ3級ぐらいの岩が楽しめます(稲葉 談)

3)2/9  光徳〜山王峠  スノーシュー  久保
 天気がよいなかゆっくりと歩いてきました。2/16八方ヶ原 学校平から大間々スノー
 シュー君島学校平から大間々まで1時間。楽しんできました。登山者はいなかったもの
 の鉄砲撃ちの人がたくさんいました。

4)2/23  湯檜曽川沿いに一の倉出会いまで  スノーシュー  久保  
 水上町主催のスノーシュートレッキング(@1000)に参加しました。

5)2/22・23  大戸沢岳 雪洞  山スキー  吉野、溜口、水戸部、稲龍、東、植木
 昨年の少し上の広場に雪洞を掘りました。ついつい昨年以上の大きさのものを手がけ
 てしまい3時間半もかかって完成した広さは10人分はありました。翌日は気持ちいい
 尾根を山頂から滑りました。沢に下りると昨年に比べて雪はとても少なく感じました。

6)2/26Mt.Jeans〜清水平 スノーシュー 小林
 スノーシュー小林天気のよいなか楽しんできました。ゴンドラは片道(@1000)だけを
 使って下りはブナの中を心地よく下ってきました。降りて見るとゴンドラ往復は
 @1300でした。

7)3/1 大戸沢岳 1386mp  山スキー  溜口、稲龍、植木 他2
 山スキーMLつながりでジョイントしました。1386mp北面は雪が思いながらも深雪が楽
 しめました。

8)3/1 古賀志山  夏道  稲葉  縦走のトレーニング
 途中で尾上さんと劇的な再会を果たしました。

9)3/1 古賀志山 登攀 尾上 
 久し振りの古賀志で久しぶりに稲葉さんに会いました。

10)3/2 沼原湿原 スノーシュー 久保
 ペンションから風の強い中を歩いてきました。

11)3/2 大戸沢岳 1386mp 山スキー 稲葉、稲龍、植木、野村、西尾
 昨晩の雨の後、猛吹雪になりました。せっかくだから向かった大戸沢岳はとても風が
 強く1386mpで風が弱くなるのを待つものの×。下りはクラスと斜面でいかんともしが
 たい状態でしたが、フリートレック部隊は滑ることができました。
 帰りのラーメン屋さんでは椎名誠が食べにきましたが、私たちのカッパ姿を見て背を
 向けてしまいました。

12)3/1・2 磐梯山 赤埴山 雪洞 雪山 斎藤、吉野、梅原、淺川、薄井
 飲み始めが早かったため1時間半で雪洞を完了としました。夜のうちの降雪で出入り
 口がふさがれましたが、何とか大丈夫でした。

13)3/2 尾上さん 凱旋帰国パーティー 飲み会 大勢 
 尾上さんがカナダから帰ってきました。お帰りなさいということで本部で飲み会をし
 ました。小林会長のおそばとフキノトウのテンプラがとてもおいしかったです。

平成15年2月 第2回例会報告   山行計画はこちら

【日時】2月19日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、浅川、斎藤、稲葉、小口、植木、溜口、君島、田上(計9人)
【議事】2月も後半に入り、暖かいと感じる日も多くなってきました。とは言え、山々にはまだまだ
   多くの積雪があります。特に、天候の変化などには十分注意し、安全登山に心がけて下さい。

【山行報告】
1)2月7日(金)
・日光・戦場ケ原スノーシューハイク
・小林夫妻

2)2月8日(土)
・会津駒ケ岳
・溜口
・樹林の上まで行きました。

3)2月9日(日)
・雲竜瀑(高体連)
・稲葉、小口、他
・高体連のアイスクライミング指導者講習会で雲竜瀑へ行って来ましたが、既に氷がダメな状況に
 なっていました。ゲートからは2時間くらい掛かりました。

4)2月9日(日)
・日光・高山
・浅川、溜口、他5名

5)2月14日(金)〜15日(土)
・那須・三本槍岳
・浅川

6)2月15日(土)〜16日(日)
・那須・冬山講習会
・稲葉、小口、植木、溜口、田上
・植木さん、溜口さんは東南稜をのぼりました。

7)2月15日(土)〜16日(日)
・裏磐梯・桧原湖上スノーシュー&XC
・小林夫妻、山友会、計9名

平成15年2月 第1回例会報告   山行計画はこちら

【日時】2月5日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、池田、稲葉、植木、溜口、中村、君島(計7人)
【議事】立春を過ぎ、日が暮れる時間も少しずつ延び、暖かいと感じる日も増えて来ました。とは言え、
    まだまだ冬本番!と云うのが実態だと思います。山々の積雪も増えており、天候や装備などに
    十分注意し、スキーや山登りなどをお楽しみ下さい。

【山行報告】
1)1月11日(土)、18日(土)
・古賀志山・縦走トレーニング
・稲葉
・国体予選のトレーニングでした。

2)1月25日(土)
・高原山・八方ケ原・スノーシューハイク
・小林夫妻
・学校平から大間々台までスノーシューハイクに行って来ました。

3)1月25日(土)
・大戸沢岳・山スキー
・植木、溜口
・1386mピークからの滑降を楽しみました。

4)1月26日(日)
・日光・戦場ケ原・スノーシューハイク
・小林
・恒例の戦場ケ原スノーシューハイクに行って来ました。赤沼から小田代ケ原、光徳まで歩きました。

5)1月26日(日)
・三ツ岩岳・山スキー
・植木、溜口
・1455mからの滑降を楽しみました。ピーカンの天気でした。

6)2月1日(土)
・日光・雲龍渓谷  写真は山岳写真館(R8)をご覧下さい。
・小林、植木、梅原、薄井、溜口、君島、田上他
・朝5時過ぎに矢板を出発し、6時前に日光警察署に着く。この日は、毎年恒例の日光警察の冬季山岳
 救助訓練が雲龍渓谷で実施されそのお手伝いとして朝早くから、多くの山仲間が集まって来ていた。
 どの顔も本当に頼もしく思える。署内で挨拶やその日の予定などの説明を受けてから、明るくなり始
 めた日光の街をパトカーに先導されながら雲龍に向う。
   林道を登る頃には、朝日が顔を出し、日光の山々を赤く染める。この日は特別にゲートを開けて貰
 い林道終点まで車を乗り入れる事ができた。ここでスパッツ、アイゼンなどを着け身支度を整える。
   植木さんと田上さんはルート工作の為に、一足先に出発。天気は曇り空・・・しかし、案外気温も
 高く、友不知まで来た頃には汗ばむくらいの陽気だった。雲龍瀑の直前で氷結した個所があったので、
 我々は左岸を高巻き、雲龍瀑に入る。天気はすっかり回復し、快晴となる。植木さん、田上さんを始
 め多くの人達がクライミングの練習に入る。うまい人の動きを見ていると実に簡単そうだが、実際や
 ってみるとずいぶん違うのだろう。この後も、お昼近くまで、みんな熱心に訓練をしていたようだっ
 た。
   但し、私は所用があったので皆よりも一足先に下山する事にし、雲龍から滝尾神社までは一気に下
 り、ここでアイゼンを脱いで、日光署まで汗をかきかき、下山した。
 アイスクライミング・・・楽し そうですね!また、訓練に参加された皆様、お疲れ様でした。

7)2月2日(日)
・高原山・八方ケ原・スノーシューハイク
・君島
・学校平から大間々台までスノーシューで歩きました。

8)2月2日(日)
・国体予選
・稲葉

9)2月2日(日)
・松木沢・アイスクライミング
・植木、田上
・前日に続いて、松木でアイスクライミングをやってきました。

10)2月4日(火)
・寺久保山
・小林夫妻
・佐野にある起伏(凸凹)のある低山です。出流山から入りました。

平成15年1月23日受付分 山行報告   山行計画はこちら

尾上さんからの山行報告です。   拡大写真は山岳写真館(R7)ご覧下さい。

年末年始のカリフォルニア (2002年12月26日〜2003年1月4日)
Joshua Tree National Park, California, USA
Campfire Crags-North Face (in Indian cove area), unnamed routes
Campfire Crags-South Face (in Indian cove area)、Gin Fizz (5.7) etc.
Bouldering (in Hidden Valley area)

 Alberta大学のアウトドアクラブのツアーに参加してカリフォルニアにあるJoshua Tree National Park
に行ってきました。

この時期のカリフォルニアは夜はかなり冷え込むものの日中は半袖でも平気な陽気で、しかも砂漠地帯の
Joshua Treeではほとんど雨も降らないので、世界中から(本当かどうか知らないけど宣伝文句になってい
る)クライマーがやってくるというのに納得できた。ルートの数も半端じゃない。
 こんな恵まれた環境にいながら、団体行動だったために、実際岩に登ったのは3日間だけだった。1日
目、2日目はIndian cove areaのCampfire Crags North FaceとSouth Faceで、ルートになっている所を登
ったのはおそらくGin Fizz (5.7)一本だけ。あとはトップロープでルートにないところを仲間と「ここは
面白そう」と見当をつけながら登って楽しんだ。ルートは日本の岩場(ゲレンデ)に較べ、ボルトや終了
点はほとんどない所が多い。岩は花崗岩で表面がかなり粗く、少し登るとかなり指が痛む。日なたを登る
には半袖でも暑いくらいだが、特に夕方になると日陰はフリースがないと寒くて登る気にならない。3日
目はHidden Valley areaでボルダリング。ここはIndian cove areaに較べてクライマーが多く、見渡せば
そこら中にクライマーがうようよしている。テントや車で泊まっているらしき人達も多く、かなり賑やか。
私たちが話したクライマーはアメリカ人ばかりだったけど、みんな気さくで初対面でも一緒に課題にトラ
イしたりジョークを言いあったり、クライマーはみんな仲間だ、という感じで楽しい。久しぶりに指紋が
なくなるまで楽しく登ることができた。

平成15年1月 第2回例会報告   山行計画はこちら

【日時】1月22日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、浅川、植木、梅原、溜口、岸、君島、田上(計8人)
【議事】大寒を過ぎ、もっとも寒い時期を迎え様としています。『暖冬』の長期予報に反し、相変わら
   ず寒い日が続き、降雪量も例年に比べ多いように思われます。山に入る際はもちろんの事、行き
   帰りの運転などにも十分注意し、安全登山でそれぞれの山行をお楽しみ下さい。

【山行報告】
1)1月12日(日)
・奥日光・戦場ケ原スノーシュー散策
・小林、岸、本間、板山
・スノーシューで小田代ケ原へ行って来ました。

2)1月12日(日)
・那須
・君島
・那須へ行って来ました。この日は風が強かった為に、峰の茶屋まで行って下山しましたが、30人く
 らい入っていた様です。今年は例年に比べ雪が多いように思いました。

3)1月12日(日)〜13日(月)
・会津・高畑スキーミニ合宿&大戸沢岳・山スキー
・吉野、斎藤、東、植木、梅原、薄井、溜口、本間、板山
・高畑へ行って来ました。以下はその報告です。
   植木さんは前日から高畑入り。他のメンバーは12日朝、矢板を出発する。3連休のせいなのだろ
 う。塩原でスキー渋滞に掴まる。一頃のブームも去りスキー人口は激減したとは言え、連休はさすが
 に混んでいる様だ。
   ゆっくり出たのと渋滞の影響で高畑についたのはお昼頃だった。まずは腹ごしらえをと昼食を取る
 が、何はなくともビールで乾杯・・このメンバー・・『早速宴会開始で、このまま夜まで突入かな?』
 と思われたが、『そこをグッと堪えて・・』まずは滑りを楽しむ事にする。
   岳友会のメンバーは、みんな本当にスキーが上手い。その中で、植木さんが、梅原、本間、板山の
 3名のスキー指導に・・後のメンバーはあっという間に見えなくなってしまう。この日の天気はやや
 曇り気味であったが、風もなく、リフト待ちもほとんどなく快適だった。結局、リフトの最終時間ま
 でたっぷりと滑りを楽しむ事ができた。
   さて、これからが本番。テントを2張り設営し、六テンに全員集合・・。ビール、日本酒、焼酎、
 ウィスキー、ワインなどなど瞬く間にビンが缶が空っぽになって行く。それでも疲れもあってか、ほ
 どよい時間?には全員、就寝・・となった。
   明くる日、大戸沢の山スキー組とスキー組、それに早帰り組に別れる。人数が分散し、ちょっと寂
 しくなったが、吉野さんの指導で合宿2日目の開始だ。この日は、雲一つない快晴の天気。リフトで
 頂上まで登ったが、眼前には大戸沢岳から三つ岩岳、窓明山の各ピークが真っ白い姿を見せてくれる。
 またその左手後方には頂上付近が真っ白くなった燧ケ岳の雄姿を見る事ができた。
   また、大戸沢山スキー組も出発が遅かった為に頂上までは行けなかったものの、まるで春山の様に
 暖かく、雲一つない青空、真っ白な山々を見ながら、1386ピークからの滑りを存分に楽しんだよ
 うだった。
   そんな、山々を見ながら『あそこから滑り降りれれば、気持ち良いだろうなあ・・・』との思いを
 強くした・・のでした。ご同行頂いた皆様方、本当にお疲れ様でした。また、ご指導頂き、ありがと
 うございました。また一緒に行きましょう。

4)1月15日(水)、17日(金)、22日(水)
・日光・戦場ケ原・スノーシュー
・小林夫妻
・スノーシューを購入してから、はまってしまい、今年に入ってから何と6回目のスノーシューハイク
 となりました。毎回少しずつコースを変え、また特に雪が降った後などはトレースが消え、地図とコ
 ンパスを頼りに歩くのが気に入ってます。輪カンに比べ、沈み難く、その行動性は雲泥の差がありま
 す。今後も雪が降った後を狙って、奥日光に通います。

5)1月18日(土)〜19日(日)
・大戸沢岳・山スキー&高畑スキー講習会
・植木、梅原
・18日は若干天気が悪かったものの、植木さん単独で大戸沢岳東尾根へ行って来ました。この日は、
 気温が−4℃と先週よりもやや暖か目です。一人でしたが気合を入れて、4時間43分で頂上まで登
 りました。この日も、鉄砲打ちが入っており、1386ピークの所まで来ていました。下りは、休み
 (飲み)ながら滑ったので1時間掛かりましたが実際に滑ったのは30分以下くらいでしょうか。ガス
 っていた事もあって多少不安になった事もありましたが、良かったです。
 また、翌日19日は高畑で、スキー講習会その2(生徒は梅原)を行いました。

平成15年1月 第1回例会報告   山行計画はこちら

【日時】1月8日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、植木、梅原、溜口、中村、君島、田上(計7人)
【議事】新年明けましておめでとうございます。山々の積雪も年末から年初に掛けての降雪でかなり増
   えている所があります。山の事故も多数発生していますが、各々の力に合せて、また天候には充
   分注意し、綿密な計画と装備などにより、安全登山を心がけて下さい。

【山行報告】
1)12月21日(土)
・小林会長を祝う会&忘年会
・小林、吉野、浅川、斎藤、東、佐藤(一)、植木、梅原、野沢、溜口、岸、中村、君島、田上、
 本間夫妻、板山夫妻、井上(計19名)
・小林会長が山岳遭難防止・救助等功労者として知事表彰を受賞されましたが、これの祝賀会&02年
 忘年会パートUを岳友会事務所にて実施しました。
 当日は、事務所に入りきらないほどの人数の参加があり(実際には何とか入りましたが・・・(^^; )
 大いに盛り上がりました。各自の趣向を凝らした持ち寄り料理や、差し入れなども多数あり、山の話
 を肴に遅くまで飲み、食べ、語り、笑い・・・どんどんヒートアップします。仕上げは定番の会長の
 手打ちそばを頂き、楽しい一日を締め括りました。

2)12月23日(月)
・会津・大戸沢岳・山スキー
・植木、溜口
・この日までは積雪も少な目で下の方はまだやぶっぽい所もあります。そんな中、頂上まで5時間27分
 掛けて登りました。頂上付近ではまだ黒木が2mほど出ています。途中では近くでハンターの銃声が
 何度も聞え、大声を出しながら存在を知らせますが、冷や冷やしながらの登りとなりました。しかし、
 天候には恵まれ、今シーズンの山スキーデビュー戦としては上々でした。

3)12月28日(土)
・高原山・剣が峰
・君島
・剣が峰に行って来ました。この日は前日の降雪の影響で、積雪が多くトレースもない中、深い所では
 腰ぐらいまでのラッセルを強いられました。しかし、新雪と久しぶりの冬山を存分に楽しんで来まし
 た。

4)12月28日(土)〜31日(火)
・北アルプス・西穂高岳
・田上他1名
・年末に上高地から西穂高山荘を経由し西穂高岳まで行って来ました。車は、沢渡まで入れます。そこ
 の有料駐車場(下の方は無料になるようです)に停め、タクシーで上高地に入りました。今年の年末年
 始には例年並みの1500人くらいの人が、上高地に入山したようです。また当日は、西穂高山荘迄
 はトレースがなく、2人で交互にラッセルをしましたが、途中からは下山者のトレースでぐっと楽に
 なりました。テント泊りで、夜はお酒を美味しく頂きました。

5)12月29日(日)
・益子・雨巻山
・小林夫妻、岸
・02年最後の山行で、益子の雨巻山に行って来ました。

6)12月29日(日)〜1月1日(水)
・八ケ岳・赤岳
・浅川、溜口
・浅川写真館で既に紹介されているように、写真撮りを目的とし、八ケ岳(赤岳)に行って来ました。
 29日の午前中は少しぐずついた天気でしたが、午後から天気は良くなります。この日は、行者小屋
 に泊まりましたが、4人に一つこたつが付いており、逆に暑すぎて眠れないくらいでした。また小屋
 は空きスペースもありました。30日と31日は赤岳の頂上小屋に泊まりました。30日はこの小屋
 も空いていましたが、初日の出を拝みに来る人が多い為でしょうか?31日は前日と打って変って
 人・人・人で大変な混み具合でした。しかし、溜さんにとっては、この日の500円会費飲み放題の
 忘年会が最高だったようです。(勿論一杯飲んだのでしょうね???) 今年は雪も比較的多く、天気
 にも恵まれ本当に満足の行く山行でした。

7)1月1日(水)
・高原山・初日の出登山・八海山
・小林、板山夫妻、本間夫妻
・初日の出を拝みに、高原山・八海山に行って来ました。稜線の積雪は50cmくらいありましたが、
 車は大間々台まで入る事ができました。この時期の積雪としては多めの様ですが、トレースはしっか
 りついています。7時9分に八海山神社にて初日の出を見ましたが、最高の天気でした。また、黒磯
 山岳会の増淵さんとそのお仲間に出会いましたが、毎年ここに登られている様です。

8)1月2日(木)
・京都東山・比叡山(詳細報告済み)
・梅原
・初登りで比叡山に行って来ました。京都市内から琵琶湖湖畔(阪本)まで、『天城越え』ならぬ『比叡
 越え』をして来ました。たっぷり歩き、楽しんで?来ました。

9)1月3日(金)
・大平山
・小林、中村
・大平山へ行って来ました。

10)1月5日(日)
・日光・小田代ケ原
・小林、本間夫妻、板山夫妻
・赤沼茶屋から小田代ケ原を歩いて来ました。小林さんはスノーシュー、他のメンバーはクロカンでし
 たがトレースも結構あり、積雪も粉雪で軽かった為気持ち良く歩く事ができました。

11)1月7日(火)
・高原山・八方ケ原
・小林夫妻
・スノーシューで雪の中を歩いて来ました。

12)1月7日(火)
・高畑スキー場・スキー初級講習会
・植木、中村
・スキー初級講習会で高畑へ行って来ました。

平成15年1月5日受付分 山行報告   山行計画はこちら

比叡山(京都〜近江へ)

日時:1月2日(木)
メンバー:梅原
コースタイム:京都駅9:25===10:05修学院離宮道10:10−−−10:20赤山禅院10:45−−−12:00ケーブル比叡駅12:20
       −−−13:00比叡山山頂13:01−−−13:30延暦寺−−−14:00ケーブル延暦寺駅−−−15:15JR坂本
       ===15:53京都駅(行動時間5時間5分)
記録
  1月2日(木)斑鳩の朝、所々晴れ間は見えるものの分厚い雲に覆われ好天は見込めそうにない。兎も角、
『初登り』という事で近鉄筒井駅から京都に向うが、徐々に天気は悪化してくる。京都駅手前で何やらちら
つき始め、降り立った頃にはそれが粉雪に変り、底冷えのする寒ささえ感じた。
  駅からは北東方面に40分余りバスに揺られ、修学院離宮前でバスを降りる。東山は既に真っ白くなり、
先程来の雪も間断なく降り続いている。本来は離宮道から雲母坂を登る予定だったが、道を一本間違え、
その北の赤山禅院に出てしまった。ここでお詣りを済ませお神酒を頂いてから、その山門の北にある小路を
抜け、尾根沿いに比叡山を目指す。
  人通りも少なくなり、『さて、これから・・』と思い歩いていると、何やらざわざわとした物音がする。
『何かな?』と一瞬思ったが、その目の前を数匹の『猿』が通り過ぎる。市街地から外れているとは言え、
まだまだこの辺りには沢山の住宅が立ち並んでいる所だ。辺りを見渡すと、空き地にも、木の上にもそして
住宅地の道路の真ん中をも『我が物顔で歩く猿達・・』・・・地元の人だろう。その姿を渋〜〜い表情で見
ながら『雪が降るような寒い日は特に、餌を求めて猿が住宅地にまで降りて来るんですわ』・・・と教えて
くれた。こんな街中でも『猿害』が起こっているようだ。
  山道に入ると北山杉を始め周りの木々は真っ白に化粧をし、空気がピーーーンと張り詰め、静寂が戻る。
沢沿いの小道は徐々に高度を上げ、積雪も少しずつ見られる様になる。周りの木々にはまるで霧氷の様に雪
がびっしりと張り付いている。朝から降り続いている粉雪の為、眺望が得られないのが少し残念だ。
  1時間余りしてケーブル比叡駅に到着する。『この雪では運休かな!』と思っていたら、八瀬へ降りて行
く人達がいて動いていた。ここで昼食を取り、スパッツを付ける。ここまで来ると積雪もかなり増えて来て
いる。ここから三角点を目指すが、登山道を歩く人はほとんどいない。
  比叡山山頂付近は放送施設や観光施設が多く、またロープウェイか比叡山ドライブウェイを使えば、いと
も簡単に頂上に立つ事ができる。この為、山登りの目的で歩く人は少ない様だ。しかしながら、昔から修験
道の山、延暦寺を始めとする古寺が無数に点在する信仰の山、歴史の山であり、見るべきものは多い。
また、この日の様に、降雪に恵まれる?と観光客も激減し、周りの施設も白く塗りつぶされ、山歩きには最
高のシチュエーションとなった。
  13時ちょうどに比叡山の三角点に立つ。歩き始めてから既に3時間近くが経っていた。展望もないので、
一休みする気にもならず、今きた道を少し戻り、延暦寺に参拝する事にし、雪道を下る。近ずくにつれて、
鐘の音が杉林の中を静かーに響き渡る。それはまるで煩悩の一つ一つを取り去ってくれるかの様に心の底に
までしみ込んでいく。そんな気分が、人々のざわめきで打ち消された所に大講堂があった。
  比叡山山頂から少し下った所にあるこのお寺は実に広大で、こんな天気が悪い時にでも沢山の人が参拝に
訪れていた。しかし、参道には積雪があり、足元がおぼつかない人が沢山いる。私も、今年一年の山行の安
全やら何やらひとしきりお祈りを済ましてから阪本方面へ下る事にする。
  阪本方面へのケーブル駅を過ぎると、また人気がなくなり静寂が戻る。が、この先々にも神社、古寺が山
腹に点在し、改めて信仰の山としての比叡山を認識させられた。この頃になると朝から降っていた雪もよう
やく止み、青空も見える様になる。積雪もほとんどなくなってきたが、スリップだけに気をつけてひたすら
下る。中腹まで来ると、ようやく視界も広がり、琵琶湖も眺めれる様になって来た。途中、休む気にもなら
ず、麓まで下ってきたら、またまた『お猿さん達が歓迎?してくれた』
  後は、苦手なコンクリート歩きで、少し足の裏が痛くなってきた頃、『JR阪本駅』にゴーール。駅で手
短に着替え、湖西線の車窓から比叡山を見上げると真っ白くなった山々の上方には、青い空が広がっていた。

平成14年12月20日受付分 山行報告   山行計画はこちら

尾上さんからの山行報告です。   拡大写真は山岳写真館(R5)ご覧下さい。

ロッキーでのアイスクライミング講習 (2002年12月13−15日)

Nordegg, Alberta, Canada
Cline River Gallery 20m (Pure Energy), grade 4 (WI IV)
Two O’clock Falls 15m, grade 3 (WI III)
 アウトドアクラブのアイスクライミングツアーに参加することになった。申し込んだ時は「申し込み
殺到であっという間に定員になったので今回は諦めてもらいますが、次の1月のツアーでは優先的に参
加を認めます」という返事が来たのだけど、「ありがとう、でも残念ながら1月にはエドモントンにい
ないのでそれにはおよびません」と礼儀のつもりで返信すると、思いがけなく情状酌量の上キャンセル
待ちリストのトップに置いてもらい、めでたく(?)キャンセルが出たので参加できることになったの
だ。さすが親切・おおらかカナダ人!
 学内のアウトドアセンターでブーツとアイゼンを借り、金曜の夕方、大学で待ち合わせて出発。私た
ちの車の持ち主で運転手のナタリー、フレッド、それにニコライ。フレッドが2月から日本でジオスの
先生をすると聞き、赴任地を尋ねるとなんと名張だという。私の家からそんなに遠くないし友達が1人
名張の高校で英語の先生をしているよと話すと、おお、と盛り上がった。3時間のドライブでロッキー
にあるNordeggのアウトドア教育センターに着く。先に着いていたメンバーにスカイダイブで一緒だ
ったペニーを見つけ、喜ぶ。スカイダイブの時同様、ドイツからの交換留学生グレッグ、フィンランド
からのミーヤ、ポーランド系移民のニコライと国際色豊かなパーティになる。アルバータ大の特色なの
か、カナダの多民族国家政策のなせる技か、様々な国籍・バックグラウンドを持つ人と会えるのも、カ
ナダに来てよかったと思うことのひとつだ。
 土曜日の朝、朝食をとり、ヘルメットを配られて出発。まず20分のドライブ、そこからまた20分
ほど山道を歩いて滝にたどり着く。たとえ20分でも半年以上ぶりに山道を歩けるのがうれしくて、思
わず幸せな気分になる。今年の異常な少雪のせいで車道も山道もほとんど雪がない。ただし河原の石の
上にはよく見なければわからないほどうっすらと、でもこれ以上はないほどなめらかに凍った氷が危険
な雰囲気をたたえている。日本だったら絶対私が転ぶのを期待されそうなシチュエーションだなぁと思
いつつ、ゆっくり歩いてなんとか転ばずにすんだ。
目的地の20mの滝にはすでに二人連れのパーティが登り始めていた。昨夜尋ねた時に、気温はたぶ
んマイナス10度くらいだと思うよと言われていたのだけど、思ったより暖かい。2年前の岳連の講習
で松木に行ったときの方がよほど寒かった気がする。冬山用のウェアを持っていないので心配していた
けど、これなら大丈夫だ。みんながハーネスやアイゼンをつけて準備している間に、インストラクター
のロビンとジェイがフリーでさくさくと登り、トップロープを張ってくれた。完全な初心者がほとんど
なので、まずはギアの装着状況確認と簡単な講義。ビレイも初めてという人が多く一通り簡単に教わっ
たのだけど、ビレイヤーがいっぱいにロープを引いたときのかけ声、日本では「いっぱい」にあたる言
葉を、“That’s me!” というのを新しく知って印象的だった。何も知識がないと、こういうささいな
ことを知るのがうれしくて一人で少し上機嫌(遠征に行ったことのある方ならとっくにご存じかとは思
いますが…)。最初はナタリーが登ることになり、私がビレイする。暖かいせいかロープがかなり濡れ
ていて、ビレイが終わると先週あわてて買ったばかりの安物防水グローブと2年ものの防水していない
ズボンの膝あたりが水浸しになってしまった。
何人かの仲間が登った後、さあ登ろうとしたら、ペニーやニコライに“Tokoは経験者(と言っても
岳連の講習一回だけなんだけど…)だからきっとうまいはずよ”と言われ、少し緊張。ここでとっさに
“そんなことないよー”と言う英語力のない自分が恨めしい。ともかく2年前習った中で唯一覚えてい
る、上半身は氷から離して、というのをできるだけ意識しながら登る。最初は調子がつかめなくて1m
位登ったところで滑り落ち、テンションをかけてしまったけれど、その後は結構調子よく登ることがで
きた。“Good job!” “さすがだね”と言ってもらい、単純だけどうれしい。みんなは2,3本ずつ登
っていたけど、私はビレイと休憩のタイミングが悪く(要領が悪いとも言う)、一本登っただけで一日
目が終わってしまった。
2日目は30分のドライブのあと、とてもきれいな景色の中をやはり30分ほど歩いて15mのTwo 
O’clock滝へ。薄曇りだけど暖かくていい日だった。ジェイが滝の右、中央、左と3本のロープを張っ
てくれ、それぞれ張り切って登り出す。真ん中のルートは氷が細くて難しそう。しかも登るそばからみ
んなが元気よく氷を破壊していくので後になるほど大変になりそうで、あわてて登る。でも、登ってみ
ると見ているよりずっと面白かった。滝上に出て見下ろす景色もロッキーらしい、これ以上ない程の美
しさだった。沢は好きだし岩もいいけどアイスクライミングも結構楽しいかも…と調子のよいことを考
える。みんな陽気にはしゃぎながら登り、最後にグレッグ達が非公式スピードクライミングコンペをし
て終わりになる。センターに戻って、女主人に“楽しかったかい?”と聞かれたので、“もちろん!”
と答えると、ニコライが横から“実際彼女は上手だったよ”と言ってくれた。そうすると、“そりゃそ
うだよ、彼女小さいものね、小さい人は大体上手いよ”と言われ、自分の背の低さを心の底から有り難
いと思う、人生でそう何度も起こると思えない貴重な体験になった。やっぱりアイスクライミングって
いいかも。

平成14年12月17日受付分 山行報告   山行計画はこちら

梅原さんからの山行報告です。   写真は山岳写真館(R4)ご覧下さい。

奥久慈・鍋足山

日時:12月15日(日)
メンバー:小林、梅原、薄井、岸
コース:岳友会事務所7:00===8:45里見村役場前9:05−−−10:00鍋足山(524M)10:25−−−
    11:30鍋足山・三角点(551.7M)12:15−−−12:55猪鼻峠13:05−−−14:00里美村役場前14:10
    ===14:20月居温泉15:20===16:55岳友会事務所
記録
  中村さんが参加する予定だったが、『風邪でダウン』の為、四人で出発する。目的地が近いので、
いつもより少し遅めの時間だが、ちょうど太陽が顔を出したばかりで、その日差しが真っ白く雪化粧
した山々や木々をほんのり薄赤く染め、ピーンと澄み渡った空気の中に美しい光景が広がる。また、
先日の雪がまだ随分と残っている事もあってか『まるで遠くの方まで来たみたい・・・』は実感だっ
た。
  日本列島は高気圧にすっぽりと覆われ、前日の晴天による放射冷却の為か、今朝の外気温は『−6℃
・・』。道端の木々には霧氷の花が咲いている。日陰の所も多い事から道路の凍結に十分注意しなが
ら、車を奥久慈へと進める。一息入れる為に、大子の道の駅に立ち寄ったが、外に出ると思わず身震
いし、『寒いっ!』と感じる。しかし、この寒さでも袋田の滝は、まだ凍結はしていない様だ。猪鼻
峠を越え、里見村に入る頃には日もかなり高くなり、村役場前の駐車場に着いた頃には随分暖かくな
っていた。
  ここで身支度を整え、出発する。途中、会長からコンパスの使い方や読図の仕方を教わりながら、
鍋足山を目指す。中腹までの林道は舗装されており、また登山道も生活道路の様にしっかりとしてい
る。林道終点からは、手入れの良く行き届いた杉林の中を落ち葉を踏みながら登る。風がなく、暖か
い日差しにどんどん気温が上昇してきているようで、徐々に汗が噴き出してくる。杉林の急坂を登り
切り、最初の岩場まで来ると展望が一気に開けて来た。岩場を登り切ってから一休みかと思っていた
ら、そこが鍋足山の山頂だった。
  山頂からは男体山や女峰山などの日光の山々と高原山、その右手には真っ白な那須連山を見渡す事
ができる。近くには男体山を始めとする奥久慈の山々、八溝山隗、南の方には霞ケ浦(水平線の様に
見えるので・・多分)など360度の展望を楽しむ事ができた。ゆっくりと景色を楽しんだ後、鍋足
山の三角点から猪鼻峠へと続く登山道を見渡すが、岩場やアップダウンも多く変化に富んだコースの
様だ。
  鍋足山(524M)からは一端下り、まずは528Mピークに登る。下りが岩場となるが、トラバースル
ートもある。何でもない様だが凍結したりするとイヤな感じのする所だ。ここから次のピーク手前で
本来ならば、針金が張ってある岩場をトラバースする予定であるが、雪が付いている様だったのでこ
こを避け、雪面の沢筋を一旦、沢底まで一気に下ってから登り返した。しかし、これは結果的には大
正解だった。針金場の最後の部分は登山道が崩れ落ちており、雪も付いていた。迂回していなければ
ここで難渋してたかもしれない。この後も、岩場の小さなアップダウンを繰り返す。不明瞭な所も何
ヶ所かあり、ルートファインディングの練習にはもってこいの感じがする。鍋足山を出てから一時間
位で、三角点に着く。ここまでは岩場やアップダウンも多くあり思っていたよりも楽しめたようだっ
た。
  三角点(551.7M)でお昼にする。まずは、『ボジョレー』で『乾ぱ〜〜い!』一汗かいた後のビール、
いやワインは『実にうまい!』。頂上は無風状態で日差しも暖かく、昼寝でもしたくなるような陽気
だ。少しいい気持ちになりながら、お昼のラーメン作りに取り掛かる。今日は、餅入り、メンマ、ワ
カメ入りの豪華『旭川ラーメン』だ。腹ごしらえが終わった後は、会長の装備披露・・・。さすがに
無駄無く、ありとあらゆるものがぎっしり詰まっている感じがする。昼食を済ませ一息入れた後は、
下山に掛かる。
  ここから先は、岩場も少なく、さほど注意する所もなさそうだ。しかし、油断は大敵!落ち葉の上
に降り積もった雪は、特に下山時には足元をすくう。注意して、注意して下ったつもりだったが、
『すってーーん』と尻餅を着いてしまった。やはり、飛ぶようにくだるんだったか・・・ポリポリ
(^^ゞ。1時前に猪鼻峠に到着・・・ここから先はアスファルトの道を5km余りも歩く事となる。
小中宿までの下りはカーブをショートカットしながら時間短縮を計る。しかし小中宿から里見村役場
までは長い長ーーい道路歩き・・・。それでも、周りの景色をみながら歩いたので、普段では気が付
かない様な小さな発見を幾つもしながらちょうど2時に里見村役場にゴーーール。
  この後は、月居トンネル手前の月居温泉で汗を流す。少し温めの内風呂と熱めの露天風呂、石鹸と
シャンプーまで付いて350円は安ーーい。お湯はつるつるしており、肌もすべすべになる様だ。
(若い人は、・・です。)また、風呂上がりの一杯、やっぱりこれが最高でした。おまけに、帰り道、
喜連川の道の駅に立ち寄り、会長おすすめのタイヤキをごちそうになる。しっぽまであんこの入った、
サクサクの触感のタイヤキを2個も頂き(会長のおごりでした。ごっつあんでした。)お腹も大満足で
矢板に帰りました。ご一緒下さった皆々様、お疲れ様でした。また、一緒に山へ行きましょう!

平成14年12月第1回例会報告   山行計画はこちら

【日時】12月4日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、浅川、池田、植木、梅原、溜口、中村、君島、田上(計9人)
【議事】

【山行報告】
1)11月23日(土)
・那須・茶臼岳〜南月山
・小林、溜口、岸、本間
・雪の那須を歩いて来ました。積雪状況は余り多くない様で、多い所で20cmくらいでしょうか?
天候も良くいい山行でした。

2)11月24日(日)
・大平山・チャレンジ登山競争
・蓮實、小口、梅原夫妻、野沢親子
・今年の岳友会からの直接参加は2組となり、ちょっぴり寂しい大会になりました。(これも尾上さん
 の影響か?)そんな中、蓮實さんは大会役員として参加し、小口さんは中央高校の監督で出場です。
 結果は1年生の生徒が1位と3位と4位と上位に入り、今後が楽しみな結果になりました。また45
 歳以上の部では、梅原が出場し、連続自己記録更新を狙いましたが、昨年よりも3分近く遅れ、1時
 間42分の記録でゴール。また親子の部では2年ぶりに野澤さん、羽奈ちゃんが出場し、前回の記録
 を上回る結果でゴールしました。羽奈ちゃん、岳友会のおじさん達とまた山に行きましょう。参加さ
 れた皆様、お疲れ様でした。

3)11月26日(火)
・八溝山
・小林夫妻
・八溝山山頂の展望台は通常は100円で登れますが、お正月のみは無料で登れる様です。当日は、海
 が見えて良かったです。

4)12月1日(日)
・那須・茶臼岳
・梅原、薄井
・コース:矢板6:00===7:00大丸温泉7:20−−−10:00茶臼岳10:05−−−11:05峰の茶屋11:45
     −−−12:15大丸温泉13:20===14:30矢板
・記録
   まだ薄暗い中、矢板を出発します。那須高原有料道路のゲートを7時前に通過しましたが、そのお
 かげか料金は取られませんでした。(ラッキー〜♪) 『早起きは、360円の得!』です。12月1日
 から那須も本格的な冬ごもりを始めて、大丸温泉から上はゲートが閉鎖されていました。
   大丸駐車場で身支度を整え、登り始めますが所々凍った所があり、注意が必要です。積雪は思った
 よりなく、また踏み固められているので難なく登る事ができます。朝方は得に雲が多く、遠望は利き
 ませんが、風がない為か暖かくさえ感じます。しかし、峰の茶屋の非難小屋付近に来ると、風が出始
 めました。
   朝日岳の積雪はほとんどありませんが、やはり三倉・大倉方面は真っ白になっています。茶臼岳も
 北面は凍結していますが、南面に回り込む頃から日が射してきました。10時頃には茶臼岳頂上に着
 きましたが、少し風があり、じっとしていると寒いので早々に下山に掛かります。所々凍り気味の所
 をロープウェイ方面へ慎重に慎重に下りました。ロープウェイ手前まで下り終えると気温がかなり上
 昇してきている様で、ここから牛が首までは、まるで春山の様な温かさです。おかげで日の出平付近
 の霧氷もすっかり融けてしまった様でした。
   帰りは、ガスで時折隠れそうな三倉・大倉を眺めながら、峰の茶屋に向います。時間的には少し早
 い様ですが、非難小屋でお昼にします。『かなり暖かいなあ』と思っていましたが、それでも非難小
 屋の中の寒暖計を見ると、気温は0度位でした。暖かいうどんやスープなどで体を温めて一息入れて
 から、大丸温泉を目指して下山します。
   例によって、薄井さんの軽快な足音に攣られるようについついペースが上がります。それと適度の
 積雪がクッション替りになり、下れば下るほどスピードアップして行きます。最後は、飛ぶような速
 さで、結局峰の茶屋から大丸温泉まで30分で下山しました。(先週の大平山の再現の様でした。)下
 山後は、オオタカさんの露天風呂でゆっくりと汗を流し、矢板へ帰りました。お疲れ様でした。

平成14年11月第2回例会報告   山行計画はこちら

【日時】11月20日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、斎藤、植木、梅原、石岡、溜口、中村、君島(計8人)
【議事】今年の積雪は例年になく早く、東北地方では既にオープンしたスキー場もあるようです。
    普段、まだ積雪が見られない山においてもかなり積もっている場合もありますので、気象情報
    や現地の情報を十分に掴み、安全登山に心掛けて下さい。

【山行報告】
1)11月9日(土)
・高原山の笹刈り
・小林、浅川、植木、佐藤一、梅原、溜口、岸、本間夫妻、板山
・雪の降る一日でしたが、恒例の笹刈りに行って来ました。参加された皆様、本当にご苦労様でした。
 (詳細報告済み)

2)11月9日(土)
・閉山祭
・小林、吉野、浅川、斎藤、東、植木、佐藤一、梅原、溜口、岸、本間夫妻、板山
・笹刈りの後、城の湯で汗を流し、岳友会事務所で閉山祭を行いました。遅くまで楽しく飲みました。

3)11月10日(日)
・古賀志山
・石岡
・地元のベテランの方に聞いて、赤岩ダムの駐車場から古賀志を周遊するコースを歩いて来ました。
 どうやらこのコースは以前、岳友会で笹刈りの整備をしたコースの様です。

4)11月16日(土)
・遠野三山・六角牛山
・吉野、植木、梅原、中村
・岳友会編、『初級雪山講習会』でしたが、結構楽しめるいい山でした。(詳細、写真報告済み)

5)11月16日(土)〜17日(日)
・忘年会IN三又
・小林、吉野、植木、梅原、岸、中村、本間夫妻
・先発隊、吉野、植木、梅原、中村の4名は前日に前沢SAまで移動し、当日の朝、遠野三山の六角牛山
 に登り、道の駅で燃料補給を済ませた後、(念の為、道の駅にガソリンスタンドはありません)三又温泉
 に向いました。一方、後発隊、小林、岸、本間夫妻の4名は、朝、矢板を出発し、途中、花巻の宮澤賢
 治記念館などを見学した後、一足先に三又温泉に到着しました。日もとっぷりと暮れた頃、先発隊が到
 着し、『初級雪山編』の汗を、三又温泉の『熱ーーーい』お風呂で流した後、『忘年会IN三又』が始
 まります。ご存知の通り、並びきらないほどの料理の中、でんぐり返し、岩魚の活け造り、塩焼き、芋
 の子汁など、ごちそうや大きな盃で岩魚の骨酒を戴きます。知らず知らずの内に会はどんどん盛りあが
 って行きます。7時過ぎからは、4時間以上に亙る『大・大カラオケ大会』が延々と続きます・・・。
 夜の遅くまで、盛り上がりに盛り上がりました。また、明くる日は、次年子の七兵衛蕎麦を食べ、帰栃
 しました。

平成14年11月20日受付分 山行報告   山行計画はこちら

遠野三山・六角牛山   写真は山岳写真館(R2)をご覧下さい。

メンバー:吉野、植木、梅原、中村
コース:
11/15(金)矢板19:10===23:00前沢SA
11/16(土)前沢SA7:15===9:20登山口9:50−−−12:20六角牛山13:00−−−14:20登山口
    ===15:00遠野道の駅15:30===17:35三又温泉
記録
  岳友会事務所に7時前に、吉野、植木、梅原の3人が集合し、那須ICで中村さんをピックアップし、
北を目指す。前沢SAには11時前に着いたが、気温は0度近くまで下がっており、かなり寒い。テント
の中で軽ーーく暖めて、早々に就寝する。
  翌朝、日の出と共に起床するがトラブルが発生・・・。トラックが中央分離帯を乗り越える事故を起こ
し、一関、水沢間で通行止めとなった様だ。大きな不安を抱えながらも、朝食と身支度を済ませ、出発す
る。おそるおそる高速に出てみると車は一台も走っておらず、また前方にはその事故の影響もなさそうだ。
一安心して、北上江釣子を目指す。ここで高速を降り、地道を快調に走る。遠野の街に入る手前でやや右
手前方に雲を被った山が見える。 どうやらこれが六角牛山のようだ。 下から見ると上の方は霧氷の様で
木々が真っ白くなっている。天気もまずまずで徐々に気合いが入る。林道を登り詰めると、積雪が現れ、
登山口付近は真っ白くなっていた。道路脇に車を停め、身支度に掛かる。
  登り始めは緩やかで良く踏まれた登山道を行く。積雪は10cmくらいだろうか・・。やがて『一合目』
と書かれた道標が現れる。この後も、比較的小刻みに道標が現れ、四合目までは快適だった。この後から
傾斜は徐々にきつくなり、積雪も増えてくる。周りの木々には霧氷が目立ち始め、辺りは冬山の様相とな
る。しかし、樹林帯のせいか風があまりなく、この後は、着実に高度を稼いでいく。六合目から七合目に
掛けてが傾斜としては一番きつく、また除々にではあるが寒さも増してきているようだ。八合目付近から
は傾斜もぐっと緩くなり、九合目で尾根?に出たが、積雪が増し、多少の疲れもあってか意外と頂上まで
は長かった。
  12時20分頃、山頂に着く。かなり温度が下がって来ているので写真を撮った後、早々にその直下の
非難小屋に飛び込む。小さな小屋だが風が防げるだけ有り難い。ここで、湯を沸かし、暖かい飲み物やラ
ーメンなどを摂りながら少し遅めの昼食とする。一息入れた後、下山に掛かる。この頃までは、頂上付近
のみが雲に覆われていたが、下山するに連れ、少しずつ少しずつ晴れてくる。雪道の下りは速い。しかし、
油断をすると直ぐ滑ってしまう。吉野さんは中村さんに雪道の下山方法を教えながら、一歩一歩下山する。
中でも六合目付近の急坂は新雪の為、滑りやすく大変だった。傾斜が緩くなった四合目よりも下は飛ぶよ
うに下った。登山口に戻ると、山の後方には青空が広がっていた。『いい山だったなあ』と思いながら、
車に乗り込み三又温泉を目指した。

(参考)・・・携帯電話のテスト
※六角牛山頂・・・D3本/交信可(但し不安定)

平成14年11月14日受付分 山行報告   山行計画はこちら

高原山の笹刈り&閉山祭  拡大写真はこちら(高原山情報I)をご覧下さい。

日時:11月9日(土)
メンバー:小林、浅川、植木、佐藤一、梅原、溜口、岸、本間夫妻、板山、吉野、斎藤、東
コース:岳友会事務所7:05===7:40大間々台8:00−−(笹刈り)−−14:25大間々台
    ===15:10岳友会事務所16:30(閉山祭)
記録
  朝7時、岳友会事務所に10人が集合し、3台の車に分かれて出発する。今週も三週続けて週末は
冬型の気圧配置となり、一段と厳しい寒波が入って来ているようだ。高原山を見上げると、『雪雲』
が既に学校平付近まで降りてきている。『大間々から上は相当吹っ掛けているな』と思うが、兎に角、
目的地を目指す。泉の街を過ぎ、暫く行くと林道の登りに掛かるが、高原山林道付近では紅葉が見頃
を迎えている。しかし、学校平手前からは雪がちらつき始め、小間々付近から道路に積雪が見られる
様になる。外気温も一気に1度まで下がり、降り続く雪に『遅くなると、帰りはやばいかな・・』と
思ってしまった。
  大間々台に着くと、雪と風が益々強くなる。『寒いーー』『とても笹刈りをする陽気じゃない』な
どと口々に言いながらも『兎に角、行こう』と言う事になる。まだ積雪は5〜10cm程度の為、歩
くのには全く支障はない。ただ、風の舞う音が『ビュービュー、ゴーゴー』とうなり声をあげている。
尾根へ出てから八海山神社付近の状況が心配されたが、剣が峰までの南面はあまり風も強くなく、寒
さもさほどではなかった。しかし、その北面は凍結しており注意していても滑ってしまい、思わず転
びそうになる。徐々に風も強くなり、寒さも増してきた。
  それでも最低のコルを少し越えた所から笹刈りを開始する。4台の草刈機が一斉に音を立て始める
が、寒さの為、何だか元気がなさそうだ。雪は一向に止む様子もない。その中を少しずつ刈り払いを
しながら前進して行く。先頭の植木さんは、笹の一番濃いと思われる急坂のトラロープの上まで進ん
でいた。みんなもくもくと、手を、機械を動かす。その下の方で本間さんが暖かいお汁粉とキムチ風
うどんを用意してくれていた。お昼を少し回っていたので、手を休め暖かい昼食を頂く事とする。誰
ともなく出た『うんめえーー』という言葉が実感だった。植木さんは最後まで上の方で頑張っていた。
  お昼を過ぎてからも雪は止む様子もなく、むしろ本降りになって来ている様だ。この為、荷物を片
付け、刈り残してきた所を、刈り払いしながら戻る事とする。徐々に疲れも出てくる。が、剣が峰か
らは大間々台に向け一気に下る。結局、駐車場に着いた時は2時30分近くになっていた。96年以
来、秋は毎年刈り払いをやってきたが、やっぱり今年が一番大変であった。
  下山後は冷え切った体を城の湯温泉であっためる事とする。山(高原山)を見上げると、雪雲は麓
近くまで降りてきていた。この後は、岳友会事務所に戻り、全員で閉山祭を行う。会長の『乾杯ーー
ー』の音頭で宴会のスタート・・・。後からは、東さん、吉野さん、斎藤さんも加わって、遅くまで
楽しい一時を過ごした。本当にお疲れ様でした。

平成14年11月第1回例会報告   山行計画はこちら

【日時】11月6日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、池田、植木、梅原、溜口、中村、君島(計7人)
【議事】今年は例年になく降雪が早く、那須を始めとする栃木の北の山々ではかなりの積雪が見られる
様になりました。朝晩の冷え込みも厳しい日が多くなり、氷点下近くまで下がる事もあります。暦の上
でも今日から立冬となり、山々は冬の身支度を整えています。これから山に行かれる場合には天候や装
備などには十分注意し、安全登山を心掛けて下さい。

【山行報告】
1)10月5日(土)
・那須・赤面山
・浅川、溜口
・那須の紅葉を見に行って来ました。浅川写真館で既に掲載済みですが、稜線では紅葉が見頃を迎えて
 いました。

2)10月6日(日)
・那須・鏡沼〜三本槍岳
・溜口
・平日は林道の途中までしか入れませんが、日曜日は終点まで入れます。という事で三本槍へ行って来
 ました。

3)10月12日(土)〜13日(日)
・会津・田代山〜蒲生岳
・溜口他1名
・神奈川の友人と一緒に、12日は田代山に登って来ました。紅葉する木々がない為、紅葉を楽しむ事
 はできませんでしたが、天気は最高に良く、十二分な展望を楽しむ事ができました。その日は、館岩
 村の民宿に泊り、明くる13日は蒲生岳へ行って来ました。収穫は『さくらしめじ』が3本と『つば
 たけ』が一握りくらいでしたが、『アカンボウ』など、期待していた程は採れませんでした。

4)10月20日(日)
・岳友会登山教室・霧が峰(車山)
・小林、池田、植木、梅原、薄井、岸、中村、他登山教室参加者28名
・この日は前線が通過した後に、また低気圧が進んで来ており、一日中ガスが掛かった生憎の天気でし
 た。白樺湖畔は紅葉が見頃を迎えていましたが、天気のせいか人影もまばらで静かです。我々も当初
 の計画を大幅に短縮して、霧の中、『車山の肩』から山頂を目指しました。下りはロープウェイ駅に
 降りるコースを取り、山行そのものは『お気楽登山』でしたが、視界がないと何でもないコースでも
 現在地が掴めず、不安感が増す事を実体験しました。
 この後は、上田市の奥座敷である別所温泉へ行き、お寺巡り&温泉で小旅行を楽しんできました。
 また帰りに、登山教室参加者の装備確認を行いましたが、『磁石』を持っていたのは28名中、4名
 だけでした。地図を見る習慣と地形を読み取る技術を身につけましょう。

5)10月26日(土)〜27日(日)
・早池峰山・焼石岳
・梅原夫妻
・26日に早池峰、27日に焼石へ行って来ましたが、焼石は頂上手前までしか行けませんでした。
 (三又へヌケガケしたバツ?いえいえこれは下見?でした。)
 (詳細報告済み)

6)10月27日(日)
・高原山・釈迦ケ岳
・溜口
・足を痛めていたので、どれくらい歩けるか、テストを兼ねて行って来ました。結果的には何の問題も
 なく、また、ミツモチ山の紅葉がきれいでした。

7)10月27日(日)
・甲子・一里滝沢
・植木、弘田
・阿武隈川源流、那須甲子・南沢のすぐ近く(50mくらい?)から入渓します。一言で言うと『下はな
 ごみの沢/上は高巻き(すごい高巻きをする)』です。
下では紅葉がちょうど見頃でしたが、1ヶ所シャワー気味の所があり、凍えそうになりました。

8)11月2日(土)〜3日(日)
・甲武信岳・笛吹川・東沢・釜の沢・右俣
・植木、弘田、鍵山
・釜の沢に行って来ました。魚止の滝付近までは紅葉が見頃でした。また、千畳のナメは非常に良かっ
 たです。沢の上部は氷瀑になっており、とても寒かったけれど、沢としては最高でした。稜線に出る
 と人がいっぱいで大変でした。今年の沢はこれで終了です。

9)11月4日(月)
・丹沢(大倉尾根〜塔の岳〜丹沢山)   拡大写真は山岳写真館(R1)をご覧下さい。
・梅原、薄井
・丹沢へ行って来ました。快晴の一日でした。
・コース:
11/4(月)矢板5:05===7:55大倉山の家8:18−−−11:22塔の岳11:38−−−12:38丹沢山13:10−−−
    13:57塔の岳14:10−−−15:52大倉山の家==(風呂&蕎麦)==秦野市17:20===21:40矢板
    (行動時間7時間34分)

・記録
  今週も先週に続き冬型の気圧配置となり冷え込みが一段と厳しい。5時前の外気温は1度、車のフロ
ントガラスは凍っている。空にはオリオン座を始めまだ多くの星達が瞬いていた。今日は矢板インター
から東北道を南下し丹沢を目指す。日の出と共に気温も少しずつ上がってくる。予想通り秋晴れの空模
様で首都高からは、真っ白いベールを被った富士山がくっきりと見える。また東名からは紅葉に色付く
丹沢の山々がその姿を現す。早朝の為か特に混雑した所もなく3時間弱で大倉の登山口に着いた。
  身支度を済ませて登山の開始。舗装された林道を暫く行き、すぐに樹林帯の山道に入って行く。風も
なく、空気も澄みきっており清々しい。3連休の最終日、快晴という事も有り、多くの登山者が入って
いるようだ。観音茶屋の分岐を左に取り、大倉高原山の家に出ると展望が開ける。ここで一息入れ、ま
た松林の樹林帯をゆるやかに登って行く。尚も行くと、少しずつ展望が良くなり、丹沢の山々が見渡せ
る様になる。堀山まで来ると左手(西)に富士山が望める。ここは富士山を眺める絶好のポイントになっ
ている様だ。堀山の家を過ぎ、ややガレ気味の登りを過ぎる頃から木の階段が多くなる。尤も低めに作
ってあるのでさほど歩き難くはないようだ。天神尾根分岐の少し上で一息入れる。ここからは花立が眼
前に見え、ガレ場の登りとなるが、花立山荘までは木の階段が続く。ここまで来ると見晴らしがぐっと
良くなり、振り替えると今登って来た大倉尾根が下まで見渡せる。金冷しを過ぎる頃から風がやや強く
なり、寒さを感じる様になったが、最後の一頑張りで、塔の岳山頂に出た。
  塔の岳山頂は広く、大勢の登山者が思い思いにくつろいでいる。天気は快晴、まさに360度の展望
だ。東の方は房総半島から江ノ島、茅ヶ崎海岸、眼前の相模湾沖には大島、その西には初島から伊豆半
島へと連なる海岸線が見渡せる。また西の方向には伊豆の山々と愛鷹山、その間には駿河湾、そしてや
はり、真っ白い雪のベールを被った富士山の堂々たる姿が素晴らしい。その右手には南アルプスの山々
が、そして北の方向には、蛭が岳、丹沢山を初めとする裏丹沢の山々が眺められる。景色を楽しむのに
時間を忘れる程だが、風が強くなり肌寒くなってきたので、早々に切り上げ丹沢山に向う事にする。
  丹沢山へは小屋の脇を通り北進するが、急に人が少なくなる。熊笹の中の小さなアップダウンを3回
ほど繰り返し、1時間程歩くと丹沢山に着く。相変わらず天気は良く、さきほどの風がないので、山頂
で少し遅めの昼食とする。お湯を沸かし、熱いコーヒーを飲んだが、やはりこの時期は暖かいものが有
り難い。
しかし、余りゆっくりしている時間もないので、早々に下山に掛かる。丹沢山から塔の岳へは景色を楽
しみながら比較的ゆっくり下る。塔の岳では、先程の風が治まっていたので、もう一度景色をゆっくり
と楽しむ。
  『さてっと、後は下るだけ・・・』という事で気合を入れ直す。下山を始め、後ろから薄井さんの
『軽快な足音』につられる様に、ついついペースがUpする。文字通り『飛ぶような速さ』で、下る・
下る・下る・・・。堀山の展望地で一息入れる。ここで写真を撮っていたおじさんは、この丹沢に年間
約30回、通算では600回も通っていると言う。それだけ曳かれる所があるのだろう。私もと、ここ
から数枚写真を撮った後、また下る事にする。しかし、この大倉尾根(通称、バカ尾根というそうだが
・・・)の下りはやはり長かった。途中、左太股が攣りそうになりながらも何とか持ちこたえ、林道に
飛び出た時には、両太股がかなり張っていた。薄井さんも膝が若干痛んだようだが、まだまだ元気その
もの・・・。『やはり、若さの差が出たのか??』とつくずく思ってしまった。
  この後は、風呂&蕎麦のいつものコースだが、予想していたとは言え、やはり最後が大変だった。秦
野を午後5時20分頃に出る。東名に乗った途端、厚木から海老名まで都内に向う車の大渋滞・・・
3連休の最終日だから尚更の事だった。結局、帰りは4時間20分(行きよりも1時間30分余分に掛
かった)掛けて、やっとの思いで矢板に着いた。本当に、お疲れ様でした。
 
(参考)・・・携帯電話のテスト
※丹沢山山頂・・・D1本/交信不可。
※塔の岳山頂・・・D3本/交信可(但し不安定)

平成14年10月30日受付分 山行報告   山行計画はこちら

梅原さんからの山行報告です。   写真は山岳写真館(Q9)ご覧下さい。

早池峰山・焼石岳

日時:10月26日(土)〜27日(日)
山行:河原坊〜早池峰山〜小田越〜河原坊 / 三合目〜焼石岳
メンバー:梅原夫妻
コース:
10/25(金)矢板18:50===23:50道の駅ハヤチネ(泊)
10/26(土)道の駅ハヤチネ6:20===6:50河原坊7:10−−−9:58早池峰山頂10:55−−−12:35小田越登山口
     12:42−−−13:07河原坊13:25===15:30三又温泉(泊)
10/27(日)三又温泉7:30===8:30秋田三合目登山口8:45−−−12:00九合目−−−焼石神社上ゴーロ帯12:15
     −−−14:37三合目登山口===15:00温泉16:00===20:55矢板

記録
  矢板を夜の7時前に出発し、西那須野から東北自動車道に乗る。北へ進むに連れて雲が少なくなり、
お月様もきれいに見える。『明日の天気は良さそうだ!』
花巻南で高速を下り、もやが掛かり気味の道路を北東にとり、道の駅『ハヤチネ』に着いたのは12時
前だった。この道の駅は、新しく、とても立派な施設で、仮眠するにはもってこいの場所だ。先客が1
組あったので草々に就寝する。

  土曜日朝、周りが明るくなって来たのに合せて起床。朝食をとり、河原坊を目指す。『岳』の早池峰
神社から先は、道幅が狭くなるが、紅葉が真っ盛りでとてもきれいだ。紅葉のトンネルをくぐり、7時
前には河原坊の駐車場に着いたが、車が1台もいない。多少不安にもなったが、身支度を済ませて出発
する。
  河原坊登山口からは、コメガモリ沢沿いに北東に進み、途中から北進する。今日の天気は秋晴れで頂
上が良く見えるが、まさに直登コースになっている。しばらくして薬師岳の陰から太陽が顔を出す。空
は真っ青に澄み渡っている。気温もぐっとあがり、早朝というのにどんどん、どんどん雲が湧いてくる。
『ちょっとまって欲しいな・・』と思いつつもゆっくりとしたペースで登る。途中から後続のペアが近
づいてきたが、後で聞くと仙台から来たとの事で、昨晩の道の駅での先客、だった。
  頂上近くの岩場に差し掛かった頃、あれだけ良かった天気も頂上付近にガスが掛かった様になり、肌
寒ささえ感じる。フリースと手袋をはめ、10時前に頂上に立った時には、ガスで視界はほとんどなか
った。早々に非難小屋に飛び込む。小屋の中の温度は氷点下1度。誰もいない様で、我々が一番乗りだ
った。しかし、この様な時期に風が凌げるのは有り難い。一息入れてからお湯を沸かし、ちょっと早め
のお昼とし、ラーメンと暖かいコーヒーを戴く。その間に、どんどん人が登って来て小屋の中も賑やか
になってきた。管理人の方が石油ストーブを付けてくれる。それでも、この小屋を出た時の気温は1度
で、僅かに2度上昇しただけであった。
  小屋を出て、下山は小田越えコースを取る事にするが、『秋晴れの中の登り』から一転、『初冬の雪
景色の中の下り』となる。しかし、冬景色だったのは頂上付近だけで(この時は頂上だけ雲が被っていた)、
下山を始めるとまた秋空が戻ってくる。また、登りの河原坊の正面コースに比べ、小田越えコースは傾
斜もなだらかで歩き易い。ゴーロ帯を過ぎ、樹林帯に入り木道が現れたと思ったら、あっと言う間に登
山口に着いていた。振り替えると、堂々とした早池峰山が秋晴れの空に映えている。頭には、小さな白
いベールを被り、私達をさやしく見送ってくれた。ここからは、紅葉の山道を花巻、北上と西進し、錦
秋湖の景色を楽しみながら、三又に到着した。

  日曜日朝、NHKの天気予報を見る。西高東低の冬型の気圧配置・・今年一番の寒気が入り込み、秋
田県全域で強風警報がでている。三又の空は曇りながら所々で青空が顔を出す。山の方に目を向けると、
頂上の方はガスっている。取り敢えず『行って見よう』という事にする。
  8時30分頃、秋田側3合目登山口の駐車場に着く。予想通り車は我々だけ・・。雨は降っていない
が、上の方はガスっているので最初から雨具を付ける。昨日と違い、だらだらとした登りが続く。6合
目から沢沿いの道となり、何度か徒渉する。水量は多い様だ。若い頃、雨で増水し、徒渉できなくなっ
た苦い記憶が蘇るが、この沢であれば増水しても渡れると確信し、先へ進む。7合目を過ぎた辺りから
ガスから小雨へと変り、数年前まで『赤ベコの放牧地』だった8合目を過ぎる。8合5尺から小雨が雪
へと変り、風が出てくる。気温が一気に下がって来たので、雨具の中にフリースを着込み、手袋も2重
にする。稜線に近づくにつれて風が強くなる。
  9合目で稜線に出るが、状況は一変する。足を踏ん張らないと進めない程の風が我々を襲う。焼石神
社上のゴーロ帯を慎重に進む。しかし、風は益々強くなり、雨具の上に雪が張りつく。顔を叩く、小雪
が痛い。耐寒温度が急速に下降する。あと少し・・。でも、かなり危険な状況になりつつある事を感じ
る。
『下山しよう!』・・・その一言で180度向きを変える・・・。先程上がって来たばかりのゴーロ帯
を慎重に下る。風と雪は益々強くなり、私達を苦しめる。
  稜線を少し下ると、風が急速に弱まる。それでも休まず下る。8合目まで来て、霧雨に変った時、雨
が暖かった。ここまで来てほっとするが、2人共体力は充分にある。駐車場まで休まずにゆっくりと下
る事にする。心配していた増水もなく、14時30分過ぎに登山口に戻る。頂上まで登れなかったけれ
ど、残念さはなく、むしろ満足な気持ちで、麓の温泉に入り、一日の汗と疲れを流した。
  
(参考)・・・携帯電話のテスト
※早池峰山山頂・・・D3本/交信可。
※焼石・・・未

平成14年10月17日受付分 山行報告   山行計画はこちら

 尾上さんから「カナダの写真」が届きました。
 拡大写真や説明については 山岳写真館(Q8)をご覧下さい

平成14年10月第2回例会報告   山行計画はこちら

【日時】10月16日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、浅川、池田、植木、梅原、岸、中村(計7人)
【議事】朝晩の冷え込みも少しずつ厳しくなり、澄み渡った空気が心地よい日が続きます。山々の
紅葉も頂上から少しずつ下の方へ降りてきて、絶好の登山日和の時期を迎えています。山域によっ
ては、初霜や初氷、初雪などを観測し、秋から少しずつ冬への身支度を始めている所もありますの
で、装備などに充分注意し、安全登山を心掛けて下さい。

【山行報告】
1)9月22日(日)
・仙の倉谷・東ゼン
・植木、弘田
・9月の前半は雨に降られ通しで山に行けず、久ぶりの山(沢)でした。稜線では紅葉が始まりました。

2)10月5日(土)〜6日(日)
・仙の倉谷・西ゼン/赤谷川・笹穴沢
・植木、弘田、鍵山
・いつものメンバーで沢に行って来ました。初日は前回に引き続き、仙の倉谷・西ゼンで、2日目は
 笹穴沢を登りました。紅葉が見頃を迎えていました。

3)10月5日(土)〜6日(日)
・栗駒山
・小林夫妻
・矢板を4時に出て、一関までは3時間で行きました。須川から登りましたが、栗駒山の山頂は座る
 事も出来ないくらい人・人・人で満杯でした。天気も最高に良かったので秣岳を経由して下山しま
 した。またその日は、恒例の三又温泉に泊まり『でんぐり返し』を食べて、明くる日帰栃しました。
 『でんぐり返しは美味いなあ・・・』という事で、会長から『忘年会は三又でやろう!』とのお言
 葉が出ました。(詳細・写真報告済み)

4)10月6日(日)
・足利・赤雪山(自然セミナー)
・蓮實、梅原、参加者21名
・自然セミナーの参加者21名と足利で2番目に高いと言われる赤雪山(621M)に行ってきました。
 ホタルの生息地で知られる名草の集落から更に奥へ進み『名草の巨石群』を通過し、暫く林道を歩
 いてから登山道に入ります。まだ紅葉には少し早く、10月と言うのに半袖でも汗ばむような陽気
 です。樹林帯の中を2〜3度アップダウンを繰り返し最後の急坂を登り切った所が、赤雪山の山頂
 です。頂上からは足利周辺の山々を見渡す事ができましたが、陽気のせいか遠くの方は霞み気味で
 した。頂上で昼食を摂った後は、草っぱらで昼寝をしたくなるような気持ちになります(ワインと
 ビールの性?)。食事を終えてから、ダム湖に向って真っ直ぐに降りましたが、ダム湖に上がる噴
 水を見ていると何だか夏の終わりのような気分になりました。また、帰りに寄った温泉では 『生
 ビールの自販機』があり、美味しーーく戴き、帰栃しました。
 (携帯のテスト)
 赤雪山頂:通話は可能です。しかし、3本立った後、急に圏外になる事が多く、極めて不安定な様
 です。ダム湖付近:同様

5)10月6日(日)
・青森・岩木山
・薄井他1名
・岩木山に行ってきました。嶽温泉からのコースを登りましたが、ここは山スキーの回廊になってお
 り、気持ちの良いコースです。8合目までは樹林帯でちょうど紅葉が見頃でした。頂上の天気は晴
 れておりまずまずの天候でしたが、遠くの方は霞んでいました。登り3時間、下り2時間のほぼコ
 ースタイム通りでした。
 また山頂からの携帯情報は、3本立っており通信可能(送受信済み)でした。

6)10月8日(火)
・高原山・大入道
・小林
・小間々台から大入道の笹刈りをやってきました。(いつもいつもご苦労様です。)

7)10月9日(水)
・那須・茶臼岳
・中村他1名
・峠の茶屋を7時45分に出て8時30分頃、峰の茶屋に着きました。ここから茶臼に登るつもりで
 したが、強風と霧雨の為、下山する事にしました。下山後はお風呂に入って帰りました。

8)10月12日(土)〜13日(日)
・福島・日山(富士山の見える北限の山・・・1009m)
・小林、山友会
・福島県の日山は標高は1000m余りですが、『富士山の見える北限の山』とされています。直線
 距離で約290kmあり、その姿を見られるのは年に数回と言われており、今回もその姿を見る事
 はできませんでした。また、この山には3つの神社が祭られており、たまたまこの日はそのお祭り
 の日にあたり、3方向からその頂上にある神社を目指し登ってきた獅子舞いを見る事ができました。
 また、その日は麓の民宿に泊まりましたが、ここでもちょうどお祭りをやっており、山車と山車同
 志をぶつけ合う勇壮なお祭りを見る事ができました。

9)10月12日(土)〜14日(月)
・甲斐駒ケ岳・黄蓮谷
・植木、弘田
・甲斐駒の頂上付近では雪が降っていました。また、スラブの上の方は凍っていました。しかし、登
 り来ってから尾根道を下り始め、甲斐駒を振り返った時、その岩壁の余りにも美しい姿には声も出
 ませんでした。それは、まるで神々が住んでいるような、今まで見た事も経験した事もない神々し
 い景色でした。
 今年の冬は絶対にここに登りに来ます。
 黒石尾根から見る甲斐駒ケ岳・・・これは植木さんの一押しの岩壁となりました。

10)10月13日(日)
・日光連山・女峰山
・霧降高原〜赤薙山〜女峰山(2483M・・・往復)
・吉野、梅原、薄井、岸
・秋晴れの中、紅葉の日光を歩いて来ました。詳細は以下を参照下さい。
・コース:
10/13(日)矢板5:10===6:15霧降高原駐車場6:33−−−7:07キスゲ平7:13−−−8:13赤薙山頂8:20
 −−−9:03赤薙奥社9:13−−−9:57一里曽根10:05−−−11:09女峰山頂(2483M)12:00−−−12:50
 一里曽根12:57−−−13:32赤薙奥社13:37−−−14:08赤薙山14:13−−−15:30霧降高原駐車場15:40
 ===15:45メルモンテ霧降16:40==(みつわ)==19:15矢板
・記録
  朝の5時はまだまだ暗く、空にはオリオン座を始め多くの星が煌いている。また、この三連休中は、
日本列島は太平洋高気圧にすっぽりと覆われ、快晴の毎日が続く。日光街道を西進し、玉生を過ぎた
辺りから空が白み始めたと思ったら、あっと言う間に回りは明るくなっていた。秋の日は『つるべ落
し』と言われる様に、日が暮れるのは早いが、明けるのも早い。所野から大谷川沿いを北進する頃、
朝陽が顔を出す。目の前には朝陽を受けて赤く輝く日光連山が飛び込んでくる。空は雲一つなく、男
体山から太郎山、大真名子、小真名子、女峰山から赤薙山へと連なる大パノラマが眼前に広がる。思
わず見とれてしまいそうになるが『おっととと、運転中、運転中、いけない、いけない・・』と路面
に目を戻す。
  6時過ぎに駐車場に着いたが、もうすでに10台程度の車が駐車しており、数組の登山者が身支度
を整えていた。霧降高原駐車場からは、暫くは樹林帯の登りとなる。ここを登り切った所がキスゲ平
だが、予想通り素晴らしい景色が待っていた。空気が澄み渡っているのだろう。西の方角には富士山
がくっきりと見える。筑波山も顔を出し、那須連山の手前には、高原山、その裾野には我町『矢板市』
が見渡せる。ここから見る『高原山』は幾つものピークを持ち、堂々とした姿が印象的だった。
  キスゲ平で一息入れた後、赤薙の登りに掛かる。ここから女峰山まではコースタイムで4時間30
分、アップダウンもあり、長丁場の登りとなる。風もなく雲一つない青空の下、徐々に汗ばんで来る。
焼石金剛を過ぎてからは樹林帯に入り、展望はなくなるが、日差しが遮られ、澄み切った空気が心地
良い。登り始めてから1時間30分で赤薙山山頂に着く。ここまで来ると木の葉越しに女峰山山頂を
眺める事ができる。『まだまだ遠いなあ』と思いつつ先を目指す。ヤセ尾根を越え、赤薙山の奥社か
ら一里曽根まで来ると展望が開け、燧や会津駒方面を見渡す事ができる。この辺りで『一杯やって・・』
と言う誘惑も断ち切って、頂上で『乾杯ーー』を楽しみに、休みもそこそこにまた登り始める。女峰
山の三角点は、最高峰の手前にあり、この手前に1ヶ所だけ岩場があるがここも難なく通過し、11
時過ぎには女峰山の山頂に到着した。
  頂上からは日光白根山、太郎山、帝釈山、大真名子、小真名子、男体山などの日光の山並みが、今
にも手が届きそうな迫力を見せてくれる。景色はさておき、やはり何がなくとも『乾杯ーーー』。
風もなく、日差しも暖かく、ついついまどろんでしまいそうな陽気の中のランチタイム・・・。『さ
てと、そろそろ帰ろうか』の声に、腰を上げ下山に掛かる。一里曽根、赤薙の奥社、赤薙山頂で時々
休憩しながらも焼石金剛の上まで下山してくる。相変わらず雲一つない青空・・富士山も頭に帽子を
かぶりながらこちらを見ている・・多少の疲れも出てきたので笹っぱらに『大の字になって寝っころ
がる』・・さーーっと体中から疲れが抜け出て行くようだ。吉野さんはビールタイム・・本当に美味
しそう・・この後、駐車場まで一気に下山したが、みんなまだまだ元気だった。この後は霧降高原の
露天風呂で汗を流した後、蕎麦&吉野さんは美味しそうにお酒戴き、帰栃しました。

(参考)・・・携帯電話のテスト
※女峰山頂/一里曽根:圏外・・・全く使えませんでした。
  霧降高原:通信可


平成14年10月7日受付 山行報告   山行計画はこちら

小林さんからの山行報告です。   拡大は山岳写真館(Q7)ご覧下さい。

栗駒山と秣岳山行報告
 期日   平成14年10月5日
 メンバー  小林 充  小林 弘美
 コースタイム
 須川温泉駐車場(9,10)名残ガ原(9,25)昭和湖(10,00)須川分岐(10,45)栗駒山山頂
 (11,03〜11,10)須川分岐(11,23)秣岳下の湿原(12,34〜1,00)秣岳(1,11)道路(1,55)
 須川温泉駐車場(2,40)

 矢板を朝4時出発 途中長者原で朝飯を取り 、一関ICには予定の時間で到着する。
国道347号の曲がりくねった狭い道を走るが、先頭の車がのんびりと行くので
かなりイライラさせられる。駐車場は満杯の状態でそれでも隅の方に何とか
車を駐車出来た。登山道は白濁したお湯の流れる脇を登っていくが、源泉の湯の多さに
吃驚する。オンドルの小屋が幾つか建ち、茣蓙が敷かれ療養出来る設備となっている。
名残が原まで来ると、赤や黄色の絨毯を広げた様になってきた。
沢を渡り登りにかかる所で、団体さんが下ってきた。狭い道で交換はお互いに
大変ではあるが、もう少し歩き方を考えて欲しいものだ。後ろの方から
「登り優先だよ!」と声がかかるのもうなずける。
昭和19年 の爆発で出来た昭和湖に着く。広場には沢山の登山者が思い思いに休んで
居るが  硫化ガスの匂いなのだろうか、凄く鼻につく。
紅葉の色が湖面に映ればもっと素晴らしいのに、白色では仕方がない。
長い長い階段の登山道を登ると十字路の分岐に到着。左は栗駒山山頂 右は秣岳
尾根を越すと湯浜温泉の道となる。ここは県境で秋田県側の紅葉も息を呑むほどの
美しさである。天狗岩を過ぎると右側は切れ落ち、いわかがみ平の紅葉も真っ盛りの
状態である。ヘリコプターが一機頭上を旋回する。    テレビ局なのだろうか
登山者が口々に「今夜のテレビ楽しみだなー」と言っている。
山頂は登山者で一杯 運動会の席取りみたいで座る場所も無いので早々に下山する。
長い階段道を下るには、膝にきそうなので秣岳経由で帰ることにする。
龍泉ヶ原を右下に見ながらハイマツの切り開き道を行く。秣岳はまだまだ遠いので
お昼はもう少し我慢する。サラサドウダン街道と木の看板が 下がっているが
くぼんだ道は以外と歩きづらい。下りきってから後ろを振り返ったら、歓声したい
ほどの風景があった。湿原と笹原が交互に現れ湿原の要所には、木道が敷かれて
歩きやすい。岩のピークを越えた所でハイマツを風よけにしてお昼にする。
秣岳の登りから栗駒山の写真を撮るが、想像以上に大きい山塊だ。  もう20数年も
昔 池上と十文字町からタクシー8,000円?かけて来たときは、もっと小さい山だったの
に !秣岳(1424M)からの眺めも最高 須川湖の青い色と周りの紅葉 が美しい。
顔が赤く染まるほどの紅葉の下り道も、以外と簡単に道路に出た。バスは一日3本しか
走らないので3kの道を山を見ながら歩くことにした。

平成14年10月第1回例会報告   山行計画はこちら

【日時】10月2日(水)午後8時から  岳友会事務所にて
【出席】小林、池田、梅原、薄井、溜口、岸(計6人)
【議事】相変わらず週末になると悪い天気が続いていますが、山々の紅葉も山頂付近では見頃となって
    いる所も多くなってきました。秋晴れの空が見られる日も多くなったこの頃ですが、日が暮れ
    るのは思いの他、早くなっている様です。時間にゆとりを持った行動に心がけ、紅葉の秋山を
    存分にお楽しみ下さい。

【山行報告】
1)9月21日(土)〜23日(月)       写真は山岳写真館Q4をご覧下さい。
・朝日連峰縦走(日暮沢〜小朝日〜大朝日〜西朝日〜寒江山〜狐穴〜天狗角力〜大井沢)
・東、梅原、薄井、溜口
・秋晴れの中、朝日連峰を縦走してきました。途中アクシデントはありましたが、特に2日目はみんな
 良く歩きました。朝日の小屋は良く整備がされており、きれいな(新しい)小屋が多い様です。

2)9月22日(日)
・小林、本間夫妻
・安達太良山
・朝早く矢板を出たので、7時にはゴンドラ駅に着きましたが、早すぎた為ゴンドラは動いていません
 でした。この為、下から登る事にしました。生憎の空模様でしたが、ゴンドラ駅から山頂に掛けての
 登山道は良く整備がされており、快適に歩く事ができました。くろがね小屋に着いた頃には雨に替り、
 ここでお昼を食べ、下山しました。

3)9月25日(水)
・北会津・額取山              写真は山岳写真館Q5をご覧下さい。
・小林夫妻
・郡山南インターを降り、郡山と磐梯山の中間付近にある山です。紅葉時期には山が燃えるほどに赤く
 なると言われています。標高は1006mですがアップダウンが結構多く、意外と苦労させられます。
 磐梯山、安達太良山を真近に、また遠くに那須を見る事ができ展望も最高でした。
 また、いい温泉を見つけて来ました。

4)9月26日(木)
・県民の森
・小林
・県民の森のきのこの観察会に行って来ました。キャンプ場ではマイタケ2株を見つけた人がいました。
 (こんな身近な所にあるのかと驚き・・・)また、ツバタケの良いものが出ていました。

5)9月28日(土)
・栗駒山
・岸
・いわかがみ平から栗駒山に行ってきましたが、前線の影響でスタート時点から雨に降られます。この
 後も、雨足は強まるばかりで、頂上を目前にしてこれ以上は危険と判断して下山しました。

6)9月29日(日)
・谷川岳・天神尾根             写真は山岳写真館Q6をご覧下さい。
・梅原、薄井
・天神尾根から谷川岳(トマの耳、オキの耳)に行って来ました。天気は明け方から急速に回復し、山頂
 付近では今が盛りの紅葉とガスが織り成す幻想的な景色を存分に楽しんで来ました。第2いろは坂は、
 明智平近くで崩壊した道路も25日には1車線通行で復旧していました。また、今回の台風で第2い
 ろは坂の登り口付近で土砂崩れがあった様です。(事前に道路情報をご確認下さい。)

平成14年10月1日受付 山行報告   山行計画はこちら

梅原さんからの山行報告です。   写真は山岳写真館Q6ご覧下さい。

谷川岳
日時:9月29日(日)
山行:天神平〜トマの耳〜オキの耳
メンバー:梅原、薄井
コース:
9/29(日)矢板5:05===8:17土合8:30===8:47天神平8:50−−−10:55トマの耳11:05−−−
    11:15オキの耳12:35−−−14:10天神平14:15===14:50一の倉出会15:10===
    15:30湯テルメ谷川16:30===20:15矢板

記録
  天気予報では『ぐずついた天気』となっているが、前線は完全に通過しており、『いい天気になる』
と信じて5時過ぎに矢板を出発・・・。まだ薄暗い中、
今市までは濃い霧に包まれ天気が心配されたが、『宇都宮・日光道路』に入ると男体山方面に青空が広
がる。俄然、気持ちが高揚してくる。天気予報のせいか行楽に来る車も少ないとあって、ハイペースで
谷川に向う。水上に着いた頃には西の空はかなり青空が広がって来ていた。ただ、谷川岳方面だけはま
だ厚い雲に覆われている。
  土合駅からロープウェイで天神平に向う。天神平付近では眺望もあるが谷川岳の頂上付近や対面の白
毛門、朝日岳などはまだ白い雲に覆われている。しかし、ロープウェイ終点付近では陽が差しており、
風もなく、また、登山者も少ないので快適に歩ける。少しずつ紅葉も始まって来ている様だ。非難小屋
で一息入れ、いよいよ急坂に差し掛かるが、ここで小山市の体協主催の『中高年登山教室』約80名の
団体に追いつく。ちょうどこの頃からガスが出始め、思う様に進めない隊列に苦労しながらも、所々で
休憩している間をすり抜ける様にし、11時前にはトマの耳に立つ。
  この時は『視界は0』だった。少しの休憩後、団体さんが沢山登って来て騒然となって来たので、オ
キの耳へ向う事とする。
  急に辺りは静まり返り、赤く染まった木々に目を奪われながらゆっくりと歩く。しばらくしてオキの
耳に着く。が、ちょうど地元の山岳会の方々の大宴会が終わった頃・・・。その方々から漬物と枝豆を
たっぷりと戴き、我々もビールを取り出し飲み始める。・・・と、その時、急にトマの耳方面のガスが
切れ初める。『オジカ沢の頭』辺りもガスの中に見え隠れする様になる。それからは、自然が織り成す
ファンタスティックな世界・・・。真綿の様な真っ白いガスの中から、今が盛りと色ずいている木々の
紅葉と、熊笹の緑に覆われた急峻な山肌が、少しずつ、少ーしずつ、形を替え、形を替えしては、その
姿を、徐々に徐々に現してくる。暫くは、飲むのも忘れ、目の前に繰り広げられている、素晴らしい情
景に心を奪われ、立ち尽くす。
  それからは急速に天候が回復し、気が付くと360度の展望が得られるようになっていた。足元には
真っ赤な絨毯が敷き詰められ、一の倉岳方面の紅葉が美しい。またトマの耳からオジカ沢の頭、万太郎
へと続く尾根はその急峻な姿と鮮やかな色合いが実に見事だ。目の前には白毛門、朝日岳がその雄姿を
現し、遠くは、浅間山から、その東に赤城山、また近くには武尊岳から、その後方に日光連山、尾瀬の
山々、更に、北の方角には越後の山々などを眺める事ができる。最後には一の倉沢、マチガ沢のガスも
完全に消滅し、素晴らしい景色を楽しむ事ができた。『ふっと』気が付いて時計を見たらあっという間
に1時間が過ぎていた。また、この間にオキの耳に登ってくる人も数組しかなく、静かな、静かな、素
晴らしーい、一時を過ごす事ができた。
  結局、頂上では1時間20分程居たが、時間もなくなってきたので下山に掛かる。途中非難小屋の手
前で団体さんに追いつき、またまた渋滞したが、ノンストップで天神平まで下山する。車に戻ってから
は『一の倉沢出会』まで行き、頂上付近が紅葉している一の倉の岩壁を見上げ、『湯テルメ谷川』の露
天風呂で汗を流し、沼田の『山彦』で蕎麦を戴き、8時過ぎに帰栃しました。お疲れ様でした。

(参考)・・・携帯電話のテスト
※トマノ耳/オキノ耳:Dは3本、会長と交信済み。

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